基本、最新のゲーム情報を元にその日の記事を更新している当ブログですが
本日は目立ったネタが無い…というわけで、唐突にエッセイ?みたいなものを書きたいと思います。
このブログにエッセイというカテゴリーの記事が2つばかりあるのですが、今回は3本目の記事…ということになります。
早速本日のネタですが…まずは以下の動画を御覧ください。
本日たまたまYoutubeを見ていたら、おすすめに何故か出てきまして閲覧しました。
自身のラジオ番組内で、コアなゲーム音楽を垂れ流すようなゲーム好きである
声優の杉田智和氏が、手触りだけでなんのファミコンソフトか?を
当てる企画ということで、見事箱の中にあるファミコンソフトを当てるという動画です。
当てられたソフトは、カプコンから映画原作ゲームとして発売され、のちの
バイオハザードの原型ともなったRPGであるスウィートホームです。
当ブログではこちらの記事で、ゲーム音楽を紹介したことがあります。
杉田氏がまさかの正解を出したスウィートホームなんですが、杉田氏も言うように
これは実際にまぐれ当たりというのは間違いありません。なぜかといえばスウィートホームは
ファミコンカセットの標準的な形状をしたタイトルで、この形のファミコンソフトは
他にも多数出ているからです。まず手触りだけでゲームを当てるのは不可能と言えるでしょう。
今でこそ物理メディアは、PSやXboxが採用しているCDメディア、そしてスイッチが
採用しているROMメディアと言ったものがありますが、その形状はすべて基本的に一緒です。
CDメディアはもはや規格として世界共通で決まっているものですし、スイッチのROMカードリッジも
ソフトを入れた後上を閉じる形状になっているので、あの形意外だとゲームがさせないということです。
なので、今のゲームソフトはすべて形は統一されていないと問題があるということになります。
ソフトの形状については、ディスクメディアのハードについては8センチサイズの
ディスクメディアを採用したゲームキューブ以外は基本的に同じです。
しかし、主に任天堂が発売してきたROMカードリッジ型においても、任天堂のSFC・GBから
既にソフトの形状というのはほぼ一定でありました。まれに特殊なタイトルが
少し変わった形状のソフトがあったのですが、SFC・GBの時点でほぼソフトの形状は同一だったと言って間違いはないでしょう。
そんな中、家庭用ゲーム機をブームにしたファミコン…このハードだけは
カセットの形状が、色々あったのです。今回は杉田氏の動画を見て
ファミコンソフトの形状を色々思い出したのでエントリーを書いてみるというわけです。
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多彩な形状があったファミコンソフト
今回の動画を見て、スウィートホームのソフトの形状は一般的なファミコンソフトの形状であるので
触ることで判別は不可能…と先に書きました。以下に一般的なファミコンソフトの形状のサンプルを載せます。
スウィートホームもこの一般的な形。
ファミコンソフトのおそらく8割ぐらいはこの形状のソフトだと思います。
しかし、メーカーによってはこの形状ではなく独自の形のカセットを生産していた
ところが幾つか存在していました。特徴を書くのが面倒なのでw
本日管理人が自分のアカウントで行ったツイートの引用をします←
ファミコンのメーカー別ソフトの形状
バンダイ→ソフトの右上・左上が丸みを帯びている。カセットの上部にメーカーロゴを入れるためか3本ほどの溝があるのでメーカーとしては非常にわかりやすい
— 死ぬまでゲーマー@相互100%フォロー! (@nintendo_fun) January 26, 2020
拡張音源を詰む前のナムコ→角が角張った硬めのソフト。初期ソフトはソフト裏にナムコット(家庭用ブランド名)タイトルの通し番号とゲーム紹介がある
— 死ぬまでゲーマー@相互100%フォロー! (@nintendo_fun) January 26, 2020
ファミスタ89以降のナムコットソフト→ソフトのサイズが大きくなりソフトは柔らかくなったソフト中央下よりナムコットのロゴが入る膨らんだ部分が追加され、手触りではかなりわかりやすい部類に。また若干細身な感じも受ける
— 死ぬまでゲーマー@相互100%フォロー! (@nintendo_fun) January 26, 2020
余談:ナムコの初期ソフトは紙パッケージだがファミスタ86辺りからプラスチック製の頑丈なケースに切り替わる。外箱が一番豪華だったメーカー
— 死ぬまでゲーマー@相互100%フォロー! (@nintendo_fun) January 26, 2020
