今のCSゲームハード業界で、3大会社の一つとなる

プレイステーションを展開するSIE


去年11月に発売した最新の世代機であるPS5は、PS4を上回る速度で

全世界1000万台出荷を達成した…と、2021年度第1四半期の決算報告で

ソニー自身がその好調に触れているのが確認されている。


「PS5」、販売台数が1000万台を突破–ソニーのゲーム機で最速


ソニーから公表されている発表自体は景気が良いものだが、国内の毎週のゲームソフト販売ランキングを

まとめているこのブログの管理人からすれば、あまりにも実態はそのソニーの景気の良い

発表とは裏腹に乖離していると言わざるを得ない。

特にお盆商戦で、基本的に任天堂が強い時期であるとはいえ、8月第一週と第二週の

ファミ通調べの週販TOP30が2週連続でスイッチのみでランキングが埋め尽くされたことは

今までの週販傾向からいずれは起こるであろうと予測はされていたものの

いざ実際に起こってみると、衝撃的事象だったように思う。


日本での本体の販売台数は現在DE版と合算で90万を超えた程度であるが

明らかにその本体台数に見合ったソフトが売れていないという状況になっている。

客観的に見れるデータから明らかにおかしい数字が出ているのは

誰の目から見ても明らかであるが、ソニー自身がそれをいう訳がなく

やはり、何かしらの問題があるとは断言できない状況にはある。


しかしそれでも、ソニー本体ではなく、PS5に実際にソフトを供給する

開発者から、半ば暴露に近い形でSIEに対する不満が現在はあちらこちらで見られる。

以前であれば、このような話は開発者から出てくることは殆どなかったのであるが

PS5以降になってからは、かなり話題になることが多くなっている。

ユーザーはともかく、開発者は飯の種になっているわけで、その内情を暴露するということは

その飯の種のプラットフォームに対して、喧嘩をふっかけるように捉えられてしまう可能性もあるわけだが

それでもその内情に対して、不満をぶちまけることが増えているのは何かしらの大きな動きがあったと

考えるのが間違いないのではと推測している。ゲームソフトの壊滅的な売上を見る限り

そう捉えられてもしょうがないことが、ここのところのSIE関連では起こっている。


そしてまた今回、SIEのお粗末な対応を暴露するようなツイートが

日本の大手ディベロッパーの代表者からされているのが確認されていたことが明らかになっている。


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CC2・松山氏「『戦場のフーガ』の世界売上データをSIEがくれないので困る」とツイート→ツイート削除

今回の内情暴露のようなツイートは、日本の名前を知られたディベロッパーの一つで

現在、鬼滅の刃のゲームを開発していることで有名なサイバーコネクトツー(CC2)

代表であるピロシこと松山洋氏である。

サイバーコネクトツーといえば、基本的にPS寄りのディベロッパーとなっていて

アニメ原作関連のゲーム開発を行っていることが多い。特に有名なのはナルト関係のゲームや

今でも悪名がゲーマーの間で残り続けているジョジョASBを制作した会社でもある。

このCC2の代表を務める松山氏は、かなり目立ちたがり屋なのか、様々なメディアや

インターネット媒体に露出していることが多く、度々その発言はゲハなどで話題になったりする。


そのPS寄りのCC2の松山氏が、先日発売したソフトである戦場のフーガ

サイバーコネクトツーが初の自社パブで発売したタイトルで、前世代のPS・Xboxも含む

全機種マルチ及び、PCでも発売されているタイトルとなっている。

もともとサイバーコネクトツーが若手に開発の場を与える目的で発売したこのゲームであるが

すべてのプラットフォームでマルチで発売したところで、PSでの売上が

SIEより情報が来ないため把握できないということを松山氏がつぶやいたことが確認されていた。

1: 名無しさん必死だな 2021/08/24(火) 18:45:54.17 ID:hDIAjMT5M

『戦場のフーガ』発売から3週間ほどが経過しましたがSIEだけがPlaystation版の売上報告をくれないので全世界の状況が把握できなくて困っています。

他プラットフォーム版含めた累計でも売上1億円は超えているはずなんですが。

SIEさん早く情報ください。困ってます。
https://twitter.com/piroshi_cc2/status/1430101014099550213?s=21

CC2の代表である松山氏がうかつにもこのようなことを呟くのは

問題があるにはあるが、こうでも言いたくなるぐらいに困ることであるのも理解はできる。

このツイートがSIEの関係者の目に止まったのだろうか。現在はツイートは削除されている。

しかし、WEBでは誰かが魚拓的なものを残していることが殆どで、今回もこういう形で

後々に残る状況になってしまったということである。


ちなみに任天堂やマイクロソフトにはそれぞれ

Nintendo Developer PortalとMicrosoft Developer Centerという

開発者が登録できる専用のサポートサイトがあり、開発者として

会員登録を行っていればそれらの情報もリアルタイムで確認が可能なようだ。

Playstationだけはそういった話が無いようで、こういった面でも

SIEは他社に遅れを取っているということになる。

おそらくは、こういうサイトを維持するその費用をケチっているのではないかとも

推察されるが、いずれにせよ開発者に優しくないプラットフォームであるのは間違いない。

今後もますますこのような失態がSIEにおいては露見される事象が増えていくのかもしれない。


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