今現在、日本の2大RPGとしてゲーマーの間では名前が知られている

ファイナルファンタジーシリーズ


ドラゴンクエストの初代が1986年、それに続く形で当時のスクウェアソフトが

ドラゴンクエストとは方向性を変えたRPGとして、1987年にリリースしたのがファイナルファンタジーである。


ドラゴンクエストは主人公が喋らずに、あくまでロールプレイすることを主眼に置いているが

ファイナルファンタジーシリーズは基本的に主役は全てしゃべるようになっており

ゲームをより映画的に見せる手法を取って、ドラクエとは別の方向での大きな人気を得るに至った。


その後、FCの後半頃からドラクエとファイナルファンタジーは日本のRPGシーンにおいて

永らくトップを走り続けていたが、ファイナルファンタジーは今やかつての面影が無いほどに

人気は凋落しており、2016年11月に発売されたFF15では、出せばミリオンが当たり前だった

ナンバリングシリーズにおいて、初週から大きく売上を落とすこととなり、今やそのIPは

もはや息絶え絶えと言っても過言ではない状況に陥ってしまっている。


ナンバリングタイトルの開発期間が異常に長く、シリーズとシリーズの間が空いて

多くのファンが離れたり、あるいはファイナルファンタジーというIPも知らない若年層が増えてきているのと同時に

永らくメインのプラットフォームをPSで展開した結果、一般層に訴求できないタイトルになってしまった。


FF15は未だに色々と展開されており、ゲームの出来自体高く評価されていないにもかかわらず

開発者によって無理やり生かされているような状況になっている。次の新作16も発売するかも現時点ではわからず

このままで行けば、ファイナルファンタジーというIPはこのまま忘れ去られていく可能性もありうることは

もはや、過去のファイナルファンタジーシリーズを見てきた人間からすると、誰の目からも明らかである。


ニンテンドーダイレクトが一週間延期されたことによって、FF15のポケットエディションが

ニンテンドースイッチに出ることが、放送前に明らかになっていた。正直いらないが。


【い、いらねぇ…】『ファイナルファンタジーXV ポケットエディション HD』が現行据え置きマルチで発売。


ストーリーは同じに、キャラをデフォルメ化したスマホで配信されていたものを

現行の据置ハード全機種マルチで発売されることが決定した。オリジナルが出ている

PS4やXbox oneに出るならともかく、ここのところ本編とはずっと無縁だった任天堂機に

突然、こんなタイトルをポッと出されても、売れるわけがない…そう思っていたのだが

どうやら、スクエニはFFの再度の復権を目指していくようだ?


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FF15ポケットエディション、FFCCだけではなく、多数のFFタイトルがスイッチに移植決定!

ニンテンドーダイレクト放送前に判明していたのは、先に書いたFF15ポケットエディションと

PSのゲーム紹介イベントで先出しされる形となった、FFCCのリマスターである。

この2つのタイトルであれば、ニンテンドーダイレクトで流されるのは間違いないだろうと誰もが予想していて

実際に、2つのタイトルも紹介されたが、更に様々なタイトルがスイッチに移植されることが

改めて本日のダイレクトにて明らかにされたのである。



具体的には、PS関連でで発売されたワールドオブファイナルファンタジーの移植。

そして、PS4で発売されていたFF12のゾディアックエイジや、FF7・9・10・10-2の

HDエディションの発売が告知されているということ。そしてチョコボの不思議なダンジョンも

Wiiで出た時忘れの迷宮をベースにした完全版が発売されることまでも。



これらのタイトルはほとんどがマルチタイトルではあるものの、Wii Uまでであれば

確実に任天堂機に発売されることは無かったと思われる。なにせ、スクウェアと任天堂の確執を

呼んだソフトが、ファイナルファンタジー7ということもあり、ある種任天堂ハードにこのゲームが出ること自体が

想像がつかないものであったが、それが20年以上の時を経て任天堂機にオリジナルのものが移植されるということは

なかなかに、感慨深いものがある。8が無いのは、フェイ・ウォン関係だろうか…。


少なくとも、今回の任天堂機へのFFの回帰は、メインでやっているPSだけではやっていくのが厳しくなってきた

あるいは、一般層・子供層に訴求できる任天堂機で改めてFFというIPを認知させていかなければならないほどに

かつての勢いが今のFFにはないことがあるのではないかと、個人的には考える。任天堂ハードで

地道に出すことによって、IPを維持していく…そんな思惑もあるのではないか?

今更過去のFFを出したところで、スイッチにいるFFを知らない一般層や子供層が

食いつくかどうかはわからないが、少なくとも今までのままではIPが死ぬのを座して待つだけだったような

状態だったFFにおいて、今回の任天堂ハードでの久々の本編ナンバリングリリースは

スクエニ的にも大きな転換点の一つとなる可能性があるのかもしれない。


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