今年で初代が発売してから24年目となる、12月3日に

全世界で発売された、初代PSのミニチュアサイズハードとなる

PSクラシック



明らかに任天堂が発売した、ミニチュアサイズのファミコン・スーファミの後追いの

二番煎じとなっていたハードになるが、SIEとしてはファミコンミニが発売される前から

計画されていたという話は出ている。正直嘘くさいが。←


その話の真偽は別にどうでもいいとして、発売されたPSクラシックは発表当初、数量限定販売と告知され

PS+会員先行で予約が行え、その後一般店舗での予約も出来るという形になった。

おそらくSIEとしては、予約で争奪戦が繰り広げられれば話題になると思ってはいたのだろう。

実際にある程度予約は入ったようだが、正直ファミコンミニやスーファミミニほどの熱量は感じられなかった。

そして、実際に発売日が来た時には、お店でも売れるのかと思いきや、当日販売分が普通に買えるだの

そんなツイッターでのツイートが目立つ結果となった。最初に煽っていた人気にはどうやら程遠かったようで

最終的にメディクリで売れた台数は初週12万台であったことが明らかにされた。

ファミコンミニやスーファミミニの結果に比べると、かなり少ない売上になった。


最終的にこれが成功したか失敗したかの判断は当然、SIEがするわけで

その内情は我々にはわかるはずもないが、少なくとも商品としてはファミコンミニやスーファミミニとは

比べるのもおこがましいほど、ひどい商品であるということが発売前から言われていた。

オープンソースのエミュレーターを利用したり、デュアルショックの無いコントローラー。

お粗末なUI。中断セーブが一箇所しか出来ないなど、ファミコンミニやスーファミミニの

後追いになっている状況でありながら、その出来はファンからの失望の声が多い。


実際に、上記Amazonでの商品リンクで見れるレビューもかなり手厳しい評価がくだされているPSクラシック。

海外のレビューサイトには、残念ながら今年のガジェット商品の中でも最悪な一つとして選出されてしまったようだ。


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海外レビューサイトでPSクラシックが酷評される。今年最悪のガジェットの一つという評価をされてしまう。

ファミコンミニやスーファミミニは、それぞれのハードのミニチュアサイズという

コレクション性もさることながら、収録タイトルは任天堂の定番タイトル含め

サードのソフトもそつなく入っており、特にスーファミミニは完成はしていたものの

発売タイミングがはかれずに、結局発売されること無くお蔵入りとなったソフトである

スターフォックス2が収録されるという嬉しいサプライズがあった。

PSクラシックは二匹目のドジョウを得られるか?と思いきや、日本国内でも酷評され

海外でも酷評されている。原因は様々あると思うが、とある海外のレビューサイトが

今年発売されたガジェットの中で、ワーストなガジェットの一つであるというレビューを投稿している。

PlayStation Classic

1: Half the games are PAL ports and do not run well on U.S. TVs
2: Missing classics like Gran Turismo, Crash Bandicoot and Tomb Raider
3: Doesn’t include a power adapter
4: Only one suspend point
5: This product makes me angry

2018年のベストガジェット・ワーストガジェットをレビューするこの記事では

ワーストガジェットの中にPSクラシックが選出されている。ご丁寧に記事タイトルには

PSクラシックは買ってはいけないという見出しまである。


他のワーストガジェットが、それなりの選評になっているのに対して

PSクラシックは箇条書きのえらいシンプルな内容の選評となっている。

もうなんだか、色々と察してくれと言わんばかりの寡黙な内容だが

5番目のこのガジェットは私を腹立たせるといった

選評が全てを物語っていると言えよう。要は、語り尽くせないほどの不満点があるということだろう。

行間を読んでねといったところだろうか。ちなみに、スーファミミニは昨年の

TIME誌において、ベストガジェットの第6位に選ばれていたりする。


The Top 10 Gadgets of 2017


ファミコンミニやスーファミミニや、PSクラシックは現時点では主力にはならない

いわばファンアイテムである。正直、これらの売上が現行機に大きく影響することはないだろう。

しかし、過去のファンに対してのサービスを前面に押し出した任天堂と

ただの小金稼ぎと受け取られても仕方ないような、手抜きな商品を出したSIE。

その企業姿勢の違いについては、確実に見る人が見れば、大きな差になっている。

過去のファンの思い出をないがしろにしたSIEの姿勢は、正直個人的には評価するに値しない姿勢であると思っている。


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