毎週更新の週販記事。メディアクリエイトが情報を公開しなくなったため

新たにファミ通のデータを使っての更新となる。

ファミ通はまず水曜日の22時に、TOP10とハードの販売台数を速報として

発表し、次の日の木曜日にTOP30のソフトランキングを公開している。

今はコロナの影響で金曜日更新となっている。


先週のTOP10は当然のことながら、ポケモンSVが1位を獲得。

売上はパッケージのみで253万本となり、任天堂発表の数値は405万本という

わずか3日間で凄まじい記録を叩き出したことがすでに明らかにされている。

スプラトゥーン3が2ヶ月前に記録した、日本のゲーム史上最大の初動売上であった

345万本という記録をあっさりと抜いて、さすがポケモンという貫禄を見せる結果となった。


本体販売台数もポケモンが引っ張る形で、スイッチファミリーは17万台を記録しており

来週には国内累計売上2700万台まで到達するのがほぼ確実というレベルになっている。

あとは12月の一ヶ月間で、100万台以上売上を伸ばして、国内2800万台の大台に

年内に行くかが本体の見どころといったところか。

年末商戦の入り口とも言える週で、ポケモンが大きく本体を牽引したスイッチだが

当然ながらソフトの売上の方も気になるということで、TOP30の結果も早速見ていくことにしよう。


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【ファミ通】2022年11月14日~2022年11月20日のソフトランキングTOP30

本日ファミ通で更新された、先週のソフトランキングTOP30は以下となる。

なお、ファミ通はURLを同じもので更新するため、3週ほどするとこのランキングは参照できなくなる。









出典:ゲームソフト販売本数ランキング 集計期間:2022年11月14日~2022年11月20日


まずは新作消化率。ポケモンSVは出荷分がほぼ捌けたようだ。

もっとも、万が一緑消化率などになっていても、間違いなく年末商戦で売り切ってしまう

タイトルであるのは間違いないのだが、数字が明らかに増えることは

任天堂も小売も予想していて、更にこの消化率となると、反響が大きかったのは間違いない。


モノクロームメビウスは、PS4版はそれなりの消化率。

11位にランクインしていた、PS5版は余っている状況。

PS5版は間違いなく、来週には大きく売上を落とすはずなので

またしても小売が血を吐くことになりそうである。

この展開、今年に入って何度見たことか…。

ちなみに、モノクロームメビウスは開発スタッフ曰く、アクアプラスの

過去タイトルで最も制作費がかかっているようなのだが、この売上で

その開発費をペイできるのかもかなり怪しい数字となっている。

というか、こんな話もあるので大赤字の可能性も?

いずれにせよ、メーカー想定の売れ方はしていないと考えられる。


ヴァンガードとSympathyKissは、共に60~80%。

スイッチの女性向けADVは、メーカーや小売がうまくコントロールしていて

初週から80~100%になることのほうが多いが、今回は若干余っている状況にはなる。

ただ売上から類推される出荷本数は1万本程度であろうから、それぐらいであれば

来週にはランク圏外ではあろうが、投げ売りという状態にまではならないだろう。


11位以下の新作は、新価格になったぷよテト2とシロナガス島の2つ。

ぷよテト2はマルチで新価格になっているが、ランクインしているのはスイッチ版のみ。

消化率はダダ余り状況だが、ゲームの性質上長く細く売るタイプのゲームであるし

廉価版なので、売り場の隅に置いて、徐々に売れるのを待つようなスタイルのゲームだろう。

またマルチのはランクインしていないので、どうなっているかは確認不能。

今後のランクインもまず望めないので、ぷよテト2の今後の動向を確認するのはPS版は難しいだろう。


シロナガス島はインディータイトルで、開発者が開発を担当した

会社に対して、様々な批判を行っていたことがあり、和解?はして

作り直しに近いことをしているという話は出ているが

ゲーム自体は高い評価を得ているものなので、騒動になった分の

改善が入れば、今後もある程度の売上が見込める可能性は十分にある。

GoWラグナロクは、PS4版がかろうじて30位にランクインだが

こちらもファーストタイトルでありながら、投げ売りされるような消化率になっている。

初動命のPSでは、2週目までに緑の消化率であった場合はほぼほぼ厳しい。

本来なら発売3年めを迎えて、これから一番脂の乗ってくる時期に入る

PS5であるが、この傾向は今後も変わらないのだろう。


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