(この記事はタレコミ・掲示板の情報から作成しています。情報提供ありがとうございました。)

本社はもちろん日本の京都だが、海外の主要国にはそれぞれ

各国の支社を持つ任天堂


ゲーム開発は、ほとんど日本で行っており、現在は本社に隣接する形で

開発棟が建てられ、様々なゲームが作られている。レトロスタジオなど海外に

開発拠点を持つ場所もあるが、基本的に任天堂関連のタイトルはほぼ日本で作っている。

なので、海外の任天堂はゲーム開発ではなく、その国での販売に関しての

宣伝や露出を行うのが主な仕事となっている。


その海外の任天堂の中で、当然ながらもっとも大きいのはニンテンドー・オブ・アメリカ(NOA)である。

元々、山内社長の時に、山内社長の娘婿であった荒川實氏を代表に据えて1980年に現地法人として設立した会社となっている。

アメリカのワシントン州レドモンドに会社を構え、ご近所にマイクロソフトがあるのはあまりにも有名な話である。


その荒川氏が長く社長を務め、2002年に勇退後、その後任として君島元社長が就任。

その時にNOAの上級副社長になったのがレジーコングなどの愛称で知られる

レジナルド・フィサメィ社長である。



任天堂に入る前には、P&Gやピザハットと言った日本でも名前の知られる大企業の

営業マンとして活躍しており、任天堂に入社後も、アメリカ・カナダ・南米での営業活動に手腕を発揮。

2006年に君島社長が退任すると、その後任としてNOAの社長となった。


1961年生まれの現在57歳のレジー氏は、外見がかなりいかつい雰囲気があり

任天堂の看板キャラの一つである、ドンキーコングに似ていると言ったところから

レジーコングの愛称が日本でも定着している名物社長であった。

岩田社長が存命のときは、二人でバトルをするお遊び動画が作られたり

何かと岩田社長や宮本茂との絡みが多かったことでも知られる。

発言については、後に実現しなかった思わせぶりな発言もあり

イマイチ信用されていないフシもあったが、やはりアメリカの任天堂の顔として

海外でも日本でも非常に知名度を持つ社長であった。

その任天堂の酸いも甘いも経験してきた、名物社長がついに引退することが正式に発表されたとのこと!


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レジナルド・フィサメィ社長が4月15日を以って引退へ!後任はダグ・バウザー氏になることが発表される。

海外では最も有名なゲーム業界人の一人であるレジー社長。

今まで任天堂のイベントでは、精力的に顔見せを行い

その存在感を世界中のゲーマーに示してきた。

任天堂が苦しいときも、絶好調だったときも社長であった、まさに百戦錬磨の

名物社長であったが、残念ながら4月15日を以ってNOAの社長職を引退することが正式に発表された。

REDMOND, Wash.–(BUSINESS WIRE)–After more than 15 notable years at Nintendo of America, and nearly 13 as its President and COO, Reggie Fils-Aime will retire. His last day with Nintendo will be April 15. Doug Bowser, NOA’s current Senior Vice President of Sales and Marketing, will then succeed Reggie as President of Nintendo of America.


日本では引退にはまだ少し早い年齢ではあるが、海外ではおそらくその辺りの報酬は

日本より大きいであろうから、今後はレジー氏は引退後の夢である

ビーチにスキューバダイビングの店を開いて余生を過ごす…ということなのだろう。


後任になるのはDoug Bowser氏(ダグ・バウザー)とのこと。

こちらもNOAの社長を受け継ぐには、遜色ない経歴の持ち主のようで

以前は同じ海外大手パブリッシャーのEAでエグゼクティブをやっていたこともある人物とのこと。

ちなみに、お気づきの方も多いかと思うが、Bowserは海外でのクッパの名前である。



レジーコングの後が、今度はクッパとは何かの冗談かと思うが

それだけ任天堂に縁のある名前を持つ人が、たまたま優秀であったということで

なんというか、運命的な感じもある。今までの実績も間違いないもので今回の人事は納得である。

新社長となるバウザー氏も、レジー氏並の存在感ある社長になることを期待したい。

レジー社長、今までお疲れ様でした。


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