先日、アメリカで行われたTGAことThe Game Awards

ベストゲームを決める賞は、世界各国であり、そのサイトやメディアが選んだものが

GOTYと言われ、年間最も多くの媒体でGOTYを取ったゲームが、その年のGOTYになるという…

なんともややこしい、映画のような方式を取っているゲームの賞ですが

アメリカで開かれたTGAは、まだ歴史自体は浅いながらも、多数の部門を用意し

発表も大々的に行われる、世界でもっとも大きく名誉のあるGOTYの一つとなっています。


2017年のGOTYは、TGAの歴史が始まって以来、初めての日本タイトルである

ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドが獲得したわけです。



世界各国で、時のオカリナをも超えたとも評されたブレスオブザワイルドは

このTGAでも、最右翼の獲得候補タイトルであった状況で、そして実際に

GOTYを獲得するという最高の結果を得ています。

その結果に歓喜しすぎた、青沼英二氏藤林秀麿氏

壇上で、何を言うつもりだったのか、忘れてしまうという見ているこちらが苦笑してしまうような

そんなハプニングも起こっていました。そのことは、このブログでも記事にしました。


【祝!】The Game Awards2017のGOTYにブレスオブザワイルドが選出!最多の計3部門で受賞!青沼P・藤林Dが壇上で感極まる。


言葉は上手く紡げ無くても、二人の態度と表情で、その興奮の度合はよくわかりました。

そして、この興奮が一段落ついた今、青沼氏が驚くべき裏話をファミ通のインタビューで語っています!


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なかなか作品が呼ばれないことで弱気に。あのテンパり具合は、不意打ちによるものだった!

ちょっとカワイイなと感じてしまうような

TGAでのGOTY受賞の裏話を語っているのは、当の青沼氏です。

ファミ通のインタビューで語ったところによると、なかなか作品が呼ばれないので

どんどん弱気になっていき、最終的にGOTYの発表前に帰ろうとしていたようですw

――そして、先日の話題になりますが、“The Game Awards 2017”の“Game of the Year(以下、GOTY)”受賞、おめでとうございます!

青沼 ありがとうございます!

――受賞の模様が映像で配信されていましたが、あれは受賞できるかどうかはわかっていない状態だったんですよね?

青沼 そうなんですよ。授賞式で座っていると、どんどん海外のタイトルが出てきますし、何か得体の知れないアウェイ感みたいなものを感じてしまって……。日本のゲームはやっぱり難しいのかなって、妙に弱気になってくるんですよね。それで、イベントも終わりに向かっていましたから、藤林(藤林秀麿氏。『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』ディレクター)に「そろそろ帰ろうか」と話をしていたんです。そんな油断していたところに、GOTYの発表がどーんと来たものだから、頭が真っ白になっちゃって。立ち上がって藤林と抱き合いましたが、もう完全に無意識ですよね。そんな状態のままステージに上がって、僕が発した第一声が「サンキュー! アメリカ!」。お前は中学生かと(笑)。

――(笑)。

青沼 人はこういうときに何も言えなくなるんだなってよーくわかりました(苦笑)。

――でも、あの歓喜される姿は感動しました。青沼さん、興奮してるなーと。

青沼 いやいや、興奮も何もわからない状態だったんですよ。だからこそ、第一声がアレで。「サンキューアメリカ」は、あの後、開発スタッフからもけっこうイジられました……(笑)。でも、それくらいうれしかったです

やべー。54歳のオッサンに不覚にも萌えた←

途中で帰ろうとしていたのもアレですが、サンキュー!アメリカ!が生まれた背景は

こういったところがあったんですねw



それにしても、傍から見れば、まず取れるだろうということが確実視されていた

ブレスオブザワイルドも、開発者目線からみると、やはりそこまで大きく出れないのでしょうかね。

日本人の謙虚さとでも言えば良いのか。いやほんと、この受賞は世界中の誰もが納得したものだと思いますので

青沼おじさんはもっと自信を持っていいのに…と思いますが、これもまた青沼氏が愛される理由なのでしょうね。


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