管理人が当ブログを更新する際に、バックグラウンドで流している
ゲーム音楽を紹介するだけのコンテンツの第76弾。
今回も9月30日に亡くなられたすぎやまこういち氏を悼む企画となる。
第4弾の今回をもって追悼企画は最後にしたいと思う。
こんな弱小ブログが少し紹介したところで、すぎやま氏が残した膨大な
数の楽曲のごくごく一部しか紹介できないことがもどかしいが
個人的には生涯のゲーム遍歴においても、間違いなくベストの一作に入る
あのタイトルから再度紹介する形で締めくくりたいと思う。
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No.77 FC ドラゴンクエストIII そして伝説へ… アレフガルドにて
というわけで、一回目の追悼企画でもその楽曲を紹介した
ドラゴンクエストIIIより、最初の打倒目的だったバラモスを倒した後に
現れるゾーマが暗闇の世界にしてしまった、アレフガルドの大地に立つと流れる
アレフガルドにてを追悼企画最後の楽曲として紹介する。
ロト三部作最後にして、始まりの物語であったこのドラゴンクエストIII。
I~IIIまで皆勤の曲となるが、初代のドラクエでは広野を行くというタイトルがつけられていたものが
このドラゴンクエストIIIでは「アレフガルドにて」というタイトルになっている。
ドラゴンクエストのI~IIIはわずか1年9か月の間にシリーズが発売している。
ゲームの容量や表現力も、この1年9か月の間にかなり変わっているが
音楽もやはり相当変わっている要素の一つであり、初代の広野を行くと聴き比べると
このIIIのアレフガルドにては、まさに集大成とでもいうべき雰囲気に仕上がっている。
このゲームをクリアしたときに、ストーリーがIにつながっていくことに
驚き感動したユーザーも多いと思うが、まさにこの曲がロト三部作のメインの地である
アレフガルドを如実に表したもので、印象に残っているプレイヤーも多いのではないだろうか。
シンプルな楽曲でありながら、その耳に残るメロディはまさにすぎやま節炸裂といったところで
ファンが多い楽曲だろうと個人的にはとらえている。名曲である。
この曲流れた時パーティ全員男だったせいで凄くむさ苦しい事になりました
フィールド曲はロトシリーズと7がお気に入りですね9も割と好きです
最後のラダトーム城の謁見の間で男パーティがこっちみんな状態になるわけですねw
3のアレフガルド到達の瞬間は、色あせる事のないゲーム史上屈指の名場面でしょう(ほかに自分の記憶に残っているのは、Tオウガ1章終わりや、うしろに立つ少女のラストなど)。
伴奏の3連符(一拍に3つの音。書き込み前にネットでにわか勉強しました *^o^*)が、独特のリズムを生んでいて、いつまでも身を委ねたくなりますね。
1・2をプレイした者にとっての「神話」的舞台を、悲しくも妖美に満ちた音楽(夜の世界、というのがまた効果的)で彩ってくれました。
ラスボス撃破後に光が戻っても「そらの うえのほうで なにかがとじたようなおとがした」結果故郷に戻れなくなる(そしてどこへともなく姿を消す)‥‥‥という結末も、より神話的凄みを高めていて忘れられません。
3は全曲残らず、ロト伝説の締めくくりにふさわしい、これ以上望みようがない素晴らしい音楽でした‥‥‥
ギアガの大穴から落下し、その後船に乗ってフィールドに出ると辺り一面の闇。
そして上陸すると、前の2作で聴いたあのお馴染みの曲が流れるというあの演出には、本当に驚かされたものです。今まで冒険していた広い世界のさらに下に、過去のシリーズの舞台があったという2層仕掛けの世界という表現方法は、皆をあっと言わせたことでしょうね。
ファミコン時代は同時発音数3音という非常に厳しい制約があったので、高速アルペジオやディレイを使っての音楽が非常に多かったのが特徴的でした。3連符もそのうちの1つですね。すぎやま氏はこういう音の進行が特に美しく印象に残る曲が多かったように思えます。
最後の最後にロト伝説の始まりの地を持ってくる壮大な三部作の仕掛けに、当時のプレイヤーも大いに驚かされたことでしょう。音楽という面でも、一番最初に流れたフィールドをシリーズ最後に持ってくるという心憎い演出で、3が歴代シリーズの中でも最高峰の1つと評されるのは至極当然なのでしょうね。