(この記事はタレコミから作成しています。情報提供ありがとうございました。)

その魅力あるハードコンセプトと、実際にソフトをリリースすると

その結果がダイレクトに反映するような、活気のある市場が

国内外で展開されているニンテンドースイッチ



PSとXboxが争っているような、高スペックハードからは一歩間を置いて

据え置きでありながらも、携帯機にもなるという、新機軸を生み出した

スイッチは、その魅力から、今まで任天堂ハードにゲームを出さなかった

サードや、今までの任天堂機では考えづらかったようなゲームまでもが

続々とリリースされている。その盛況については、このブログを見ている方であれば

当然ご存知であろうし、ゲームの情報を積極的に得ていく人であれば

まず誰もが知っている確実な事実である。


ニンテンドースイッチは開発者をも魅了するのか、スイッチで

久々にCS業界に復帰するメーカー(イマジニア・サクセスなど)がある一方で

過去、様々なシリーズタイトルで名を馳せたゲーム開発者がスイッチに

ゲームをリリースしようとしているというニュースも多く出ている。


その中で今回、過去様々なやや人を選ぶゲームを多く開発してきた

飯島多紀哉(旧・飯島健雄で本名)が遂にCS業界に復活し

新たなホラーテイストのノベルゲームをニンテンドースイッチに出すことが決定した!


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代表作はブライやONIシリーズ、学校であった怖い話などがある飯島多紀哉がCSに復活!

飯島多紀哉氏について少し語ろう。

飯島氏は、過去CSゲームの黎明時代に、やや尖ったタイトルに多く関わった人物である。

代表作には、ブライラストハルマゲドンONIシリーズと言った物がある。

BURAIやラストハルマゲドンは、PC8800といった、まだPCが一部のマニアのみの所持品だった時代の

ゲームであったために、知名度自体は低いが、いずれも名作と評価されている。

後にCSハードにも移植が行われたりしている。



ONIシリーズは、和風RPGで、GBからシリーズが開始され

好評を得て、SFCやPS、最終的にDSでも続編が出ていた。

シリーズは基本的に未完で、完結させてほしいという声はなかなか大きい。



そして、飯島氏が今現在の作風を得るに至ったきっかけであろうタイトルが

SFCで発売された学校であった怖い話である。



管理人もこの作品はほぼリアルタイムでやったのだが、サウンドノベルというジャンルの

一つの到達点であったゲームなのは間違いない。SFCのグラフィックだからこそ

却って荒々しく表現されるドット絵と、開発者をほぼ実写的に取り込んだ個性豊かな

語り手たちと、時に美しく、時に狂気的なBGMがゲームを盛り上げていた

SFC後期の名作であるのは間違いない。なおVCでも配信されている。


と、ここまでは知る人ぞ知る隠れた名作を多く作っていた飯島氏であったが

自社のパンドラボックスで制作していた、パンドラMAXシリーズの失敗により

暫くの間、ゲーム制作の表舞台から姿を消すことになる。


それからしばらくして、2006年にゲームクリエイターとして復帰し

四八(仮)を発売するのだが…。

これがとんでもない失敗作となってしまった。このブログでその酷評を紹介することはしないが

不名誉なクソゲーオブザイヤーの2007年度大賞に選ばれてしまったほどである。

その現象は、ネットの一部で四八ショックなどとまで言われてしまうことになった。

原因は色々あるのだが、最終的に批判の矛先は、かつて学校であった怖い話という

同じような題材で作ったゲームから、とんでもない劣化をしてしまったゲームを作った

飯島氏に批判が集まってしまい、最近のユーザーはこの四八(仮)事件でしか

彼を知らない人も多いのではないかと思うほどである。



飯島氏も完成度の低さを自身で認めた、この四八の失敗後は

飯島氏は七転び八転がりという同人サークルを作り

そのサークルで、学校であった怖い話を元にしたリメイク的作品などを

リリースするという現状であった。なお、この同人サークルのゲームは評価はそれなりに高い。


と、飯島氏の略歴だけでだいぶ長くなってしまったが

その同人サークル七転び八転がりで制作していた、ホラーテイストのノベルゲームである

送り犬がこの度ニンテンドースイッチに発売されることが決定した!

 メビウスは、Nintendo Switch用ダウンロードソフト『送り犬』を2017年に配信することを発表、ティザーサイトと予告映像を公開した。

株式会社メビウスは、NINTENDO SWITCH 専用ダウンロードタイトルとして、ホラーノベル『送り犬』を配信することをお知らせいたします。

『送り犬』は、作家でありゲームデザイナーの「飯島多紀哉(いいじまたきや)」氏による短編小説を原作としており、ゲーム本編では同氏による書き下ろし新作シナリオも楽しむことができます。

また、本日の情報解禁と共に『送り犬』のティザーサイトが、メビウスオフィシャルサイトにて公開となりました。ティザーサイトでは声優「今村彩夏(いまむらあやか)」さんナレーションによる予告映像が公開されていますので是非ご覧ください。ゲーム本編の配信日や価格、詳細情報につきましても追ってオフィシャルサイトにて随時ご案内させていただきますので宜しくお願いいたします。


既に同人ソフトで発売されているものだが、正式にニンテンドースイッチへの移植と

新要素が追加となっての、配信になるようだ。言うまでもなくこの手のタイトルとスイッチの親和性は抜群である。

プレイした人の感想は上々なようで、今回の移植にあたってはそれなりの評価が期待できそうだ。

飯島氏が、今回の移植をきっかけに今後再び、CS業界に復帰するのかは分からないが

本人のブログを見る限りでは、かなり前向きに事を進めているように見える。

かつて、大きな活躍をした人物だけに、今後の動向からは目が離せなくなりそうだ。