21~24日まで、幕張メッセで行われた、日本最大の

ゲームイベントである東京ゲームショウ


基本的にSIEが主導で行い、任天堂やMSが不参加という

日本最大のゲームイベントを名乗る割には、かなり寂しいものがあるが

それでも、サードパーティなどの出展は多く、それなりの規模にはなっている。

また、最近ではCSゲームよりはスマホなどのソーシャルゲームの出展が

増えているようで、CSゲーム業界的には存在意義がどんどん小さくなっている。


と、東京ゲームショウの現状を語るのは、本筋から外れるのでこれぐらいにして

最近では、大手メーカーの他に、インディーズ…すなわち小規模的な開発ゲームの

出展というのも増えている。もっとも、インディーズの定義はやや曖昧で

大手サードなみの大作を出すところも存在するが。


ゲームの開発費などが、マシンスペックの向上からどんどん上がり

それに伴い、ゲームの制作期間も長くなっている現状、リリースが空かないように

その隙間を埋める、インディーズタイトルは各社共にその存在感が大きくなっている。


さて、今回のTGSでも、インディーブースが作られていたが

そこで起こった光景を、あの日経が記事にしている。


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日経「インディーブースには121社が出展していたが、そのうちわずか10社程度のスイッチにもリリースするブースが盛況だった。」

TGSに於ける、インディーズブースの様子を記事にしたのは

なんと、日経新聞である。

その昔、岩田社長に名指しで報道の酷さについて指摘され非難された

あの日経新聞が、珍しく任天堂のポジ記事を書いている。

 主役不在のスイッチ祭り――。千葉市の幕張メッセで24日まで開かれた世界最大級のゲーム見本市「東京ゲームショウ2017」では、不思議な光景が見られた。任天堂はこのイベントに出展しないのが通例で、今年も不参加だったにもかかわらず、会場の一角で盛り上がっていたのは「ニンテンドースイッチ」だったのだ。

この記事は、会員にしか全文が見れない記事になっているが

その全文は、2ちゃんのこちらのスレの62番のレスにあるのだが

このインディブースには、121社が出展しており、そのうちのおよそ10社ほどが

ニンテンドースイッチ向けのリリースを行うものを展示していたのだが

それが一番盛況だったというのだ。この流れには業界関係者も驚いているとの声が

上がっていることも紹介されており、任天堂下げ記事が得意な日経としては意外な記事でもある。


さすがに、実際に起こっていることを歪めて書くわけには行かないということだろうが

それにしても、日経がこのような報道をした意義は、今までの日本のマスコミの

任天堂に対する報道姿勢からすると、驚くべきニュースになる。

ニンテンドースイッチの全体の10#程度にすぎない出展数でも

盛り上がったことは、今のスイッチの勢いと、PSでのインディーズタイトルには

PSユーザーからあまり興味を持たれていないことを示す証拠になるということだろう。

実際にスペックがあるゲーム機で、小粒タイトルをあえてやろうとは思わないと考えている

層も多数居ると思われ、スイッチはその点がやはりハードコンセプトの時点で

インディーズの小粒タイトルとの親和性が高いということを、改めて思い知らされる話になっている。

出展費用を多く負担したSIEとしては、面目丸つぶれのような話でもある。


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