度々、このブログで話題にしている、米国にある世界最大のゲーム小売であるGameStop


全世界に、6700店舗ほどを構える世界最大のゲーム専売小売チェーンは

今まで、多数のハードを当然ながら取り扱ってきたわけだが

そのGameStopに於いて、ニンテンドースイッチのロンチ2ヶ月の売れ行きと

任天堂の据え置きハードでは、過去最大に売れたWiiの同期間の売れ行きと較べて

その勢いは、ニンテンドースイッチのほうが上回っているという結果が出ているとのこと。


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Wiiの販売台数110万台に対し、スイッチは120万台!

Wiiといえば、故・岩田社長が濃密に関わった任天堂の据え置きハードであり

ゲームを一般層に普及させることに強く主眼を置いたハードで、Wiiリモコンでの

直感的な操作は、普段ゲームをやらないようなライト層や高齢者層なども取り込むまでになった。

結果、Wiiは任天堂ハード史上、最高のヒット作となり、同時期に展開していた

ニンテンドーDSとあわせて、ゲーム業界を席巻するに至った。

最終的に、全世界で1億台以上を売り上げたWiiよりも、ニンテンドースイッチの

販売台数のほうが多かったと、GameStopの担当者が語っている。

米国の大手ゲーム販売チェーンGameStopは、第一四半期の決算報告において、Nintendo Switchを2か月の間に120万台販売したと報告した。その詳細をGamasutraが報じている。同チェーンにおいて、発売から2か月で120万台を売り上げるというペースは、2006年に発売され世界で1億台以上を販売したWiiの販売ペースを約10%上回るという。Nintendo Switchはリリースされた直後にWiiを凌ぐペースであると報じたが、その勢いは発売後翌月も継続されているようだ。

GameStopは、Nintendo Switchの販売に並々ならぬ意欲を見せ、重点的なプロモーションをおこなっていた大手チェーンである。前年の同時期に比べると新作タイトルの売上は8.2%落ち込んだものの、ハードウェアの売上は24.2%上昇している。GameStopは昨年11月時点からNintendo Switchに対し「ゲーム人口を拡大できる」と期待を寄せており、発売前から先んじて多くの在庫を確保し、うまく成功に乗った形だ。CFOであるRob LloydはこれまでのNintendo Switchのセールスに満足感を示している。

Wiiと、スイッチの状況を比べるのは一概に難しい。

しかし、Wiiは発売日が米国では最も物が売れるブラックフライデーの直前であったこと。

対して、スイッチは、基本的には小売は閑散としやすい3月の発売ということ。

また、世界経済的にも、11年前よりは今のほうが全世界的に不景気なので

ゲームという娯楽に対して、人々の意識はだいぶ違うのではないか…と言ったことが考えられる。

そういったことを考慮すれば、Wiiの販売台数を抜いたスイッチの勢いは凄まじい…と個人的には考える。

もっと、台数が潤沢に用意できていれば、もっと大きな差を生んでいたかもしれないという可能性もある。


少なくとも、この2ヶ月のスイッチの売上は、販売を行った国では、全て

予想以上の反響になっているのは間違いない。現在、全世界で品薄が継続していることが

その何よりの証拠であり、今後このペースが維持されれば、任天堂最大のヒット機の

Wiiを超える可能性は十分高いと個人的にも捉えている。

小売としても、本体と一緒に周辺機器まで売れてくれる優秀なハードという認識だろうから

ますますニンテンドースイッチの露出は、今後増えていくことが考えられる。

そうなれば、ソフトメーカーも自然にゲームを出そうという流れになり

懸念された、サードパーティ不在も、スイッチでは杞憂に終わりそうである。

今後の新情報、そして後2週間ほどと迫ったE3を楽しみにしたいと思う。


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