2016年に任天堂がファンアイテムとして企画し、当初はそこまで売れると言った予想をしていなかったことから

生産分の限定販売を行う予定だったところ、国内外で任天堂の想像以上の反響が巻き起こり

初回の販売はすぐに品切れ。その後、限定生産だったものを急遽増産することを決定した

商品である『ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピューター



現在は再生産され、潤沢な在庫も用意できているようで購入することは

特に問題ない商品となっているが、改めてファミコンというハードが持つ

資産的価値をユーザーに示した商品と言える。

その後、任天堂自身が翌年にSFCのミニバージョンを販売しこちらも盛況。

更には、ネオジオミニやセガのメガドライブミニなどの追随商品も販売され

その販売時には大きな話題となっていた。任天堂が先立って商品を作り

その後ミニブームとでも言うべき流れが現在は出来ている状況である。


そして、この任天堂が作り出したムーブメントに乗った会社の一つに

SIEも名乗りを上げ、1994年12月3日に発売した、初代PSの手のひらサイズのミニバージョンである

『PS Classic』が昨年、PSの発売から24年となる2018年12月3日に発売された。



発表当初はかなりの反響があったものの、いざ発売されてみると公式ではない

オープンソースのエミュレーターを利用してのゲーム動作や、途中セーブが1つしかスロットがないなど

ファンアイテムだからと言った認識があったのか、あからさまな手抜き商品となっていることが

実際にプレイしたレビュアーから明かされ、散々な評価の商品となってしまった。

特に海外のガジェット評論サイトでは2018年全ガジェットの中で、最悪なものの一つ

酷評されるまでに至った。もちろん、日本での評価も芳しくない。


さて、日本では最初はPS+会員限定での予約を行ったりして

あの手この手で特別感を出そうとしたものの、初週の販売台数は約12万台だったことが

明らかになっているPS Classicだが、北米市場でもその売上は惨憺たるものとなったようだ。


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『PS Classic』が北米市場で、3年目の年末商戦を迎えた『NES Classic』に売上で負けていたことが海外のメディアで報じられる!

海外では2016年11月11日に発売した『NES Classic』(NESはNintendo Entertainment Systemの略)

2018年の年末商戦は、NES Classicにとって3回目の年末商戦という形であったわけだが

その売上は、12月3日に発売したPS Classicを遥かに越えたことが海外メディアの報道によって明らかとなっている。

That the PlayStation Classic isn’t doing well has been clear for a while, given the bevy of price cuts we have seen for the microconsole in just over a month since it first came out. There are a variety of reasons as to why it might not have done well, from a poor lineup of games to well documented and reported emulation issues.

However, just how poorly it is doing may come as a shock to many—for instance, last month, the NES Classic, the two year old reissue of the 30 year old console, outsold the PlayStation Classic in the US, the NPD Group’s Mat Piscatella revealed on Twitter.


PS Classicを越えたのはもちろんのこと、ゲームハードをSKU単位(販売単位の最小)で見た場合に

2018年の北米市場では、スイッチのネオンカラージョイコンの本体の次にこのNES Classicが売れたという

驚くべき事実が書かれているということになる。SKU単位だと色やHDDのGBごとで数字が別になるはずなので

値段の安さや、バリエーションが一つしか無いNES Classicが優位に立つのは間違いはないのだが

それでもかなりの本体を売ったということになるのだろう。当然、海外でもNES Classicは

かなり早い段階で品切れしていたので、その再販までに時間がかかってしまったこともあって

今回の爆発的な売上につながったということも事実としてはあるのだが、それでもファミコンという

もう35年以上前のコンソールのファンアイテムが、これだけ売れることに驚きを禁じ得ない。

ファンアイテムと言っても、手を抜かずに全力で商品を作り上げた任天堂と

ファンアイテムだからと手を抜いてPS Classicを作ったSIE。

任天堂とSIEの考え方の違いの対比として、これだけ分かりやすい例は他に無いのかも知れない。

いずれにせよ、ファミコンの人気の凄さを改めて思い知るとともに、PSは案外そこまで

ファンが居なかったのではないか?と思わせるような事実である。

また、2018年度の第2四半期の時点でファミコンとスーファミミニが世界累計で1000万台を

販売していることが確定しているが、更にその数字


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