「東京ゲームショウ2026」は、台風25号の接近を受けて、5日目にあたる9月21日(月・祝)のリアル開催が中止になりました。

会期は4日間(9月17日〜20日)に短縮され、総来場者数は25万7642人。主催のコンピュータエンターテインメント協会(CESA)が、9月20日の夜に発表した閉幕のリリースで明らかにしています。

30周年の節目に「史上最長、遊びづくしの5DAYS」というテーマで、初めての5日間開催に挑んだ今回のTGS。ファミ通によると、東京ゲームショウが会期の途中で中止になるのは、30年の歴史で初めてのことだそうです。

この記事では、何が決まったのか、チケットや配信番組はどうなるのか、そして今回の数字をどう見ればいいのかを、CESAの公式発表と各媒体の報道をもとに整理してみます。

先に結論(要点だけ)

  • 9月21日(月・祝)のリアル開催は終日中止。20日(日)は予定どおり開催された
  • 4日間の総来場者数は25万7642人。出展は53の国・地域から1,138社・団体で、昨年を上回り過去最多
  • 21日分のチケットは払い戻し。購入したプレイガイドの案内を確認する
  • 21日は、イベントステージの公式番組などをオンライン配信(無観客)
  • 次回の東京ゲームショウ2027は2027年9月16日(木)〜20日(月・祝)の5日間で開催予定

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なぜ最終日が中止に?台風25号の接近で「終日中止」

中止が発表されたのは、開催3日目にあたる9月19日の夕方前後(各媒体の報道は16時ごろ)でした。CESAは、9月21日については「午後以降に風雨が強まることが予想され、交通機関への影響や、来場者・関係者の帰宅が困難となる可能性もある」として、すべての参加者・関係者・出展社の安全を最優先に考え、終日の開催を中止することを決めたと説明しています。

当初の予定では、9月21日は一般公開日の3日目で、9時30分から16時までの開催でした。つまり、来場予定だった人にとっては、前日の夕方に急に知らされた形になります。「せっかく休みを取って行くつもりだったのに」という人もいたはずで、それを思うと残念な気持ちになります。

一方で、台風の接近が予想されるなかで、事前に判断が示されたこと自体は、混乱を減らすという意味で大きかったのではないでしょうか。天候による帰宅困難のリスクが読めるタイミングで、前日のうちに決断したというのは、来場者の安全面を考えれば妥当な判断だったと私は思います。

チケットの払い戻しは?購入元のプレイガイドで確認を

中止となった21日分のチケットは、払い戻しの対象です。

  • 払い戻しの方法は、チケットを購入した各プレイガイドからの案内で確認する
  • 詳細が確定し次第、東京ゲームショウ2026の公式サイトでも告知される

「どこに問い合わせればいいの?」と迷ったら、まずチケットを買ったプレイガイドのメールやマイページを見るのが早いです。払い戻しの受付期間は購入元によって異なる可能性があります。期限があるものは見落としがちなので、早めにチェックしておくのが安心です。

21日はオンライン配信で実施|Red Bull Revengeとエンディングステージ

リアル会場での開催は中止になりましたが、21日は来場を伴わずに安全を確保したうえで実施できる「公式番組」が、予定どおり配信されます。CESAの発表によると、次の2つが挙げられています。

時間 番組 内容
10:30〜13:10 Red Bull Revenge 『ストリートファイター6』で、競技シーンの名勝負を再演する招待制のショーマッチ。8名のトッププレイヤーが参戦し、全4戦がすべて因縁の対戦カード
15:00〜15:30 エンディングステージ TGS2026を締めくくる最後のステージプログラム

このほか、21日にイベントステージで予定していた公式番組・配信コンテンツと、一部の出展社による自社のオンライン配信も予定されています。アーカイブ配信を含む各出展社の配信スケジュールは、公式サイトで順次公開されるとのことです。会場に行けなくなった人も、公式サイトのスケジュールをチェックして、配信で楽しむのがよさそうです。

ちなみにTGSの公式番組は、今回の会期中に合計25本が配信されました。YouTube、X、Twitchといった公式アカウントやニコニコのほか、中国向けにはDouYuとbilibili、欧米向けにはIGNと連携した配信も行われています。

4日間で25万7642人|数字をどう見るか

ここからは、閉幕時に公表された数字を見ていきます。

  • 総来場者数:25万7642人(9月17日〜20日の4日間)
  • 出展者数:53の国・地域から1,138社・団体(昨年を上回り過去最多)
  • ビジネスマッチングシステムを使った商談:過去最多の3,673件

