毎週更新の週販記事。メディアクリエイトが情報を公開しなくなったため
新たにファミ通のデータを使っての更新となる。
ファミ通はまず水曜日の22時に、TOP10とハードの販売台数を速報として
発表し、次の日の木曜日にTOP30のソフトランキングを公開している。
今はコロナの影響で金曜日更新となっている。
2022年第2四半期最後の週となった先週は、PSソフトで主力ソフトが発売され
TOP10ランキングは、縦マルチも含めたPSソフトが多くランクインする結果となった。
久々のPSに活気のある週であったが、それぞれの結果は手放しに喜べないものではあった。
全くプレイヤーの増減がなかった英雄伝説と、前作(DSにまで遡る)から非常に間が
空いてしまったことから、シリーズ最低の売り上げにやはりなってしまったヴァルキリーエリュシオン。
PS界隈はジワ売れが望めないので、これらのソフトですらも初週の結果がほぼ全てになってしまうのだが
果たしてこれらの有力タイトルの消化率がどうであったか?
また、11位以下に新作がどれだけ入っているかも気になる、292週目のソフトランキングの結果やいかに?
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【ファミ通】2022年9月26日~2022年10月2日のソフトランキングTOP30
本日ファミ通で更新された、先週のソフトランキングTOP30は以下となる。
なお、ファミ通はURLを同じもので更新するため、3週ほどするとこのランキングは参照できなくなる。
出典:ゲームソフト販売本数ランキング 集計期間:2022年9月26日~2022年10月2日
まずは恒例の消化率。英雄伝説とヴァルキリーエリュシオンであるが英雄伝説の方は、それなりの消化率。
PS4版はうまくさばけたというレベルだが、PS5はこの調子だと若干余っている感じになってはいそうである。
ただ、2週目もある程度の売上は維持するはずなので、こちらは小売のほうもなんとか売り切ることはできるのではないだろうか?
一方のヴァルキリーエリュシオン…これはまずい状況である。
両方とも緑色の消化率で、この推移は先々月終わりのソウルハッカーズ2を彷彿とさせる。
ソウルハッカーズ2はすでに投げ売りされていることが確認されているが
おそらくヴァルキリーエリュシオンもこの轍を踏むことになるだろう。
つくづく最近のスクエニは、すっかり小売泣かせのメーカーとなっている。
FIFAはだいたいいつもどおりの消化率。こちらはある程度じっくり売るタイトルで
毎年恒例の推移なので、小売の方もだいたいやり方は心得ているのではないかと思う。
11位以下を見ていく。まずは新作では、昨日の記事でも触れた
テニスの王子様が15位にランクイン。消化率はまずまずで大体1万本出荷と見込める。
最近のスイッチの乙女ゲー初動と大体似たような推移と消化率で、ブシロードも
スイッチの女性向けタイトルの市場をほぼ正確に把握しているのだろうということが感じられる。
昨日の記事では触れなかった、Little Witch Nobetaがマルチでランクイン。
こちらは消化率を見る限り、メーカー・小売想定に沿っていそうな推移となっている。
値段もフルプライスより若干安いので、こちらはなんとか捌けるのではないだろうか。
先週、パッケージ版が単体で発売された任天堂のベヨネッタは5128本で消化率はやや余らせ気味。
ただ、本命の3が発売されればそちらに引っ張られて再度売上が伸びるということが想定される。
一週目なのに、販売本数と累計販売本数が違うのは、先行で発売していた分の売上を合算しているのだとは思われる。
(限定版として、2とセットにしたものが相当前に発売されている)
PS4の地球防衛軍6が10万本を突破。最近のPSでは間違いなくヒットになる。
しかし、PSのソフトはかろうじての6桁売上でヒットと言わざるを得ない惨憺たる市場になっているわけで
巻き返しには、もっと本体とソフトを積極的に出していくのが急務となるが
肝心のファーストがもっともやる気が無いという状況により、この閉鎖的状況の打開は困難となっている。
PS5は来月にはもう発売から丸2年が経つのだが、未だ国内ではPS4の存在感のほうが圧倒的というのが問題である。