毎週恒例水曜日の週販記事。今はコロナの影響で木曜日更新。

ニンテンドースイッチが発売されてから、292週目となる2022年9月第5週の週販ランキングが

先程ファミ通で更新された!


今年も残すところあと3ヶ月。ニンテンドースイッチはスプラトゥーン3が大きく

市場を盛り上げて、すでに国内での販売台数はファミリー全体で2600万台を超えている。

11月には今年最後の最大の目玉である、ポケモンスカーレット・バイオレットの発売が予定されており

否が応でも、またスイッチが爆発するであろう下地がすでに出来上がっている状況である。

毎年第3四半期は、年末商戦がある時期のため任天堂の一年の半分以上はこの時期に集中している。

今年もまた、スプラトゥーン3、ポケモンスカーレット・バイオレットが大きくスイッチ市場を

盛り上げていくのは間違いなく、これからの3ヶ月間が売上的にも最大の注目時期となる。


そんな第3四半期の入り口である、10月に入る前の最後の週は大量のソフトがスイッチ・PSともに発売されている。

特にPS側に久々のシリーズ新作となるタイトルや、定番のタイトルが出ており、先週は

TOP10にPSのソフトが複数ランクインするのは確実という週になっている。


まず注目ソフトは、本当に久々のシリーズタイトルの新作である

ヴァルキリーエリュシオンがPS4・PS5の縦マルチで発売。



本来であれば、同日発売予定であったPSPタイトルの移植に過ぎなかった

レナスのほうが、何故かクオリティアップを理由に年末に延期を行っているが

こちらのタイトルも、やはり最近のスクエニらしく評価は芳しくない結果になっている模様。

それでもかつてPSで大きな反響があったタイトルであるために、一週目にはかなりの売上が予測される。


2本目はファルコムが贈る、PSメインでずっと展開を続けている

軌跡シリーズの最新作である英雄伝説 黎の軌跡II – CRIMSON SiN –

ヴァルキリーエリュシオンと同じくPS4・PS5の縦マルチで発売。



軌跡シリーズはこの作品で、累計12作品を数えるらしい?

シリーズで前作のキャラなども普通に出てきて話がつながっているので

相当コアなファン以外は脱落者も多い模様。その証拠に売上は逓減している状況である。

ゲーム内で今までのシリーズのあらすじを見れる内容を追加したとのことだが

これから始める人の導線としては、あまりにも厳しいと思う。

それでも固定ファンが多いタイトルなので、初週こそある程度の結果は残すだろうが…。


スイッチ独占のタイトルで、ダークホース的な扱いになるかもしれないのは特に女性人気が高い漫画原作の

新テニスの王子様 LET’S GO!! ~Daily Life~ from RisingBeatがブシロードから発売。



漫画自体は旧と併せてもう20年以上連載している漫画であり、特に女性人気が高い。

乙女ゲー的な扱いとして捉えておくと良いかもしれない。

かつて、テニスの王子様のゲームと言えばコナミが発売していたが

今はブシロードなのかとしみじみ。これは個人的な感想。


あとは、毎年この時期に出ることでお馴染みの、海外のサッカーゲームである

FIFA23が、スイッチ・PS4・PS5マルチで発売。スイッチ版だけ

モードなどを削ったレガシーエディションなのもいつも通り。



このタイトルは初週は常にPS版のほうが売れることが、国内ですら常態化しているので

今回も同じ流れになると思われる。PS4版はTOP10に入ってくると予想するが果たして?


と、見どころはあるものの、大きな売上は期待できない新作が多い中で

ヴァルキリーエリュシオンがどこまでの売上を見せるか?292週目の結果やいかに?


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ニンテンドースイッチ292週目は合算で7万台を売り上げる!英雄伝説 黎の軌跡IIがマルチ合算で5万本を売り上げる!

先程、ファミ通で更新された速報ランキングの記事は↓である。


【ソフト&ハード週間販売数】4週連続で『スプラトゥーン3』が首位を獲得! 新作では『黎の軌跡II』『ヴァルキリーエリュシオン』『FIFA 23』がトップ10入り【9/26~10/2】


ハード販売台数・TOP10ランキングの引用を貼る。

 ファミ通発表の売上ランキング。今回は2022年9月26日~10月2日のゲームソフト&ハード週間推定販売数まとめをお届け。

 初登場が3作品(機種別にカウントすると6作品)もトップ10入りするなか、『スプラトゥーン3』が変わらずに好調で15万7348本を販売。4週連続での首位獲得となった。

 今後アップデートでブキやステージの追加なども予定されており、さらに売り上げを伸ばしていくことが予想される。

 続いて2位と7位には、『英雄伝説 黎の軌跡II -CRIMSON SiN-』のプレイステーション4版とプレイステーション5版がそれぞれランクイン。両バージョンの累計販売本数は50707本となっている。

