2017年のスイッチが、まだ勢いを得始めたばかりの頃

スイッチに突如として彩京復活と銘打たれ

かつて、STGゲームの有名メーカーとして名を馳せた彩京のアーケードSTGを

DL販売で配信するというプロジェクトが登場した。


最初に配信されたのは、ストライカーズ1945

開発を手がけたのはゼロディブ。それ以前はPSで

主にゲーム開発・リリースをメインにしていたゼロディブであったが

開発ゲームの評判が非常に悪く、数々のクソゲーを生み出したことから

今回のスイッチでの彩京復活プロジェクトは大丈夫か?とゼロディブの

それまでの悪行を知る者からは、不安の声が挙がったものの

いざ発売されてみると、予想以上に無難な作りであったのと、スイッチの携帯モードでの

モニターの自由さを活かして、縦画面に任意で切り替えることが出来るなど

どうした!?ゼロディブ!?と別の意味で驚きの声が上がるプロジェクトとなった。


【セール効果】8月第1週のニンテンドーe-ShopのDLランキングで、ストライカーズ1945がスプラ2を抑えて一位に!


その後も、彩京復活の名の通り、定期的に彩京STGと更には

脱衣麻雀であったホットギミックなども全てDL専売で発売し

ゼロディブはスイッチに於いて生まれ変わったとも言えるほどの

変貌を遂げ、今では好意的な目で見ている人も多くなったように思われる。


現在ゼロディブは、かつてのゲームの版権を買い取ったり、ちょっとマイナーなタイトルの

CDを作ったりしているシティコネクションの子会社となっており

今度、そのシティコネクションがパブリッシャーを務めるタイトルとして

彩京タイトルのコレクションパッケージタイトルを2作出す予定となっている。



シティコネクションの傘下となり、ゼロディブは今現在

彩京タイトルのゲームを作っている状況にあるが、彩京の代表的タイトルの

ストライカーズの血を受け継いだ新作を現在鋭意製作中であることが語られた!


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ゼロディブが完全新作・彩京ライクのSTG『ストライカーズ2020(仮)』を製作中であることが語られる!更に麻雀ゲームについても色々な動きがある模様?

スイッチで今や存在感を増しているゼロディブ。

現在も、彩京タイトルを初めとして様々なゲーム開発に関わっているようだが

ゼロディブの信頼度を上げることになった、ストライカーズの新作が

現在鋭意製作中であることが、4gamerによるシティコネクションとゼロディブの

関係者に対してのインタビューにて明らかにされている!更にアーケードを

彩った麻雀ゲームに対しても何かしらの動きがある可能性も示唆しているようだ!

彩京シューティング新作「ストライカーズ2020(仮)」の開発も始動!

4Gamer:
 続いて新作情報を聞かせてください。「ストライカーズ2020(仮)」なる新作を用意していると聞いているのですが。

吉川氏:
 「ストライカーズ2020(仮)」ですが,ライブラリシリーズは進めていくとして,同時に新作も作らなければと考えたのが企画の始まりです。シティコネクションはゲームのIPを集めて,ライブラリを作るだけの会社ではないということです。また,彩京だけでなくジャレコのタイトルも新作のラインを引いていく予定で,割合としてはライブラリ3~4本に対して,新作1本くらいにはなるかなと考えています。

4Gamer:
 ストライカーズの新作に決まった理由はあるのでしょうか。

吉川氏:
 彩京の新作で何を作るか,といった話を原神としたときに,まずは「ストライカーズ」でしょって。そこの意見は最初から私と原神で完全に一致していました。ですが,まだタイトルが決まっただけでして,現状は「ストライカーズ2020(仮)」はどういったチーム編成で開発していこうか? みたいな話をし始めたくらいです。

4Gamer:
 発売時期やプラットフォームについてお話しいただける情報はありますか。

吉川氏:
 そのあたりは全然決まっていません。プラットフォームは現時点で決め打ちする状況ではないですし,そもそもウチは基本的にマルチプラットフォームでやっているので,「ストライカーズ2020(仮)」もマルチプラットフォームで展開することになると思います。

4Gamer:
 マルチプラットフォームということは,家庭用機向けに発売されるということでしょうか。

原神氏:
 まずは家庭用機向けですが,ストライカーズはアーケードからのタイトルなので,マルチプラットフォームの中にはアーケードも含まれると思います。

吉川氏:
 シティコネクションとゼロディブのマルチプラットフォームという定義にアーケードは確実に入っています。ただ何度も言いますが,「(仮)」ということで,まだ何も決まっていません。実は今日「ストライカーズ20XX」で発表しようかなと迷っていたぐらいなんですよ。2020年に出なかった時のために(笑)。

4Gamer:
 「ストライカーズ2020(仮)」にしたということは,2020年には発売されるということでしょうか。

吉川氏:
 ……それはまあ,2020ってタイトルをつけたらこちらの気合が入るじゃないですか(笑)。

原神氏:
 2021だとキリが悪いんですよね。あと,ユーザーさんをそれほど待たせることなく新しい「ストライカーズ」を提供したいとも考えていますし。

4Gamer:
 内容は決まっていないということですが,戦闘機を操作する縦シューである,といった大前提は踏襲しているんですよね?

