昨年の12月3日に、初代発売から24年目となった日に

ファミコンミニの二匹目のドジョウ…と言われてもしょうがない、初代PSを

手のひらサイズにして発売したPS Classic



コンセプト自体は無難であったものの、発売前にファミコンミニより前から話はあったと発言されたり

収録タイトルこそそれなりだったにもかかわらず、中断データが1つしか作れなかったり

オープンソースのエミュレーターを使用したり、様々な部分で粗雑な作りが目立ち

社会的にも話題になったファミコンミニと比べると、売上的にかなり寂しい滑り出しとなった。

年末商戦でそれなりにCMをしたにもかかわらず、初週の売上は12万台程度にとどまり

ジャンプの50周年記念で出した特別版ファミコンミニと、ほぼ大差ない売上となってしまった。

実際に購入した人からの評価もかなり低く、特に海外ではTVの出力形式の違いなどの

調整すらも行っておらず、非常に酷評され、とあるサイトでは2018年のワーストガジェットの一つとまで評されてしまった。


日本でも発売前に一瞬話題になったものの、発売後は全く話題にならず

海外では投げ売りを行う小売も出てくるという惨憺たる結果となってしまった。

ファンアイテムこそ、真面目に作る必要があると管理人は考えているが

それとは真逆の雑な作りに、ユーザーが相応の評価をしたという結果となっている。


さて、最初はPS+加入者限定で予約し、いかにも手に入りにくい感を演出していた

PS Classicだが、発売日に普通に店舗で買えると言った報告が相次いでいた。

初週の販売台数が、メディクリの本家でのコメントで初週に触れられた以降

全く売上については情報が無かったPS Classicだが、結果は無惨なものになってしまったようだ…。


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『PS Classic』発売からわずか3ヶ月で4000円の値下げ!ファミコンクラシックミニと同価格に…。

先にも書いたが、PS Classicが発売されたのは1994年12月3日に発売された

初代PSから丸24年経った2018年12月3日である。中途半端な年数であるが二匹目のどじょうを

狙うために急いで発売を行ったのかも知れない…ただの憶測だが。


そのPS Classic、最初の販売価格は9,980円+税であった。(税込10,778円)


出典:https://www.jp.playstation.com/psclassic/


ところが、発売からまだ3ヶ月も経っていないこのPS Classicの価格が改定され

定価から4000円引きとなる5,980円の新価格で今後は販売されることとなった。

公式ストアでこの値段である。Amazonなどの小売も一斉に価格改定が入っている。


出典:https://pur.store.sony.jp/psclassic/products/psclassic/SCPH-1000RJ_product/

出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B07JYZ51M8/


一気に4割引きという大幅値下げ…。PS関連ではソフトのベスト版が

かなり早い段階で出されるが(奇しくも昨年9月に発売したスパイダーマンも廉価版が発表されたようだ)

まさかPS Classicがこれだけ公式ですぐに値下げが行われるとは…余程在庫がひどいことになっていたのだろうか…。

なお、この新価格はファミコンクラシックミニと同一価格であることにも触れておく。


出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B01M1VMFUA/


発売から僅か3ヶ月での大幅値下げは、当然ながら発売日に定価近くで買ったユーザーからすれば

アホらしいとしか言いようがなくなるのは、間違いないだろう。普及を目指す現行機のハードの値引きならともかく

それと並行してじわじわ売っていけばいいはずの、ただのファンアイテムをたった3ヶ月で4割も値引くのは

正直正気の沙汰とは思えない愚行である。結局の所、早期に購入したユーザー(小売も泣かせる)がバカをみる

非常にユーザーを舐めた売り方であると言わざるを得ない。PS Classicは余程目標より売れなかったということなのだろう。


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