 また3位と5位には、『ヴァルキリー』シリーズの最新作『ヴァルキリーエリュシオン』のプレイステーション4版とプレイステーション5版、4位と8位にはサッカーゲーム『FIFA 23』のプレイステーション4版とNintendo Switch版が並ぶ結果となった(Nintendo Switch版の正式名称は『FIFA 23 Legacy Edition』)。

ソフト推定販売本数TOP10
1位(前回1位) Switch スプラトゥーン3
15万7348本(累計290万483本)/任天堂/2022年9月9日

2位(初登場) PS4 英雄伝説 黎の軌跡II -CRIMSON SiN-
36261本(累計36261本)/日本ファルコム/2022年9月29日

3位(初登場) PS4 ヴァルキリーエリュシオン
23295本(累計23295本)/スクウェア・エニックス/2022年9月29日

4位(初登場) PS4 FIFA 23
21721本(累計21721本)/エレクトロニック・アーツ/2022年9月30日

5位(初登場) PS5 ヴァルキリーエリュシオン
17067本(累計17067本)/スクウェア・エニックス/2022年9月29日

6位(前回6位) Switch ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オフライン
14484本(累計16万6874本)/スクウェア・エニックス/2022年9月15日

7位(初登場) PS5 英雄伝説 黎の軌跡II -CRIMSON SiN-
14446本(累計14446本)/日本ファルコム/2022年9月29日

8位(初登場) Switch FIFA 23 Legacy Edition
11783本(累計11783本)/エレクトロニック・アーツ/2022年9月30日

9位(前回2位) Switch 太鼓の達人 ドンダフルフェスティバル
8911本(累計39996本)/バンダイナムコエンターテインメント/2022年9月22日

10位(前回4位) Switch マリオカート8 デラックス
8126本(累計485万5158本)/任天堂/2017年4月28日

中略

※本ランキングの推定販売本数は、パッケージソフトおよびダウンロードカード、本体プリインストール版を合算したものです。

ハード推定販売台数
Switch/20794台(累計1874万181台)
Switch Lite/2549台(累計489万7759台)
Nintendo Switch(有機ELモデル)/47042台(累計272万5538台)
PS5/15101台(累計169万9911台)
PS5 デジタル・エディション/2975台(累計27万3368台)
Xbox Series X/3401台(累計16万3736台)
Xbox Series S/9663台(累計19万9755台)
PS4/14台(累計781万9896台)
Newニンテンドー2DS LL/27台(累計118万8777台)

というわけで、ニンテンドースイッチの292週目はノーマルスイッチが20,794台

Liteが2549台、そして有機ELモデルが47042台を売り上げ

前週からの累計売上台数は合算で26,363,478台となった。

スイッチは相変わらず好調で7万台超え。10月はもう少し数字が落ちると思うが

11月中旬から年末までノンストップで売上が伸び続けるので、第3四半期でどこまで上乗せするかが注目である。

PS5は値上げしても、結局いつものような売れ方を見せている。先週はPS5マルチのタイトルもいくつかあったため

ソフト売上はいつもよりは賑やかだが、長続きしないのがPS5というハードである。

XSSは相変わらず5桁近くの台数を維持。今後も安定した売上をしばらくは見せそうな雰囲気がある。


ソフトランキングは、やはり新作が多くランクイン。

4週連続トップ維持。すでに販売本数が300万本近くまで来ているスプラ3は別格として

前段で触れた、英雄伝説 黎の軌跡IIやヴァルキリーエリュシオンはそれなりに売れている。

しかし、英雄伝説はマルチで5万、ヴァルキリーエリュシオンがマルチで4万本というのはやはり寂しい数字。

ちなみにちょうど一年前発売の、黎の軌跡はPS4版初週が5万本という結果が出ているので(PS5版は集計不可)

上がってもいないしほとんど下がってもいないという現状維持。このままではジリ貧が確定である。

むしろPS5版がある程度売れている分、少しずつプレイヤーが減っているとも捉えられる。


ヴァルキリーエリュシオンはこんなもんだろうという個人的な予測の範疇。

それにしても、PSの初代は未だに多くのファンがいるほどの支持を得たタイトルであったが

これだけ久々の新作だと、多くのユーザーの心も離れているのだろうというのが見て取れる。

つくづくIPの維持が、特にPS側では致命的に下手であることを改めて感じられる。


FIFAも前段での予想通り、PS4版のほうが売れている。これはいつものことなので特に驚きはない。

スイッチ版のレガシー・エディションは廉価版とでも言える立ち位置ではあるが

今後もこの流れは継続していくのだろうなと漠然と思っている。


ドラクエXオフラインのスイッチ版が、先週に引き続き6位を維持。

初週の出荷が足りなかったと思われる部分もあったので、はからずもジワ売れのような形になっている。

出荷をもう少し行えば、最終的には30万本程度は狙えるタイトルなのだと思う。

ドラクエはスイッチ側では11の例を見る限り、結構ジワジワと売れるので今後の数字の伸びに期待。


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