『リズム天国 ミラクルスターズ』、皆さんはもうプレイされたでしょうか。
11年ぶりのシリーズ完全新作ということで、発売前から結構楽しみにしていた作品だったのですが……
いざ触ってみたら、想像していたよりもかなり歯ごたえのある内容で、正直ちょっと面食らってしまいました。
今回はレビューサイトの評価もあわせて、この作品の魅力と気になる点を掘り下げてみたいと思います。
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見た目はカジュアル、中身はガチ勢向け
まず率直な感想として、『リズム天国』シリーズって「ゆるくてかわいい音ゲー」というイメージを持っている人が多いのではないかと思います。
自分も正直そう思っていた側でした。ところが実際にプレイしているレビュアーの方々の声を見ていくと、どうも様子が違うようです。
GAME Watchのレビューでは、本作を「音とリズムの求道者向けの傑作」と評しつつ、一見カジュアルに見えて実は「極めてシビアで容赦のない音楽アクション」という二面性を持つゲームだと紹介していました。
数フレームのズレも許さない厳格な判定基準で、何十回もリトライすることになる場面もあるとのことです。……これ、想像していたより結構ガチじゃないでしょうか。
Metacriticでも高評価、それも納得の完成度
総合スコア94点という評価をGame8がつけているのですが、これは決して大げさな数字ではなさそうです。
Metacriticでも9割以上のレビューが7.5点以上をつけているそうで、海外メディアからの評価も安定して高いようです。
評価されているポイントとしてよく挙げられているのが、まず「音ハメ」が決まる瞬間の快感。
ボタン一つに集約されたシンプルな操作性でありながら、BGMのベースラインやハイハット、効果音を通じて無意識にプレイヤーを誘導する設計になっているとのことで、視覚情報よりも「音の波に身を委ねる」ことが重要になってくるのだそうです。
個人的には、この手の「見た目はシンプルだけど奥が深い」というゲームデザイン、結構好みだったりします。
ウラ面とやり込み要素の充実ぶり
本編クリアまではだいたい7時間程度が目安とのことですが、クリア後に解放される「ウラ面」からが本番、というのがどのレビューでも共通して語られている印象です。
難易度が大幅に上昇し、追加コンテンツも含めると10時間以上は遊べるボリュームがあるようで、やり込み要素はかなり充実していると言えそうです。
新モード「ビートスペル」も評判が良く、RPG的なアドベンチャー要素とリズムゲームを融合させた内容になっているとのこと。
マップの進行に応じてBPMが上昇していく仕組みで、複数ボタンを駆使する高難易度な場面も用意されているそうです。
もうひとつの新モード「ナイトモード」は、画面を完全に隠して音とリズムだけでプレイするという、なかなか思い切った試みで、視覚に頼らないアクセシビリティへの配慮としても評価されているようです。
気になる点も正直にまとめておきます
良いところばかりを並べてもフェアではないので、気になる点についても触れておきます。
- ミニゲームごとに操作方法が異なるため、リミックスで急に操作を思い出せず戸惑う場面がありそうです
- 「パーフェクト」評価のイベントがランダム発生とのことで、狙ったタイミングで挑戦できないのは少し不便に感じるかもしれません
- オモテ面(通常モード)の難易度自体はやや控えめという声もあり、ウラ面との落差にギャップを感じる人もいそうです
- ストーリー進行にメダル取得が必須という、なかなかスパルタンな設計になっている点も注意が必要です
Yahoo!知恵袋などでも「評判があまり良くなさそうだけど実際どうなの」という質問が上がっているのを見かけましたが……個人的な印象としては、万人向けの優しいゲームではなく、ある程度の理不尽さも含めて楽しめる人向けの一本、という表現がしっくりくるように思います。
これは嬉しい人には嬉しい、厳しい人には厳しい、という感じでしょうか。評価が分かれるポイントではあると思います。
そもそも11年ぶりというブランクの重み
ちょっと話が逸れますが、『リズム天国』シリーズって前作から結構な間が空いていたんですよね。
DSやWiiの時代を知っている世代からすると、「まだ新作出してくれるんだ」という嬉しさが正直ありました。
長期シリーズが久しぶりに完全新作を出すとき、往々にして「懐かしさ狙いで無難にまとめてくる」パターンと「変に力が入りすぎて別物になる」パターンの二極化が起きがちだと思うのですが、今回はどちらかというと後者寄り……というより、良い意味で振り切ってきた印象を受けます。
過去作のBGMを使い回すのではなく、ミニゲームからBGMまで全部新規で作り込んできたあたり、開発陣のシリーズへの本気度が伝わってくるように感じました。
X(旧Twitter)などのSNS上でも、発売直後から「思ってたより難しい」「ウラ面が地獄すぎる」といった感想が多く流れてきていた印象で、この「見た目とのギャップ」自体が話題になっている雰囲気があります
。逆に言えば、それだけプレイヤーの記憶に残る強い個性を持ったタイトルに仕上がっている、ということなのではないでしょうか。
価格とボリュームのバランスは悪くない
価格は6,500円ということで、決して安くはありませんが、収録されているミニゲームがすべて完全新作という点を考えると、シリーズファンとしては納得のいく価格設定なのではないかと思います。
全ミニゲーム完全新作というのは地味にすごいことで、過去作の使い回しに頼らずここまでボリュームを作り込んでいる点は素直に評価したいところです。
こんな人にはとくにおすすめ
- 過去の『リズム天国』シリーズを遊んだことがある人
- やり込み要素・高難易度コンテンツにモチベーションを感じる人
- 短時間でサクッと遊べるミニゲーム集が好きな人
- 視覚に頼らず「音」で遊ぶという新しい体験に興味がある人
逆に、まったりゆるく遊びたいだけの人にとっては、ウラ面以降の難易度上昇がやや厳しく感じられるかもしれません。
とはいえオモテ面だけでもクリアは十分可能な作りになっているようなので、無理にウラ面まで追いかける必要はない……という逃げ道が用意されているのは親切設計だと思います。
クリアだけならなんとかなる。でもやり込むと途端に難しくなる。いつもの任天堂のゲームデザインとも言えます。
まとめ:見た目に騙されず、覚悟して挑むべき一本
というわけで『リズム天国 ミラクルスターズ』、可愛らしい見た目とは裏腹に、なかなか骨太な音楽アクションゲームに仕上がっているようです。
94点という高評価も、実際のレビュー内容を見ていくと十分に納得できるものでした。リズムゲーム好きの方はもちろん、多少の理不尽さも受け入れられる方であれば、じっくり腰を据えて楽しめる一本ではないかと思います。
自分ももう少しプレイを進めて、ウラ面の鬼畜っぷりを体感してみようと思います。






