かつて、まだ合併する前のテクモ時代に、PS2でその第一作が発売された

美少女×ホラーという王道の組み合わせのタイトルである零シリーズ


射影機と呼ばれるカメラ型のデバイスを使ってゲームを進めていく

和風アドベンチャーとなっており、そのシステムは基本的にシリーズ共通となっている。

2001年に一作目零 zeroが発売された後、暫くは定期的にシリーズが発売され

2008年にテクモが光栄と合併する少し前に、テクモ×任天堂プロジェクトとして

Wii独占で月蝕の仮面が任天堂パブリッシャーで発売(その後Wii Uにも移植)

その後のタイトルについては、3DSで発売された憑いてる手帳

そして2014年にWii U独占で発売された濡鴉ノ巫女がある。

いずれも、任天堂パブリシングとなっており、このタイトルについては任天堂ハードにおいても

異色の一作として、認知されているタイトルとなっている。なかなか他にないゲーム性を持つ

タイトルだけに、熱烈な固定ファンがついているゲーム。2014年に発売された濡鴉ノ巫女以降は

シリーズ新作は6年以上出ていない状況になっているが、現行のスイッチに新作、あるいは

過去作の移植でもいいので…と言った理由で、シリーズの発売が望まれているタイトルでもある。

特に射影機は、カメラというデバイスであることから、ニンテンドーラボのカメラトイコンを

利用してゲームに落とし込めるのでは?と言った声もあったりする。


さて、このタイトルについては当ブログでもかなり前に、海外メディアが報じた

以下のような話について記事にしたことがある。


【フラグ?それとも…?】零シリーズ菊地P「スイッチで零を作りたい」

【新作期待】コエテク菊地氏「零の新作を巡る話に進展があった。最終決定権は任天堂にある」


6年以上も新作が出ていない、零の新作を匂わせる記事であるが

残念ながら今の所、零に関してのアナウンスは一切コエテクから出ていない状況にある。

しかし、決して万人受けするようなタイトルではない作品でありながらも

唯一無二の世界観で、その替えが利くゲームが殆どない零シリーズについては

やはり、一定数の新作を熱望するファンが居るのは間違いない事実である。

今年の4月からは何も進展が無かった零シリーズであるが、シリーズのプロデューサーとして

今までの零シリーズ全てのタイトルに関わってきた菊地啓介氏が、新たに

この零についてなにか動きがあると思われることを匂わせる発言をしていることが確認されている!


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コエテク菊地氏「2021年は『零』シリーズの20周年なので、何かお祝いできればと考えています」

果たして新作が出るのかどうかは、いまだ不透明な零シリーズ。

しかし、海外のメディアで報じられていることや、当の菊地氏も

零シリーズ自体には意欲を見せている発言はところどころ垣間見られている状況になっている。

菊地氏は少し前までは、漫画原作のゲームであるFAIRY TALEの制作に

携わっていことが確認されており、そちらのほうが忙しかったとも思われるが

無事にFAIRY TALEも発売した今、次はやはりかねてから意欲を見せていた

零シリーズに進展があるのでは…?とも思われた矢先に、菊地氏が零シリーズに

新たな動きがあるのでは?と匂わせていることが確認されている。

それは、毎年ファミ通が年末に掲載する、今やファミ通の恒例企画になっている

ゲーム開発会社の主要開発者に聞く、2021年の抱負においてのコエテクの菊地啓介氏の発言である。

以下にその発言の引用を貼る。

2021年の抱負

 当たり前のものが当たり前でなくなった2020年。もう一度大切な物や好きな物に目を向け、新鮮な目でゲームを創りたいと思います。あと2021年は『零』シリーズの20周年なので、何かお祝いできればと考えています。

近況報告

 春までに何タイトルか発表できるように絶賛準備中です。調整中のものから、タイトル名を検討中のものまで、幅広く開発しています。

2021年は確かに零の20周年となる節目の年。

というわけで、菊地氏的には海外のメディアなどにて報じられていた

零シリーズについて、やはりかなりの意欲を見せているのは間違いないようだ。

新作か移植か、それともゲームとは別のものなのか?という今の時点では

どう転ぶか全く予想はつかないが、どうかファンを喜ばせる周年祝いになればと思う。

来年のコエテクの動きに注目である。


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