タイトー→角張っており、かなり硬いソフト。ナムコの方が見た目硬そうだが、手にかかる負担はタイトーソフトの方が強い個人的な印象。何度も抜き差ししていると手が痛くなる。ソフト中央上部にメーカーロゴ入。タイトーのソフトもパッケージがプラスチック製で豪華だった。フリップルなどは好例。
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コナミ→同じく角張った硬めのソフトだが、個人的な硬さレベルはタイトー>ナムコ初期>コナミの順。ソフトの右上に紐などを通せる穴が空いている。また沙羅曼蛇のスケルトンカセットは今でも語り草。
— 死ぬまでゲーマー@相互100%フォロー! (@nintendo_fun) January 26, 2020
ジャレコ→初期のソフトはナムコットソフトのように通しナンバリングあり。形状も少し角張った感じがあるが、ナムコやタイトーのような極端なものではなく、通常のファミコンカセットのいち部分を少し削ったような…なんともいい難い形状になっている。手への負担は少ない。
— 死ぬまでゲーマー@相互100%フォロー! (@nintendo_fun) January 26, 2020
ジャレコ→初期のソフトはナムコットソフトのように通しナンバリングあり。形状も少し角張った感じがあるが、ナムコやタイトーのような極端なものではなく、通常のファミコンカセットのいち部分を少し削ったような…なんともいい難い形状になっている。手への負担は少ない。
— 死ぬまでゲーマー@相互100%フォロー! (@nintendo_fun) January 26, 2020
アイレム→言わずとしれた発光ダイオード搭載ソフトw通電すればカセット中央上部にあるダイオードが光るという唯一無二のカセット。初期タイトルは通しナンバリングあり。またソフトの形状も一般ソフトとは違っていて、こちらも角がフラットになっている。手には優しいタイプ。
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なおアイレムの発光ダイオードは途中から消滅。後にアイレムは一般的な形のファミコンソフトに切り替わっている。
— 死ぬまでゲーマー@相互100%フォロー! (@nintendo_fun) January 26, 2020
というわけで、主要メーカーで独自の形をしたソフトが結構多かったのですよね。
バンダイのゲームは角が丸いというのは↓のような感じです。
この角が丸いソフトは初期のソフトに多く見られます。聖闘士星矢黄金伝説は先に出た方はこの形状で
完結編の方は通常の形状だったりします。あとはファミリートレーナーやファミコンジャンプは大型カセットとなっています。
ナムコは家庭用で出す時はナムコットブランドでゲームを
精力的に出していました。アーケードで稼働していた数々の名作をファミコンに移植していたのです。
カセットの後ろにはゲームの簡単な紹介文が貼られていました。
初期の頃は、発売したタイトルに通し番号が振られていましたがいつしかなくなりました。
通し番号を振っていたメーカーは他にもありましたが、後期になるとどのメーカーも辞めていたと思います。
ナムコのソフトは角が角ばっており、カセットも硬めで、何度か抜き差ししていると
手が痛くなることで、自分には少しマイナスイメージのある形状でありました。
ファミコン中期頃になると、ナムコットタイトルはカセットが大きくなります。
縦の長さが倍ほどとなり、真ん中にナムコのロゴが入った突起部分ができ
この形状のナムコタイトルは、そこまで数も多くないこともあって
杉田氏がやったような手触りだけでソフトを当てられる確率は高くなると言えるでしょう。
また初期は紙箱でしたが、ファミスタ86の頃からプラスチックの特製のケースに代わり
そこはかとなく高級感を出していたのがナムコのソフトでもありました。
続いてはタイトー。タイトーも角張った形の手にあまり優しくない
個人的にはナムコソフトよりも硬いイメージのソフト形状でありました。
ツイートでも触れていますが、タイトーも外箱が豪華な作りになっているメーカーでした。
続いてはコナミ。コナミも角張った形状のソフトです。
特筆すべきはソフトの左上に、紐などを通せる穴が空いていること。
(ツイートでは右上としていますが誤りです。)
コナミといえば、沙羅曼蛇のスケルトンデザインのカセットがインパクトが強かったですね。
そしてVRC6/VRC7といった拡張チップを持ったタイトルに於いては
こちらも大きなサイズのソフトが幾つか出ています。
コナミのソフトはナムコやタイトーに比べると硬さ的には少し緩め(?)で
