先日、2019年4Qの決算を発表し、あつ森を筆頭に凄まじい

営業利益とソフトの売上を公表するに至った任天堂。


【圧倒的】任天堂の2019年度4Q決算が発表!あつ森が全世界で1177万本を売上げてスイッチ史上最高の出だしに!


ニンテンドースイッチが発売されてから丸3年。

業績は任天堂の業績予想を上回る絶好調で推移しており

2019年4Qは年間でスイッチが2100万台以上全世界で売れるなど

まさに3年目というハードの一つのピーク時期にふさわしい結果を残した。

今現在あつ森が、世界現象というレベルで流行しており、あつ森は発売から

わずか6週間で1341万本のシリーズ歴代最多売上を早々と更新するなど

相変わらず任天堂の強さが浮き彫りになっている状況となっている。


通常ハードの歴史の中で、一番のピークを迎えることが多い4年目のハード展開に

現在のニンテンドースイッチは突入しているわけであるが、ゲーム業界…というよりは

全世界の喫緊の問題として、今は新型コロナの影響が甚大な影響を及ぼしている。

任天堂の娯楽産業も例外ではなく、このコロナ禍に於いて打撃を受けている…

とはいっても、コロナ感染拡大防止のため家庭内での娯楽が現在大きく見直されており

そのコロナ禍真っ只中に投入されたあつ森が、おそらく予想以上の需要を生んだ側面もあるのは誰も否定はしないことだろう。


というわけで、ソフトの売上についてはある種の追い風が吹いている状況でもあるのだが

問題はスイッチ本体の供給体制にある。本体をメインで生産している中国の工場が

コロナの影響によって稼働率が下がっており、部品の調達も厳しいという状況に陥っており

任天堂は2月に公式ページにおいて、スイッチとリングフィットの供給体制が

十分に取れないということをユーザーに向けて告知している。

そして、その呼びかけどおり、現在は4年目のスイッチがまさかの品切れ状態を

暫く続けており、転売屋などによって高値で取引されているという、4年目のハードでは

今まで見たこともないような現象が起こっている状況である。現在も最悪の時期は脱したと思われるとは言え

ネットで抽選販売を行えば、その抽選枠に多くの応募が殺到し、買いたい人がいつでも買える…

という状況には、程遠い状況となっている。あつ森という本体を牽引できるキラータイトルが

発売されたからというのもあるだろうが、任天堂としてはチャンスに歯がゆい思いを抱いているのは間違いないと思われる。


当ブログの売上まとめ記事を見る限りでは、ここのところスイッチの生産については

徐々にまた増えてきているであろうことは見て取れるようになっている。最新の結果では

Liteを合わせた本体の合算販売数が10万台にまで回復しており、最悪だった時にくらべると随分数字は持ち直した

(平時であればこの時期に10万も凄まじい売上なのだが、あつ森の影響があるので本体が潤沢であればもっと売れたと思われる)

状況にはあるが、市場での入手のしづらさを見るとまだまだ機会を損失しているとも思われる。


ここのところの新型コロナの感染者数については、中国では目立った数字は聞こえてこない状況にはなっている。

実際の数字がどうであるかは誰にもわからないが、少なくとも対外的に数字を抑えているように見せている

中国では経済活動なども徐々に再開をしつつあるとのことで、工場の稼働も戻ってきていると

先々週の結果の数字を見ると察せられる。任天堂がスイッチの生産を20%引き上げたという

海外発の情報もあったが、実際に現時点でスイッチの生産は徐々に改善しつつある…

任天堂の古川社長が、質疑応答にて現在の状況と展望を語っている。


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任天堂・古川社長「スイッチの生産体制は改善の兆しが徐々に見えつつある」

任天堂は決算で最初に速報的な短信と決算資料を公式ページに掲載し

そこから1~2日遅れて株主からの質疑応答を同じく公開している。

今回は最新の質疑応答から、任天堂の古川社長が株主からのコロナに関する

多くの質問に答えており、その中で現状のニンテンドースイッチの生産状況についても

触れている回答が掲載されていることが確認されている。


出典:https://www.nintendo.co.jp/ir/pdf/2020/200508.pdf


ほぼコロナの質疑しか無い今回の質疑応答であるが、その中で重要なのはこの1番の質問だと思う。

現在のコロナ禍における影響や、今後の展望、そしてスイッチの現状の生産状況等に触れられている。

スイッチの生産状況は徐々に改善しつつあるということを古川社長が語っている。

現状は、その生産も最悪の時期を脱したようで徐々に改善傾向にあるということが述べられている。

現時点で、コロナの第二波・第三波も予想される中、どちらかと言えば良い方向に向かう場合の

予測を答えているということになるが今後どうなるかは、今の時点では誰にもわからない。

良い方向の展開になっていくことを望むばかりではあるが…。

開発もリモートワークで思うような開発ができていないということもあるそうで、これが

ニンテンドーダイレクトの遅延やmini化につながったというのもおそらくあるのだろう。

コロナで全世界が非常に暗い状況となっている中、ニンテンドースイッチの生産に回復の兆しが見えるのは

当然ながら明るいニュースである。どうにかコロナの猛威が収まってくれることをただただ願いたいが…。


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