3月3日に発売され、未だに人気に翳りが見えない

ニンテンドースイッチ



前世代機にあたる、Wii UがWiiから売り上げを大幅に落としてしまい

据え置き機としては、任天堂としてもかなり勝負に出たと思われる

今回のスイッチだったが、定期的に供給される任天堂の強力なファーストタイトルと

据え置きにも携帯機にもなるハイブリッドが、日本国内だけでなく

全世界で受け入れられ、今も強い需要があるハードになっている。


少なくとも、国内の据え置き市場でみれば、ここのところ元気がなかったところに

喝を入れるかのように、スイッチがゲーム市場を活性化させているのは確実で

ここ数年は、前年比より落ち込む一方だった国内市場を、久々に前年超えさせるのは

ほぼ間違いない状況に、スイッチが導いていると言っても過言ではない。


ファーストタイトルも売れるが、インディーズ始め、国内サードソフトも

スイッチのソフトが好調であることを、ことさら決算報告などに

記載して、強調する例が見られたのは、このブログでいくつか記事にしたとおりである。


【大勝利】日本一ソフトウェアの決算、ニンテンドースイッチ版ディスガイア5が10万本突破で2億400万の黒字に!

【好調】カプコン決算「ウルスト2のスマッシュヒットなどが業績に貢献した」

【各地で売り切れ】ドラゴンボールゼノバース2スイッチ版、全国で品薄状況に!


任天堂のファーストだけでなく、サードも好調なスイッチだが

やはり、サードとしてもスイッチはこれから非常に可能性がある市場として捉え始めているようだ。

コエテク社長の襟川氏が決算会で発言した内容を、WSJのお馴染み望月記者が文字起こししている。


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スイッチ市場はロングテールな市場…すなわちジワ売れ市場になっていると襟川社長が発言!

ゲームに関する情報を、多くツイートするこのブログでも何度か取り上げたことがある

WSJの日本版の記者の一人である、望月氏によるコエテク決算会で襟川社長が

発した言葉を文字起こししたツイートは以下になる。



というわけで、ロングテールの市場が生まれているということを

襟川氏が自身の口ではっきりと語ったということになる。ロングテールの考え方はこちらのWikiを参照していただきたい。


ロングテールというと、ややわかりづらいが、平たく言えばジワ売れと言ってほぼ間違いない。

つまり、爆発的な需要は見込めなくとも、販売しておけば、ある程度の需要は少数ながらもあって

発売したソフトが売れる市場が、ニンテンドースイッチには出来ているということ。

このブログでは、週販TOP20の記事を毎週更新しているが、そのランキングに載らなかったとしても

ジワジワと、出したゲームは少しづつ売れているということである。

これは、実際にコエテクが国内サードでは最もスイッチでゲームを出している(または発売する予定がある)

メーカーになっていることや、同じ日に無双系タイトルを同時リリースするといったところから

ツイッターの文字起こしにある通り、コエテクは完全に狙い通りに動いているということなのだろう。


【某社と対称的】コエテクが11月9日に無双系作品のマルチ版をスイッチに3本同時リリース決定!


無双系が1日に3本出ても、全て同時に買うユーザーは居ないだろうが

とりあえず、売り場に露出があれば、ロングテールで売れていくという狙いの元

とにかく数を出して置こうという作戦であろうことは、想像に難くない。

もちろん、乱発は流石にまずいが、今現在、まだまだソフト自体がこれから集まるという

発展途上にあるスイッチに於いては、この作戦は非常に有効であると個人的に考える。

決して粗製乱造ではなく、例えばFE無双なども出して、コエテク及び、無双系を

スイッチに浸透させていく狙いが見えて、成功するかはまだ予測出来ないところはあるが

この状況は、襟川氏が言う思った通りであるということなのだろう。

この結果は逆説的にいうと、PSでは起こり得なかったということにもなるだろう。

PSだけでは翳りが見えてきたところに、スイッチに力を入れていくことを新たな方針として

打ち出した襟川社長は、つまりはやり手ということになるのだろう。


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