手の負担は少なかったと記憶。大型サイズのソフトは手に優しいですが
足でひっかけたりするリスクが高まるので痛し痒しと言ったところですねw
続いてはジャレコ。ジャレコもジャレコのロゴの刻印があり
なんとも言えない形状のソフトとなっています。
上部は少し傾斜がついており、手には結構優しいソフト。
ジャレコの中期からのソフトは、大型サイズのソフトとなり
他のどのメーカーにもない、ファミコンの端子部分を覆う
保護カバーがついていたのが何よりも印象深いです。
1枚めと2枚めで端子部分の状態が違っているのがわかると思います。
2枚めがカバーをつけた状態ですね。
続いてはアイレム。アイレムは初期の頃通し番号を振るとともに
カセット中央上部に、通電していることがひと目で分かる
発光ダイオードを搭載していたのが印象的でした。
ソフトの形状も独特なものでした。しかし、後期は一般的な
ファミコンソフトの形状になり、面白みがなくなりました←
ツイートの方では触れませんでしたが、データ量が多かった分
ソフトの大きさと値段に大きな反映があった
光栄タイトルも忘れてはいけませんね。
こちらもソフトが大きかっただけに、箱も豪華なものとなっていました。
(2020年1月27日追記)
コメント欄にて書き込みがありましたが、サンソフトも
メーカーロゴが入った独自の形状のソフトを出していました。
サンソフトはゲーム音楽好きとしては一目置かれるメーカーです。
特にファミコン後期のソフトは、ゲーム音楽好きなら必聴の価値があります。
と、振り返ってみると様々な形状があったことがわかります。
SFCの時代から、この多彩なソフトの形状はほぼなくなりましたが
ファミコンが今も色褪せないのは、こういったところがあったからかも…?
なんて、個人的には少し思ったりもします。まぁ注目していた人なんてほとんどいないでしょうけれど。
あとはツイートで他に、ゲームの裏面に貼る注意事項のシールが
メーカーによっては面白い…というのも紹介しておきます。
おまけ:セタソフト。ファミコンは通常カセットの裏に注意事項を解説したシールが貼ってあるが、セタソフトはその部分がイラストになっており、なぜかその中にファミコンソフトをワニに食べさせてはいけない旨のイラストがあるw参照↓なお、セタもカセットに溝があるちょっと変わった形状のソフト。 pic.twitter.com/EH8BJFPtrW
— 死ぬまでゲーマー@相互100%フォロー! (@nintendo_fun) January 26, 2020
おまけ2:東京書籍(後のトンキンハウス)の初期の方のソフトも裏の注意事項シールがイラスト形式になっている。 pic.twitter.com/bOCdCWkzkk
— 死ぬまでゲーマー@相互100%フォロー! (@nintendo_fun) January 26, 2020
他にも通常の形状のソフトであっても、ちょっと手触りが独特なソフトだったり
ソフトの重さが違ったりと、そんな部分でもファミコンソフトは当時のユーザーを楽しませていたのではないかなぁ…と思います。
話を元に戻すと、手触りだけでファミコンソフトを当てるのは、まぁ基本無理です。
今回紹介した特殊形状のソフトはありますが、同一の形をしているソフトが幾つかありますので
候補は絞られるものの、その候補の中から特定するのはまず不可能でしょう。
ただ、今後ファミコンソフトを手触りで当てる機会に恵まれた時は、様々な形状をした
ソフトが複数のメーカーから出ていたことを思い出していただければ幸いです。
多分9割9分使われない知識でありましょうがw
私は1本だけしか持っていなかったのですが・・・
確か、サン電子(ブランド名はサンソフト)のファミコン時代のカートリッジも、中央にブランドロゴが入った感じでしたね。
記事の内容についてですが・・・
ナムコは、ファミリースタジアム(ファミスタ)の年度版が、ほぼ毎年出ていて、誰かが1人は持ってる状況がどこも多かったと思うので、形状の変化に覚えがある方は多いかも知れませんね。
サン電子が抜けていたので追記という形で記載しました。ありがとうございます。
当時は本当にいろんな形状のゲームソフトがありましたねぇ。もう30年以上も前の話になるんですねぇ。
ファミスタは89年から突然変わったのでびっくりしましたね。
あと忘れてはいけないのは、外箱はそのままでシールを張り替えたものが
87年版というところでしょうかw
いえいえ、ちょっと余計なお節介だったかもしれませんが・・・(苦笑)
記事に掲載されてるもの以外では、「そういえば、サンソフトってどうだったっけ?」と、何気に疑問だったんですよ。
某キャラクターゲーム(当時、コロコロコミックで連載された、アニメ化もしたマンガ作品)にハマってましたので(笑)
