2006年の11月に、任天堂の据え置き機として発売され
リモコン操作がデフォルトという、ライト層を強く意識した
ハードであったWii。
当時、ニンテンドー64、ゲームキューブとPSに差をつけられ苦しんでいた任天堂が
ライト・一般層に訴求するために開発したハードで、当時山内社長から変わった
岩田社長がそのメインコンセプトを練り、発売した社運を賭けたハードであった。
今までのコントローラー操作から、Wiiリモコンとヌンチャクという操作を新たに提唱し
岩田社長の目論見通り、ライト・一般層に強く訴求する結果となり、現時点での
任天堂の歴代据え置きハードの中では、もっとも売り上げを上げて
最終的に1億台以上を世界で売った、大ヒットハードとなった。
このWiiで行われた試みとして、当時ブロードバンドが当たり前になりつつあったことから
任天堂の過去のハードの名作や、他機種(PCエンジン、メガドライブ、NEOGEO、アーケードなど)も
積極的にDLソフトとして配信する、VC(ヴァーチャルコンソール)や
DL専用ソフトとしてWii Wareといったオリジナルタイトルが定期的に配信されていた。
WiiやニンテンドーDSは、既にオンライン対戦などのWi-Fiコネクションのサービスを終了し
Wiiのゲームでは、オンライン要素を楽しむことは、今はできなくなっているが
前述の、VCやWii WareはWiiショッピングチャンネルという専用のサイトからまだDL出来るようになっている。
しかし、過去のハードのサービスをいつまでも続けていくわけにはいかないのも
維持費などのコストの面から、やむを得ないことではある。
今まで、10年以上もサービスを維持してきたWiiショッピングチャンネルの
終了時期がついに、任天堂から告知されている。
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2019年1月31日を以って、サービス完全終了。残高の追加は2018年の3月27日まで!
任天堂公式が告知した内容によれば、Wiiショッピングチャンネルは
段階的にサービスを終了していくとのこと。
その内容は、公式リリースをそのまま引用する。
「Wiiショッピングチャンネル」終了のお知らせ
平素は、弊社製品をご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。
このたび、2006年12月に開始しました、WiiやWii U(Wii互換機能内)でご利用いただける「Wiiショッピングチャンネル」につきまして、下記のとおり、段階的に終了させていただくこととなりました。
「Wiiショッピングチャンネル」終了スケジュール
Wiiポイントの追加 終了日時 2018年3月27日(火)4:59
Wiiウェア・バーチャルコンソール・Wiiチャンネルの購入終了日時(※1) 2019年1月31日(木)14:59終了にともない、未使用の「Wiiポイント」、「Wiiポイントプリペイドカード」、「ニンテンドーポイントプリペイドカード(番号)(※2)」の払い戻しを行います。手続きなどの詳細につきましては、決まり次第、あらためてお知らせいたします。
「Wiiショッピングチャンネル」をご利用いただいている皆様には誠に申し訳ございませんが、何卒ご了承くださいますようお願いいたします。
長きにわたりご愛顧いただきましてありがとうございました。
1 ご購入いただきました「Wiiウェア」「バーチャルコンソール」の再ダウンロードや、WiiからWii Uへデータを引っ越しする「Wiiからの引っ越し」につきましては、引き続きご利用いただけますが、将来においてはこれらのサービスも終了予定です。
2 現在取り扱っている「ニンテンドープリペイドカード(番号)」とは異なります。くわしくはこちらをご覧ください。引用元: https://www.nintendo.co.jp/support/information/2017/0929.html
まずは来年の3月27日でポイントが追加不可能(後に払い戻し有り)になり
そして、再来年の2019年1月末を以って、全てのサービスが終わるとのこと。
今までは、紐づけされた本体からは一度DLしたソフトは、再DL出来たが
再来年の1月以降は、それもできなくなるということになる。
追加でソフトを買うことは、来年の3月末で終了。間がかなりあるので注意が必要だ。
Wii Uへの引っ越しなどのサービスも順次廃止されるということで
長きに渡って、サービスが続けられたWiiもひとまずサービスを完全終了させる。
Wiiも随分遊んだユーザーとしては、寂しいの一言ではあるが、未来永劫続く
サービスはCSにはないので致し方ないとも思う。逆に、よくこれだけ
維持を続けてくれたという思いもあるので、今回のVC終了は受け容れたいと思う。
なお、WiiのVCのみでしか出来ない名作と呼ばれるゲームも多数ある。
2ちゃんのスレッドにはなるが、こちらのスレに有志がレビューやら
オススメタイトルや、Wii Uなどでは出来ないVCをリストアップしてくれているので
今から探すのは大変…と思う人は参考にしていただきたい。
個人的には、上記リンク先にもあったと思うが、とりあえずWiiポイントは
追加不可能になる前に、追加だけ行っておいて、後でじっくり品定め…というのが
良いのかもしれない。一時期は、かなり力の入っていたVCとWii Wareだけに
終わってしまうのはやはり残念ではある。名作と言われるタイトルなどは
早めに落としてしまうのが吉と言えるだろう。スイッチのVCに移植がある程度
行われるのを期待したいが、権利の関係などで難しいものも出てくるので
過剰な期待を抱くのは禁物だと個人的には思っている。