ビジネスデイ(9月17日・18日)の来場者は、初日が5万3630人で、昨年の初日を1,278人上回ったと報じられています。また、KAI-YOUの報道では、ビジネスデイ2日間の合計は10万6175人でした。この数字から初日の分を引くと、2日目はおよそ5万2500人強という計算になります(私の概算です)。

そこで、一般公開日に絞って単純計算してみます。総来場者数25万7642人から、ビジネスデイ2日間の10万6175人を引くと、一般公開日の2日間(19日・20日)で約15万1000人強という計算になります。1日あたりでは7万5000人台です。

Game*Sparkは、開催前の時点で「会期全体では30万人の来場が見込まれている」と伝えていました。もし5日間の一般公開日が予定どおり3日間あって、21日も他の日と同程度の来場があったとすれば、単純計算では30万人前後に届く水準だった、とも読めます。もちろん、これは「もし開催されていたら」という仮定にすぎませんし、見込み値の算出方法も分かりませんので、あくまで参考程度に見ておいてください。

ただ、4日間で25万人を超えたことや、出展数・商談数が過去最多になったことを考えると、会期が1日短縮されても、30周年のTGSとして大きな盛り上がりを見せたのは間違いないのではないでしょうか。

開催中に発表されたSwitch 2向けの話題

ここで、Switch 2関連の話題も少し触れておきます。

今回のTGSは、任天堂が出展しない開催でしたが、Switch 2向けのタイトルはサードパーティ各社が数多く出展していました。報道されたものをいくつか挙げると、次のようなものがあります。

  • 『ステラーブレイド』のSwitch 2向け無料体験版が、9月20日から配信開始(ファミ通の報道)
  • 『真・三國無双2 with 猛将伝 Remastered』の体験版が、9月24日に配信決定(Game Watchの報道)
  • 日本ゲーム大賞2026「フューチャー部門」で、Switch 2で発売予定の『ペルソナ4 リバイバル』『モンスターハンターワイルズ:アセンダンス』『FF7 リベレーション』などが受賞

任天堂の不在については、以前の記事で触れています。今回の記事の話題とは切り離して、ぜひ合わせてご覧ください。

【要チェック】東京ゲームショウ2026完全ガイド|史上初の5日間開催、30周年の見どころと任天堂不在の理由

TGS2027は2027年9月16日〜20日の5日間で開催予定

最後に、次回の予定です。CESAは、東京ゲームショウ2027を2027年9月16日(木)〜20日(月・祝)の5日間で開催する予定と発表しています。リアル会場は、今回と同じ幕張メッセを予定しているとのことです。

つまり、来年も5日間開催が続く見通しです。今年は初の5日間開催で、最終日が台風で中止になるという結果になりましたが、これを受けて日程や運営がどう見直されるかは、現時点では分かりません。

個人的な考察|「5日間開催」と天候リスク

ここからは、あくまで私の見立てです。

今年の5日間開催は、シルバーウィークの連休にかかる形で設定されていました。連休を活用して、遠方からも足を運びやすくする狙いがあったのだと思います。ただ、9月中旬から下旬は台風シーズンでもあります。連休を狙って会期を伸ばせば、そのぶん天候の影響を受けるリスクも増えてしまうという側面はあるのでしょう。

もっとも、今回のようにオンライン配信の枠組みが整っていれば、リアルの開催が難しくなっても、公式番組は届けられます。25本の公式番組を配信し、21日の分も配信に切り替えられたのは、近年のオンライン配信の運営ノウハウが生きた面もあるのではないでしょうか(あくまで私の推測です)。

ファンの一人としては、今年のTGSが「30周年の記念すべき年」として記憶に残る一方で、最終日を楽しみにしていた来場者の気持ちを思うと複雑です。来年は、5日間を無事に走り切れるよう祈りたいところです。

まとめ

  • TGS2026は台風25号の影響で、9月21日のリアル開催が終日中止となり、4日間で閉幕
  • 総来場者数は25万7642人、出展は過去最多の1,138社・団体
  • 21日分のチケットは払い戻し。購入したプレイガイドの案内を確認する
  • 21日は、Red Bull Revengeやエンディングステージなどをオンライン配信
  • TGS2027は2027年9月16日(木)〜20日(月・祝)の5日間で開催予定

日本ゲーム大賞2026の年間作品部門の受賞作については、こちらにまとめています。

【まとめ】日本ゲーム大賞2026受賞作品一覧|大賞は『ぽこ あ ポケモン』、桜井政博氏「ゲームデザイナーズ大賞」感動のラストイヤー

参考・出典:

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