原神氏:
 はい,そこはもちろんです。縦画面モニターに対応した縦シューになります。

4Gamer:
 あくまでイメージとしてですが,「2020」は従来の「ストライカーズ」シリーズでは,どの作品に近いゲームになりそうですか。

原神氏:
 ユーザーさんが「ストライカーズ」と言われて思い浮かべるのは,「ストライカーズ1945」「ストライカーズ1945 II」だと思うんですよ。ですので,それらに近い感覚にはなると思っています。ただ,難度的に初めてシリーズを遊ぶユーザーさんが楽しめない可能性もあるので,そこは工夫したいところですね。

吉川氏:
 我々は社長兼プロデューサーであって,プランナーやディレクターではないので,いま話していることがすべて白紙になって,ゲームが完成する可能性もあります(笑)。現状ではこんな話をしていて企画は進んでいるということを知ってもらえればなと。

4Gamer:
 話を聞く限りでは,往年のファンが思い浮かべる「ストライカーズ」シリーズのイメージから大きく離れることはないようで安心しています。

原神氏:
 これまでシリーズを楽しんでくれていたユーザーを後悔させないタイトルにしていくことが一番大事だと考えています。

吉川氏:
 ただ,最新のシューティングゲームの情勢も取り入れるべきですよね。グラフィックスや演出面の見せ方は,当時よりも高画質になっているので派手にはなると思うんですけど。

原神氏:
 当時のシューティングをそのまま作ります! っていうのは言ってしまえばただの逃げだと思っているので。いまの時代に即したものを作るといった使命感は持っています。

4Gamer:
 彩京弾※の有無も気になります。

※彩京弾:見てから回避するのが非常に難しい高速弾。また,高速弾を絡めた一連の弾幕の総称

原神氏:
 彩京シューティングを作るうえで絶対に外せない要素だと考えてはいます。

吉川氏:
 ファン目線の話をすると,いまの解像度で彩京的なパワーアップアイテムやボムがあって,彩京弾が飛んでくるだけで激アツですよね(笑)。

原神氏:
 彩京のシューティングゲームは,“彩京シューティング”と呼ばれる1カテゴリーとして,ユーザーに親しまれてきました。彩京弾もそうですが,いまも言葉して残っているのはとてもありがたいし,光栄なことだと感じています。

吉川氏:
 彩京シューティングの系譜から外れるくらいであれば,最初から別のIPを使います。そこは実際に作るディレクターに伝えていかないといけませんね。

彩京のもう一つの顔。「ホットギミック」シリーズの復活も!?

4Gamer:
 今年は「対戦ホットギミック アクセス雀」もNintendo Switchに配信されるとのことですが,こちらはPS2で発売された同作を純粋に移植するといった認識で大丈夫でしょうか。

原神氏:
 そうなりますね。ですので,白い光は入らない感じです。

吉川氏:
 ただ見た目というか,解像度はかなり変化しています。

4Gamer:
 白い光といえば,「ホットギミック」と並ぶ麻雀タイトルの「スーパーリアル麻雀」シリーズもNintendo Switchで発売されています。あちらは順次過去のシリーズを展開していくことが発表されていますが,「ホットギミック」も過去作の移植や,新作を作る予定はあるのでしょうか。

原神氏:
 そうですね……。考えていますとだけ(笑)。

4Gamer:
 保有しているIPを考えると,ジャレコの「スーチーパイ」シリーズと「ホットギミック」シリーズのコラボレーションも面白そうです。

吉川氏:
 そこは考えていないわけがないですよね。ただどういった形でみなさんにお見せするかについては検討を進める必要があります。

原神氏:
 単に「ホットギミック」と「スーチーパイ」のキャラクターを合わせて麻雀をしますというだけでは,両シリーズのファンは納得できないと思うんですよ。現段階では,いい着地点を見つけるべく,模索中といった状況になりますね。

4Gamer:
 ところで,アーケード版の「ホットギミック」の移植はやっぱり難しいんでしょうか。白い光を使ったりとか……。

原神氏:
 いまの時代の倫理的な問題を解決するのが難しいんです。そもそも“おしおき”といった表現がダメで,「おしおき=女の子に暴力を働いている」といった判断になってしまうので。ですので,家庭用に移植したタイトルは“ハプニングH”っていうカテゴリーにして解決しました。いずれにせよ今後,移植や新作を出すにしてもギリギリまでこだわっていきたい,妥協はしたくないですよね。

