管理人が当ブログを更新する際に、バックグラウンドで流している
ゲーム音楽を紹介するだけのコンテンツの第88弾。
今回は、名曲が多いタイトルの中で、影に隠れてはいるものの
その渋さにいぶし銀的な立ち位置の曲を紹介する。
Sponsored Link
No.88 SFC F-ZERO SAND OCEAN
今回はSFCのロンチタイトルで、スーパーマリオワールドと同日発売されながらも
その圧倒的な表現力とスピード感で、スーパーマリオワールドそっちのけ?で
ハマる人も多かったとされる、未来の高速レースゲームであるF-ZEROより
一番初心者向けのリーグ、ナイトリーグの3コース目に配置された砂の惑星を
舞台にしたコースであるSAND OCEANの曲を紹介する。
作曲者は神吉由美子氏。非常に人気があるBIG BLUEや最初のコースとして
すべてのリーグでの入り口に存在するコースであることから、必然的に耳に残る
MUTE CITYなどと違って、このSAND OCEANはナイトリーグの3コース目以外に
IIのコースが無いのと、BIG BLUEのようなキャッチーさは無い渋い曲であることから
非常に評価されづらい一曲だと個人的に捉えている。
しかし、長じてから、この曲を鑑賞するという意味で改めて落ち着いた環境で聴いてみると
非常に味わい深い、いぶし銀と言った評価がこの曲には似合うのではないかと個人的に思う。
実際、自分が最初にこのゲームをプレイしたときは、前のコースであるMUTE CITYと
BIG BLUEばかり印象に残ってしまい、こちらのSAND OCEANには特別な感情はほとんど抱かなかった記憶がある。
しかし、冷静に音楽を聴いてみると、なかなかどうして、これほど味のある曲はなかなかないと
後年個人的に評価を非常に上げた一曲となっている。
SAND OCEAN自体、初心者がレースに慣れるためのコース的な意味合いが強かった
MUTE CITYとBIG BLUEに比べて、道中でヘアピンカーブなどが登場する
F-ZEROに慣れ始めた頃の人に、容赦なく襲いかかる初めての難コースとなる
このSAND OCEANのコース特性と、砂の惑星という荒涼としたロケーションを
音楽で静かに表す、非常に印象深い一曲なのではないかと、個人的に捉えている。
まともだった頃の(?)ファミ通で、伝説の辛口レビュアーTACO・X氏が唯一10点満点をつけた作品でしたね。
(飯野賢治氏も「スーファミの機能を、ああいう形でレースゲームに応用した宮本さんは天才」と絶賛)
音楽も近未来感にあふれ、クールなセンスが光っていました。
記事にあるように、風景の寂寥感を出しゃばらず的確に表現した印象の好楽曲だなと感じました。
このシリーズは随分音沙汰がないですが(昔はTVアニメとタイアップなんかもあったんですけどね‥‥‥)、何かの形で新しい展開を期待したい所です。
そうですね。面白くないと思ったゲームは容赦なく2とか3をつけていたTACO・X氏唯一の満点ゲー。これは、当時ほぼリアルタイムで経験した自分も震えたタイトルですね。
とにかく、次世代ハードはこんなことができるのか!と衝撃を受けたタイトルです。
音楽は、基本的に神吉由美子氏が担当し、BIG BLUEと総合リザルトの曲だけ、石田尚人氏が担当しています。いずれにしても、どれも名曲だらけなんですけどね。
今聴いてもセンスの塊のような曲ばかりで、サントラとしても非常に優秀なタイトルです。