管理人が当ブログを更新する際に、バックグラウンドで流している
ゲーム音楽を紹介するだけのコンテンツの第22弾。
今年もあと1日ということで、2017年の総括的に
このブログで不定期更新となっている記事を更新したいと思う。
その結果が、この記事の更新ということになる。
このコンテンツは特に反響が大きいわけではないのだが
管理人の趣味として紹介させていただいている。
今年はスイッチというハードが出てしまったために
ゲームソフトにお金を使ってしまい、ゲームサントラをほとんど買えなかったが
来年はサントラ収集にも、ある程度お金を遣いたいなという所。
それは別として、今年最後となるこのコンテンツで紹介するのは
90年代の、スクウェアがすごかった頃を象徴するあのソフトからである。
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No.22 SFC クロノ・トリガー 「風の憧憬・時の回廊」
1995年、FF4・5・6が立て続けに大ヒットを飛ばし、FFというIP以外にも
魅力的なタイトルを多くリリースしていたスクウェアが、ドラクエの堀井雄二氏と鳥山明。
そして、ファイナルファンタジーの坂口博信が連携して生み出した当時としては
夢の共演と言って全く過言ではないプロジェクトのタイトルがクロノ・トリガーである。
当時はまだ、スクウェアとエニックスはFFとドラクエを出す別会社だったわけで
そのライバル同士の中核人物がタッグを組んだのは、当時のゲーム雑誌などで
大々的に報じられていたのを覚えている。2017年現在、その2社は合併しているわけだが
当時の自分に、その2社は将来合併することになると教えたとしても一笑に付したことだろう。
それほどまでに、全盛期のこの2社の存在感はすごかった。
クロノ・トリガーの作曲は、ご存知光田康典である。
この作品が、氏にとって名前が前面に出るデビュー作(それ以前からサウンドエンジニア的な関わりはあった)となり
この作品の音楽が高く評価されたからこそ、光田康典はゲーム音楽作曲家の中で一線級の地位を得ることとなった。
クロノ・トリガーが発売した頃の光田氏はまだまだ若い23歳で、世紀のビッグプロジェクトに
全く実績の無い光田氏が採用された経緯はわからないが、光田氏にとってはとてつもないプレッシャーがかかっていたのではないだろうか。
その中で生み出された曲は、ゲームを嗜む人であれば、知られている楽曲も多く、光田氏の原点にて代表作と
いまなお、断言しても良い珠玉の名曲に満ち溢れたタイトルである。
その中から、今回はゲーム内のフィールド曲2曲…中世で流れる風の憧憬と
古代王国で流れる時の回廊を紹介する。
なお、風の憧憬はよく、かぜのどうけいと言われるが、正確には
かぜのしょうけいである。憧憬という字は、本来の読みがしょうけいで
どうけいは、いわゆる慣用読みとされている。光田氏の公式見解でもしょうけいが正しいとのこと。
統計を取ったわけではないが、クロノ・トリガーを代表する2曲だと思う。
フィールド音楽で、この2曲が人気を2分しており、風の憧憬派と時の回廊派で
どちらが一番好きかで意見が割れることが多い。ちなみに管理人は時の回廊派である。
オリエンタルな雰囲気を醸し出した、まさに古代王国といった雰囲気の不思議な曲だと思う。
風の憧憬も、確かに光景を思い浮かべられるようで、捨てがたいのだが、時の回廊は
当時、音楽をTVから直接カセットテープに録音して、高校の授業中にこっそり聴いていたというほど
思い入れのある曲に、個人的にはなっている。
このブログを閲覧している人は、どちらが好きだろうか。もし、このブログが大手だったら
コメント欄で投票でもやって、長年の疑問に決着がついたかもしれないが…w
いずれにせよ、2曲ともずっと聴き続けられている名曲であるのは間違いない。
余談だが、クロノ・トリガーのサントラはSFC版と、DS版の二種類が出ている。
音色に大きな変化があるわけではないが、DS版のサントラは音圧が強く録音されているので
今サントラを買うとすれば、DS版のほうをおすすめする。