かつては、メジャーなジャンルの一つであったものの

一時はすっかり斜陽なジャンルとして、非常に限られた

ユーザーしかプレイしないタイトルのジャンルとなったシューティングゲーム


元々、70年代終わりに起こったインベーダーブーム…すなわちそのスペースインベーダーこそ

シューティングゲームというジャンルであり、このゲームが爆発的にヒットしたことによって

その後アーケードには、シューティングゲームが一つのメジャーなジャンルとなる。

80年代のナムコによる、ギャラクシアンやゼビウスといったゲームや、少し先になると

コナミのグラディウス、タイトーのダライアス、アイレムのR-TYPEなど

特にアーケードシーンで、この手のシューティングゲームが全盛を誇った時代があった。

家庭用にもアーケードの移植や、家庭用オリジナルのシューティングゲームが発売され

高橋名人を広告塔に立てたハドソンは、毎年のようにキャラバンと称して

自社のシューティングゲームをお題に、ゲーム大会を行っていた。


しかし、後にスト2などの格ゲーがブームとなり、徐々にシューティングゲームの

発売は減っていき、1997年にケイブ(発売元はアトラス)がアーケードで稼働させた

元祖弾幕シューティングゲームと言われる怒首領蜂

シューティングゲーム業界に新たなトレンドを巻き起こしたものの、弾幕という

あまりシューティングゲームが得意ではないようなプレイヤーにとっては

見た目だけですごく難しそうに見えるジャンルのゲームが、メインになっていくにつれ

シューティングゲームは、格ゲーと同じ一部のコアなゲーマー御用達のようなジャンルになっていった。


その後のXbox360が国内で、先のケイブ系のゲームを充実させ一時は

2Dシューティングゲームが再度復権するかと思われたが、しかしそのブームは長く続かず

任天堂ハードもPSもXboxもその居場所は殆どなくなっていた。

そのため、最低な時期はもはやオワコンと化していたシューティングゲームであるが

最近はスイッチに数々の往年の2Dシューティングゲームの復刻だったり、完全オリジナルタイトルが

続々と発売されている。(パッケージタイトルはあまりないが)


その口火を切ったのはおそらく、ゼロディブが開発を行い、スイッチの初期に

行ったプロジェクトである彩京復活が大きな地位を果たしたと思う。

かつて日本に存在したゲームメーカーで、主にアーケードに個性的なタイトルを

多くリリースし、今は既に会社は存在しない彩京のタイトルを、ゼロディブがスイッチ向けに移植し

今まで限られた環境でしか出来なった、アーケード画面比率の2D縦スクロールシューティング

(アーケードの縦長筐体の比率を家庭用で再現することは基本的に不可能で

画面端を削った横画面比率に縮尺したのが今までの家庭用移植の主流だった。)

を、携帯モード限定とはいえ、画面回転オプションを作ることで再現し

彩京復活がかつてのゲーマーに歓迎され、ある程度の売上を記録したことから

続々と2Dシューティングゲームがスイッチに復活、あるいは新作が発売されている状況となっている。

最近で言えば、Live Wireによる虫姫さまやエスプガルーダIIの移植であったり

これから発売されるタイトルでも、暴れん坊天狗だったり、東亜プランのコレクションタイトルであったり

既にニンテンドースイッチが、2Dシューティングゲームの主力プラットフォームになっている状況である。

そして、いよいよ2Dシューティングゲームの楽園となってきたスイッチに、また新たに名作判定されている

かつての2Dシューティングゲームの人気タイトルが移植されることが発表されている!


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『式神の城2』が新要素を追加しスイッチとSteamに移植決定!

今回新たに、ニンテンドースイッチに移植・復活されることが決定したタイトルは

アルファシステムが開発した2Dシューティングゲームで

最終的に幾つかのプラットフォームで3作目まで発売されたタイトルである

式神の城である。そのシリーズ2作目でファンの間では

一番評価が高い2が、スイッチとSteamに新要素を追加して移植発売されることが決定している!

 2003年にアーケードで稼動した、『式神の城II』(式神の城2)。本作はアルファ・システムが手掛ける『式神の城』シリーズの2作目で、作り込まれたゲーム性やキャラクター性で人気を博し、いまなお根強い人気を誇る縦スクロール型の弾幕シューティングだ。

 そしてそんな『式神の城II』が、今回Nintendo Switchと、PC(Steam)にて配信されることが判明した。発売日と価格は未定。本記事では、移植に関わるスタッフ陣に、座談会形式で当時の開発エピソードや、今回の開発秘話などを語っていただいた。以下、4名のスタッフたちによる『式神の城』トークをお届けしよう。

中略

骨太な難度を誇る新モード

――今回の移植版では、新たなモードが追加されています。とくに注目のポイントはありますか?

永木やはり新要素の、いわゆるアレンジモードに相当する“ニューエントリーモード”ですね。このニューエントリーモードは、すべて須田さんご自身でアレンジしていただいているものです。全ステージの敵配置がオリジナル版とは異なります。遊ばせていただいているのですが、それが単純にすごく楽しくて。ただ、難易度は高いですね。

須田ええ、高くしています。基本的にはオリジナル版『式神の城II』を遊んでいた方々が、つぎに新しく挑戦するステージとして設計していますから。序盤はそうでもないですが、3面あたりから難度をハネ上げているので、初見の人には難しいと思います。始めて遊ぶ人は、まずアーケードモードをクリアーしていただければと。
 最近はゲーム実況なども多いですから、プレイヤーの方々がどう苦しむのかが楽しみです(笑)。オリジナル版のころはゲーム実況などはありませんでしたが、攻略DVDみたいなのは作られる時代で。それ見ると、自分の想定とは思いもよらない攻略方法で遊んでいたりして、予想外で楽しかったです。ニューエントリーモードもきっと、プレイヤーの皆さんは僕の予想を裏切ってくるのではないかなと。

というわけで、かつてアーケードや家庭用で遊んだ人も結構いたであろう

式神の城までがスイッチに復活とのこと!やはりというか、2D縦シューティングゲームなので

スイッチ版では画面を回転させたモードの実装もあると座談会で話が出ている。

アルファシステムは、式神の城の前にシスターズロワイヤルという同じく

2D縦シューティングゲームをスイッチなどにDL専用ソフトとして発売している。

その元となっていたのが、式神の城であっただろうが、その本家タイトルが2からとはいえ

スイッチに復活ということになる。やはり、2Dシューティングゲームにとって

現在のスイッチはまさに、それらのタイトルが一堂に集まるプラットフォームと化している。


これを以て、2Dシューティングゲームが復活したということはまだまだ言えない状況にはあると思うが

間違いなく、かつてのユーザー他、新たなユーザーも取り込めている状況になっているのは間違いないだろう。

これからまだまだ2Dシューティングゲームがスイッチに出る予定はあるし、下手の横好きとはいえ

シューティングゲームが好きな管理人としては、この流れが今後も続いていくことを期待したい。


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