1987年に、第一作がアーケードで稼働し、その後世界的に格ゲーブームを巻き起こした
タイトルであるストリートファイターシリーズ。
1991年にアーケードで登場した、ストリートファイターIIが国内外で大ブームとなり
2D格闘ゲームといういちジャンルを、確立し、今でも人気のあるタイトルの一つである。
そのストリートファイターシリーズは、一作目から昨年で発売から30周年を迎えたということで
以前記事にもしたが、ストリートファイターからスト3までの12作品を一気に収録した
コレクションタイトルが発売されることが明らかとなった。
しかし、せっかくの初の完全移植となるストリートファイターの収録や
4タイトルがオンラインに対応しているにもかかわらず、全ての収録タイトルが
海外版であることがアナウンスされていた。
【海外では確定】計12タイトルを収録したストリートファイター30周年コレクションがPS/Xboxone/SWITCH/PCのマルチで5月に発売決定！
【どうしてこうなった…】プラチナ神谷氏「ストリートファイター30周年コレクションが海外版なのは悪夢だ…。」
日本版の収録はなく、音声は全て海外版、対戦リザルトのセリフも
全て英語になるという仕様（ゲームバランスも変わる）に、昔からのファンの非難が殺到。
元々、懐古層に向けたコレクションタイトルであるはずが
日本では、その昔を懐かしむことが出来ないことから、上記のリンク先にもあるように
元カプコンの社員だった、神谷英樹氏が嘆いていた。
また、過去のスト2ブームを知るオールドユーザーからも、この仕様には納得がいかないとの声が多くあった。
せっかく、全ての据置でのマルチタイトルとして発売されるにもかかわらず
この仕様であることから、このゲームの購入を見送ろうと考える
非常に思い入れのあるユーザーも決して少なくなかった本作。
現在、スト2の権利は全てカプコンのUSAにあるため、このような仕様になったという説が出ているが
さすがに、カプコンも批判が多かったのだろうか。日本版の発売日を延期することを発表している。
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2018年春から発売日未定に変更へ。問題点も…？
カプコンにも相当な意見があったのだろうか。
現在、スト2シリーズのプロデューサーを務めている綾野氏が
公式サイトにて、今回のストリートファイター30thアニバーサリーコレクションの
発売日の変更について、以下のようなリリースを行っている。
『ストリートファイター 30th アニバーサリーコレクション インターナショナル』発売延期について
本作のプロモーションプロデューサー綾野です。『ストリートファイター 30th アニバーサリーコレクション インターナショナル』の発売時期につきまして、2018年春と告知しておりましたが、この度「発売未定」として変更いたしますことを、ご報告いたします。誠に申し訳ありません。
去る2017年12月に本作について発売のお知らせとゲーム仕様の情報を公開いたしました。
同時に、本作の仕様内容について多くのご意見を頂きました。我々としましては、皆様からの様々なご意見・ご要望を頂いたことを真摯に受けとめ、出来うる限りの対応をしていきたいと思います。そのため日本においては発売日を一旦未定へと変更させてください。
ストリートファイターは日本で生まれ、30年という長きにわたり世界中のファンに支え続けていただいた格闘ゲームです。ストリートファイターを世界に羽ばたかせてくださった皆様へ向けて、現段階ではこれ以上の情報をお届けすることができず、大変心苦しいのですがご理解いただけますと幸いです。
2018年3月22日
綾野智章引用元: http://www.capcom.co.jp/game/content/streetfighter/30ac/
というわけで、日本版の発売日は未定と変更になった。
意見の内容については、詳しい言及を避けているが、前述のリンクで書いた
日本版の収録が無いことの不満がほとんどであろうことは容易に想像がつく。
日本生まれのソフトのコレクションタイトルに、日本版が収録されないのは
本末転倒というか、ファン心理を裏切ることだと思うので
今回の発売見直しについては、素直に歓迎したい流れではある。
しかし、よく考えると、まず日本版と海外版の仕様が違うので
オンライン対戦で、それぞれの仕様のソフトをマッチングさせることは出来ない。
ゲームも細かな仕様の違いから、作り直しということにもなるので
カプコンとしては、どのような商売を予定していたかはわからないが
このようなところで、追加の開発費を捻出したくないのでは…？と勘ぐってしまうところがある。
先にも書いたとおり、この企画は現在ストリートファイターシリーズの権利を持つ
カプコンUSAが主導で開発されたタイトルであり、そもそも日本版は最初から予定があったかどうか…
というところが気になる。もしかすると、発売すらしない…という可能性もあるかもしれない？
可能性は低いとは思うが、問題が幾つかあるのは明白であり、カプコンがその問題を
どこまで解決する気があるかが、今後のコレクションの命運が分かれる気もする。
続報を待つしか無いが、できるだけ日本のファンも納得いく落とし所でリリースを行ってほしいものである。
こちらの記事を拝見するまで
海外版のみの収録とは知らず、ただただ
スイッチ版の発売日を楽しみにしていました。
（個人的に欲しいソフトの情報はなるべく耳に入れないようにしてます）
そういえば、スイッチ版のウルトラストリートファイター2のHDモードが海外版xbox360版と同じでしたのでHDではないとは言え、今回そのまま発売されてた思うと買って後悔していました。
ありがとうございます。
関係ないですが
この移植をきっかけにヴァンパイアシリーズやベルトスクロールアクションコレクションみたいなのも発売して欲しいです。
そうなんですよ。当初は、日本で生まれたゲームシリーズでもあるにもかかわらず
日本版の収録が無いという意味不明な発表でした。元カプコンの社員で
レゲーをこよなく愛する、神谷英樹氏がブチ切れていましたが、そういった
気分になったユーザーは、多かったのではないでしょうか。
このことでの批判が多かったのでしょうね。今回は、日本版の発売日を延期することを決定していますが
カプコンはあまり信用出来ないので…。まぁ、今後の発表に期待したいところではありますが。
カプコンのヴァンパイアはまぁ、PS2でダークストーカーズコレクションがでてたりしているので
まだいいのですが、ベルトスクロールアクションコレクションは本当に個人的にも切望しています。
ファイナルファイトや天地を喰らう2、キャプコマやD&Dシリーズなど、今でも根強い人気のあるタイトルは
多数存在しますから。エイリアンVSプレデターみたいな版権的にキツい作品は無くてもいいので
それ以外のタイトルの全収録コレクションなどがでたら、定価1万であっても購入したいぐらいです。
スイッチでおすそ分けでベルスクなんて最高じゃないですか！