 今回配信する「アクセス雀」ですが,PS2版を出す時にCEROさんと打ち合わせをしたときに,対象年齢15歳以上じゃなく,当時の一番上のレーティングである18歳以上を目指したいと主張したことを覚えています。家庭用に移ってもギリギリまでユーザーさんに見せてあげたいというこだわりがありましたね。
 また,今回は移植ですが,「ホットギミック」シリーズで次をやるのであれば,オリジナル――新しい作品を作りたいと考えています。

吉川氏:
 いまってゲームを遊べる形態ってたくさんありますよね。ですので,隠さなくても出せるプラットフォームもあるんじゃないかなって思っているんですよ。
 現状はフラットに,どのハードで出すのか,ハードではなくクラウドなのか,発売するのも日本なのか海外なのか,そういった思いつくすべての選択肢を全部混ぜて,「ホットギミック」というIPをどう展開していくかを考えているところです。
 少なくとも,隠して制限して,開発の方も苦労して,ユーザーも満足できないプラットフォームでわざわざ出す必要はないとは思っていて,そこはしっかりと考えていきたいですね。

原神氏:
 開発もユーザーも満足する形で展開したいですね。

4Gamer:
 脱衣の方もですけど,当時のユーザーとしては,アーケード版のジャンファイト※がやりたい気持ちもあります。

原神氏:
 「ホットギミック」シリーズは,脱衣麻雀をまっとうに作ったタイトルのつもりだったんですが,一部ユーザーさんにとっては「ジャンファイトがメインだ!」という人までいるぐらいなので,そちらをフォロー,ピックアップする企画も動かしています。
 また,いまの麻雀ゲームは4人打ちが主流になってきていますけど,こういった2人打ちの麻雀ゲームの文化は残していきたいし,今後面白い形で出せたらなと考えています。

4Gamer:
 脱衣麻雀に100円を積んで必死に遊ぶといった文化は,いまの若い子には伝わりづらいかもしれません。

吉川氏:
 そうですね。「ストII」で負けてムカついたから「スーパーリアル麻雀」をやる,みたいな(笑)。シューティングはもちろん,麻雀ゲームでも他社さんと話がしてみたいですね。それこそいまNintendo Switchで「スーパーリアル麻雀」を出しているマイティ―クラフトさんなんかとは一度お会いしたい。

原神氏:
 「スーパーリアル麻雀」「ホットギミック」「スーチーパイ」と3つそろったら夢が広がりますね。

吉川氏:
 あとは「アイドル麻雀ファイナルロマンス」シリーズシリーズなんかも。

4Gamer:
 お話があれば,ぜひ4Gamerで記事化させてください(笑)。

原神氏:
 実現すれば面白いかもしれないですね。脱衣麻雀ゲームの重鎮座談会! みたいな(笑)。

相当長い引用になってしまったが、ゼロディブは現在彩京STGライクな

新作STGである『ストライカーズ2020(仮)』をアーケードも含んだ

マルチプラットフォームでの制作を行っているということ。

どのプラットフォームで出るかはまだわからないが、インタビュー内に

縦画面モニターに対応した縦シューになるという発言から、まずスイッチは確定的だろう。

かつて、ゲーセンを彩った脱衣麻雀系のゲームについて色々と模索しているようだ。

少なくとも、かつてPS2で発売された「対戦ホットギミック アクセス雀」を

スイッチ用に出すということは確定とのこと。またかつてジャレコのIPとして

人気のあったスーチーパイや、今現在スイッチで次は6が5月23日に発売される

スーパーリアル麻雀シリーズや、そしてこれも今はなきビデオシステムがかつて

ゲーセンでリリースしていたアイドル麻雀ファイナルロマンスシリーズなどにも言及をしている。

こちらは規制のあるハードではやりたくない…という、某ハードへの皮肉めいた

発言が飛び出しているが、こちらはどうなるかは現時点の情報ではまだまだ不透明である。


インタビューに於いては、かつて酷評されたゼロディブのゲームについての

弁解もあるが、これはどこまで信じるかはそれぞれの人次第といったところか。

原神氏としては、不本意な結果だったというのは間違いないだろうが…。

いずれにせよ、スイッチでは非常に丁寧なゲームづくりで信頼を勝ち取っているゼロディブ。

今回のストライカーズ2020(仮)は完全新作ということで、どんな出来になるかは

まだ不安なところがあるが、その不安を吹き飛ばすような良いゲームを作ってくれることを期待したい。


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