(でも、2は買いそびれてしまった・・・)
それ以外になると、ニューファミコンが発売された以降に、当時のスクウェアが出した、FF I・IIぐらいじゃないでしょうか・・・
書いてる間にコッソリ(笑)調べたら、光栄のカートリッジに似た(というか、ほぼ同じ)ような形状ですが。
覚えてる限りでは、これぐらいしか思い出せないですね・・・
サンソフトは完全に失念していたのでありがたかったです。
白いカセットで、サンソフトの刻印がかっこよかったですね。
後半のソフトもサンソフトの刻印は入っていたと思います。
そのマンガ作品のタイトルは、音楽のほうが名曲が多くて
Youtubeのほうでリクエストを少しいただきましたよw
FFI・IIは持っていたので把握していたんですが、流石に個別の特殊なものにまで
対応しているとキリがないので、今回は特に言及いたしませんでしたw
ファミコン晩期のソフトで、2タイトル分入っているのでカセットが大きくなったんでしょうね。
あと、カセットとばなんの関係も無いですがやや大味な攻略本もFFI・IIにはついてましたね。
大きくなるのはカセットの容量とかその当たりの関係でしょうね。やはり。
本題とは違いますが・・・(苦笑)
アレでどのタイトルか、よくわかりましたね(笑)
そうです、あのタイトルです。
(よくよく考えてみたら、サンソフトのキャラクターゲームはアレぐらいだったかな?w)
あのタイトルの曲、もうほとんど忘れてたのですが、YouTubeで聴かせていただいた時は、もう懐かしくて懐かしくて(笑)
しかし、リクエストをする方もいらっしゃったんですね。ちょっと嬉しかったかも・・・
追記ですが・・・
どうしても気になって調べてみたら、光栄の大きいタイプのカートリッジは、スクウェア(FFI・II)だけでなく、任天堂(役満天国 新4人打ちマージャン)やHAL研究所(メタルスレイダーグローリー)でも、出てたみたいですね。
この辺りの基準がよくわかりませんが、おそらくはROM基板の大きさが、一般的に知られてるタイプのものに収まらない時のタイプのものではないかとも思われますね。
すみません、毎度毎度長々と・・・
これ自体、一つの貴重な歴史の記録でとても興味深く、所用を忘れて熟読してしまいました。任天堂の重鎮の方によると「最初はROMの生産を各メーカーに任せてたらとんでもない不良品が出たので、任天堂で一括生産にした」一方、カセットの外装は割と自由だったみたいですね。
購入したカセットを取り出して、プレイ前に持つあの感触は一生忘れられません。また、パッケージ&カセットのラベルのイラストにもすごくワクワクさせられました。子どもの頃おもちゃ屋でディスプレイされていた場所が、本当に輝いて見えました。絵とゲームの中身が似ても似つかないことも結構ありましたが、今となっては良い思い出………かな?(でもスターソルジャーのイラストの青年が一体誰なのか、未だに分かりません)
ちなみに杉田さんと言えば、自分もおすすめで偶然見た動画で、ゲストの神谷浩史さんとファミ探・うしろに立つ少女NP版であつーく盛り上がっておりましたw
(https://www.youtube.com/watch?v=Rs_llwkFjZs) の11分過ぎ辺りからです。
自分の声優知識は90年代止まりなのですが、今現在バリバリの大人気声優と思われるお二人が、子どものように盛り上がってるのはファミ探信者として嬉しい限りでした。
こういった感想は個人的にとても励みになります。ありがとうございます。
ファミコン時代は本当にカオスでしたね。ファミコンバブルに乗り遅れまいと
普段ゲーム販売などやっていない会社が多く参入していましたから(学研とかもありましたねぇ)
確かにファミコンやスーファミの頃って、ゲームを買うのにとてもワクワク感がありましたよね。ニンテンドーパワー版は怖さが多少マイルドになっているんですが、たっちゃんやめて…とか伝説的な演出もありますからね。
近所のソフトではガラスのショーケースに様々なソフトが並べられていて、その中でどれを買おうかなんてひたすら悩んでいた記憶があります。PS以降のCDメディア主流時代だとなんか一つ一つのゲームの重さが軽くなったというか…感覚的なものなんですけどね。良い時代に子供だったと今では思っています。
スターソルジャーの人は確かに謎の人ですなw昨日スイッチのファミコンで久々にやったんですが、今やっても面白い。名作だと思います。
杉田氏は筋金入りのゲーム好きですからね。ラジオでのネタがあまりにもディープでよほどの人でないとついていけないですw神谷氏とのその対談もいいですね。二人共超人気声優ですね。
ファミ探の良い部分を的確に紹介していますな。