今は昔に比べると、かなり勢いが落ちたが、スマホゲーが認知され始めた頃に

かなりの勢いを持った、ソシャゲーメインの会社であるGREE



ソシャゲというものが、当てれば大きいが、継続的に課金をしてもらえるコンテンツが生み出せなければ

すぐに凋落してしまうようなソシャゲビジネスの厳しさを、一般に教えてくれた会社でもある。

一時期はかなり低迷し、特にスマホのソシャゲの展開が遅れたことから苦境に立っていたが

ようやく最近は復調傾向にあるとも報じられてはいる。


このGREEで、最近非常に大きなインパクトを残したニュースと言えば

GREEの主力アプリの一つである、釣り★スタ

ニンテンドースイッチに対応して販売されるというニュースであろう。


【これが任天堂の倒し方?】グリーがニンテンドースイッチに「釣り★スタ」をリリースすることが決定!


ソシャゲを専門にリリースしてきたGREEが、スイッチに参入するという

ある意味衝撃的な出来事は、色々と会社経営に置いて形振り構わないやり方を

しなければならないのだろうな…というGREEの台所事情をなんとなく察すことが

出来るようなニュースであったが、この出来事があったからなのか

先の記事でも冒頭に書いた任天堂の倒し方発言を

(詳しくはこちらのリンク先記事で確認いただきたい)

今になって、GREEの田中社長が完全否定していることが報じられている。


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5年半ほど前の記事を今更完全否定。田中社長の思惑は?

上記のリンク先記事を参照していただくとわかるが

GREEの任天堂の倒し方発言は、ZAKZAKが報じたもので

記事の日付は2012年の12月21日とある。

しかもこれは、記事を書いた人が裏を取ったわけではなく

GREEに面接に行った人間からの伝聞という体で記事が書かれている。


なので、この発言自体は真偽不明であるものだったが、GREEから公式に否定が入らなかったので

半ばからかい半分で、この任天堂の倒し方については、ネタ的に扱われていたことがある。

この5年半近く前の記事において、今更GREEの田中社長より否定のコメントが出されている。

 「任天堂の倒し方、知ってますよ」。

 ゲーム業界ではあまりにも有名な言葉だ。グリーの田中良和会長兼社長(41)が発言したとされ、インターネット上でグリーの業績が悪化した際などに「倒し方知ってるんじゃなかったのか」など揶揄(やゆ)されている。しかし、田中氏は「言ってないことなのでわざわざ『言ってない』という必要はないと思っていた」と述べるなど、真っ向から否定。子供時代に任天堂の家庭用ゲーム機「ファミリーコンピュータ」で遊んだ“ファミコン少年”として任天堂への敬意や「倒し方」騒動への思いなどを語った。

 「経営者として戒めないといけないと思ったのは、事実じゃないことを事実じゃないと言わなかったから、肯定しているように取られてしまったことだ」。

中略

 田中氏は「発言の証拠がないのだからあえて否定する必要はない」というスタンスだったが、「インターネットで発言が引用されたとたんにファクト(事実)のように転換されてしまう」と述べ、ネット上では、たとえ証拠がない発言でも事実が作り上げられてしまうことがあると困惑している様子だった。

 一方で、「この発言が広まったときに、グリーがユーザーの支持を得られていて、もっとユーザーに愛されていれば、『そんな発言をするはずがない』と思われていたはずだ」と、グリー側にも責任があったとの見方も示す。

 その上で、任天堂の家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」向けに釣りゲームの「釣りスタ」を年内に発売し、家庭用ゲーム市場に参入することを念頭にこう述べた。「任天堂さんといいゲーム作りをすることで、結果として(悪い印象を)払拭すべきだと思っています。同じ(ニンテンドースイッチという)プラットフォームでゲームを作っているんだから、そんな発言をするわけがない、と一般ユーザーに思ってもらうしかないと思います」。

2012年には、既にツイッターなどのSNS文化は普通に一般的なものになっていたし

こういった発言があれば、すぐに拡散するような土壌は既に日本のインターネットにはあった。

その事に関しても、一般的な認知も既にあった。

それにもかかわらず、すぐに否定をしなかったということは、記事にあるとおりであれば

見通しが甘かったとしか言いようがない。ましてや、ソシャゲをメインに展開している

会社が、その事に思い至らなかったのは、どうなのかという疑問がある。


それにしても、今更否定を行ったとしても、やはりこの発言はネタとして

今後も一部で使われていくのは間違いは無いとは思われる。

釣りスタをスイッチに出すので、それ以前に悪いイメージを払拭しておこうという考えだろうが

それにしても、この否定を出すのは遅すぎた…今更としか感じない事になっているのは否定できない事実であろう。


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