今年で発売から4回目の年末商戦を迎えている
ニンテンドースイッチ。
今年は今までの年で恒例だった、年末の任天堂の目玉タイトルは
出ていない状況で、その代わりにサードの桃鉄やゼルダ無双が
存在感を見せている年末商戦を国内では迎えている。
また任天堂からの新作は発売されていないものの、今回始めて年末商戦を迎える
あつ森の存在や、一時は深刻な在庫不足に陥ってたものの、今はある程度安定供給が
できるようになったと思われるリングフィットアドベンチャーなどが
今年の年末商戦の主力タイトルとなっている。その他ブレワイを始めとしたロンチ年の
タイトルで未だに売れ続けているタイトルや、最近セフィロスが追加ファイターとして
今月中に配信がされることが決定しているスマブラSPなど、今年の年末商戦は
今までの任天堂タイトル定番+サードの有力ソフトと言った構図になっている。
日本では既に他の2機種がやる気をあまり見せておらず(Xbox SeriesはともかくPS5もやる気がなさすぎる)
スイッチの一強状態はもはや揺るがない状況となっているが、そうなってくると
問題は海外市場…すなわち世界最大の家庭用ゲーム市場を持つ北米市場が任天堂も含め鍵となってくる。
特にPS5とXbox Seriesは日本市場より海外市場を重視しているという状況が
傍から見てあからさま過ぎる状況であり、PS5とXbox Seriesにおいてはロンチと
今年の年末商戦のスタートダッシュが鍵となるということは間違いないはずである。
当ブログでも少し記事にしたことがあるが、そのCS市場世界最大の規模を持つ
アメリカにおいては、NPDという売上を集計する機関がある。
毎月の北米市場のゲームハード・ゲームソフトの売上を集計してひと月ごとにその結果を公表している。
そのNPDが先月11月の北米のゲーム市場の売上ランキングを公表しスイッチが
PS5とXbox Seriesのロンチという盛り上がりを迎えた商戦を制し、24ヶ月連続で
北米市場月間の販売台数TOPになったことが明らかにされている。
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NPD調査で北米市場11月で最も売れたハードがスイッチだったことが明らかに!24ヶ月連続TOPに記録更新!
既に過去Xbox360が持っていた22ヶ月間連続北米市場売上TOPの記録を塗り替えているニンテンドースイッチ。
今年10月もトップを取って、記録は更新され続けているが、今年の11月は
PS5とXbox Seriesという次世代機が二つ同時に発売され、スイッチが果たして
記録を更新するのか、それともいずれかのハードに記録を抜かれるかが個人的には注目していたところであった。
一般的にハードロンチは当然ながら、今までのコンソールを楽しんでいたゲーマーのうち
一定のユーザーが早く次世代機を体験したいと購入するパターンが普通であり
どちらの機種も北米で大きく支持されていること、そして2社ともやはり北米市場を
重視していることは間違いない動向が伝聞されていたので、4年目で盤石な態勢になっている
スイッチでも新世代機のロンチに勝つのは難しいのではないか?と漠然と予想していたのだが
スイッチがそれらの新世代機のロンチを抑えて、24ヶ月連続で
北米市場TOPを取ったことがNPDの発表によって明らかにされている!
PlayStation 4 / Xbox One からさらに性能が向上した PlayStaton 5 / Xbox Series X|S が登場し、新たな世代に突入したゲーム業界。任天堂の家庭用ゲーム機「Nintendo Switch」は発売開始以来、他社とは異なるベクトルの付加価値を提案し、高い人気を維持し続けています。
任天堂アメリカは調査会社 NPD グループの集計データを引用し、2020 年 11 月は 135 万台の Nintendo Switch ファミリー(Nintendo Switch および Nintendo Switch Lite)を販売したことを発表しました。
これにより Nintendo Switch は競合の新型機を上回り、米国市場において 24 か月連続で最も売れた家庭用ゲーム機となりました。
好調な販売を後押ししたのは、Nintendo Switch Online 3か月券と『マリオカート8 デラックス』(ダウンロードコード)を同梱して価格据え置きで発売したブラックフライデー向けバンドルセットでした。オフラインでもオンラインでも、すぐにマルチプレイを楽しめる商品です。
2020年の Nintendo Switch は米国において、11 月末までに 692 万台を販売。この時点で 2019 年の年間販売台数を、42.6 万台上回っています。
「Nintendo Switch に対するかつてない需要が続いています。あらゆる年代、あらゆるゲームスキルの人々がこのホリデーシーズンそしてその先も Nintendo Switch を体験されることをとても喜ばしく思います」
任天堂アメリカのセールス&マーケティング担当 SVP の Nick Chavez 氏は述べています。
引用元: 【NPD】米国Nintendo Switchの11月は135万台を販売し競合次世代機を上回る、24か月連続1位
PS5とXbox Seriesのロンチがほぼ同時だったことから、それらが分散した可能性はあるものの
それでもスイッチの販売台数135万台というのは圧倒的な数字。やはりブラックフライデーと
サイバーマンデー商戦期の任天堂は強かったということ。
また売上台数こそスイッチがトップだが、金額ベースで行くと単価が高いPS5が11月のトップであったとのこと。
いずれにせよ、スイッチはそもそも高価格路線で競うようなハードではないし
そもそもの普及台数が多くなればなるほど、今後に活きてくるのは間違いない。
PS5もXbox Seriesもキラーソフトと言えるタイトルが不在とされるため
今年の12月もスイッチがTOPを取る可能性は高いのではないだろうか。
ここまで来たら、スイッチには北米市場の記録を更新し続けてほしいものである。