毎週恒例水曜日の週販記事。今はコロナで木曜日更新。

ニンテンドースイッチが発売されてから、205週目となる2020年1月第5週の週販ランキングが

先程ファミ通で更新された!


今週の1日に任天堂より発表された2021年3月期の3Q決算は、まさに異次元の売上を全世界で上げていた。

年末年始の任天堂の強さは毎年のことだが、昨年はスイッチ4年目の年末商戦ということもあって

全世界で1100万台以上の売り上げを記録し、任天堂の今までの全盛期であったWii・DS時代に匹敵…

あるいはそれを凌駕するレベルでの好調さを見せている。日本での売り上げは累計1800万台を越え

任天堂の据え置きハードで国内でこれより売っているのは、あとはファミコンのみというところまで来ている。

1月に入っても、通常は年末年始商戦の反動が毎年来るのだが、今年は依然として合算で6桁販売を継続している。

まさに、競合他社が部品調達の問題で満足な生産が出来ない間に、スイッチは以前の教訓を活かし

今は暫くは生産については潤沢に用意できる部材を揃えていると古川社長も明言している。

今年の3月で5年目に突入するスイッチだが、未だ勢いが衰える気配はなく、通常の

ハードサイクルであれば、売上が徐々に落ち始める5年目をどういう推移で販売するのかが今から興味深い。


ここからは恒例の新作ソフト紹介。先週は今年に入って本格的に

新作パッケージソフトがスイッチ・PS4で発売されている。

マルチソフトも多いが、その中で注目ソフトを挙げるならば

昨年の任天堂のメーカーダイレクトにて倒叙発表された

バディミッション BONDが挙げられるだろう。



サードパーティ製のソフトを発表する場であった

メーカーダイレクトで発表されたが、パブリッシャーは任天堂。

しかし開発がコエテクとなっている新作アドベンチャーゲーム。

デジタルコミックという色が強く、キャラデザインをアイシールド21や

ワンパンマンの作画で知られる村田雄介氏が担当している。

体験版をプレイしたが、村田氏めちゃくちゃ仕事してね…?というレベルで

多くの原画が描き下ろされており、売れるかどうかはともかく相当力の入ったソフトというのはわかる。

完全新規IPであるということと、アドベンチャーという今では斜陽のゲームジャンルで

売れにくい要素が多いが、任天堂のネームブランドとその魅力的な世界観にどこまでの人が惹かれたか。


元はPS4で発売され、ニンテンドースイッチのロンチとともに完全版が発売され

日本一ソフトウェアのタイトル群では、決算でフォーカスされるほどに売れた

魔界戦記ディスガイアシリーズの最新作である魔界戦記ディスガイア6が

本来のプラットフォームであるPS4とスイッチとのマルチで発売。



PSでずっと展開してきたゲームが、このタイトルに至っては

昨年のメーカーダイレクトが初報になるなど、日本一もついに

スイッチを優先するようになったことを感じたタイトルである。

DLC商法が結構えげつなく、いつもの日本一商法といったところだが

初週はTOP10に入るぐらいに売れるだろうと思われる。


本来であれば、SwitchとXbox oneで発売予定だったが

最終的にスイッチのみの発売となった、インティ・クリエイツのギャルSTGである

ぎゃる☆がん りたーんずが発売されている。



TOP30に入ることはありえないが、一応注目タイトルということでピックアップ。

ソフトはこんなところ。久々の新作も多く発売された先週の結果やいかに?


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ニンテンドースイッチ205週目は合算で11.4万台を売り上げる!魔界戦記ディスガイア6がマルチ合算で3.9万本売り上げる!

先程、ファミ通で更新された速報ランキングの記事は↓である。


【ソフト&ハード週間販売数】Switch『桃鉄』首位が11連続首位。『魔界戦記ディスガイア6』もランキング上位に【1/25~1/31】


ハード販売台数・TOP10ランキングの引用を貼る。

 ファミ通発表の売上ランキング。今回は今回は2021年1月25日~1月31日のゲームソフト&ハード週間推定販売数まとめをお届け。

 発売11週目を迎えるも、変わらずに根強い人気を誇る『桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~』が今回も首位を獲得。販売本数も79362本と好調な売り上げを記録している。

 そんななか、人気シミュレーションRPG最新作の『魔界戦記ディスガイア6』が2機種ともTOP10入り。Nintendo Switch版が4位に、プレイステーション4版が6位に食い込んでおり、合算で39312本を売り上げた。追加キャラクターなどゲームをさらに盛り上げるダウンロードコンテンツもリリースが予定されており、今後の売れ行きも気になるところだ。

 これら以外では、先週のランキングで2位~8位だった人気作が引き続き好調な売れ行きを見せている。順位は落としつつも、『リングフィット アドベンチャー』、『あつまれ どうぶつの森』、『マリオカート8 デラックス』といったおなじみのタイトルが並んだ。

 一方、ハードに目を向けると、発売12週目のプレイステーション5はスタンダードモデルとデジタル・エディションを合算して25948台、Xbox Series X|Sは合算で1099台を販売。プレイステーション5の累計販売台数は32万7570台となった。ここからさらに売り上げが伸びていくことにも期待が高まる。

ソフト推定販売本数TOP10
1位(前回1位) Switch 桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~
79362本(累計178万9756本)/KONAMI/2020年11月19日

2位(前回2位) Switch リングフィット アドベンチャー
42124本(累計231万6011本)/任天堂/2019年10月18日

3位(前回3位) Switch あつまれ どうぶつの森
25151本(累計660万6006本)/任天堂/2020年3月20日

4位(初登場) Switch 魔界戦記ディスガイア6
23551本(累計23551本)/日本一ソフトウェア/2021年1月28日

5位(前回4位) Switch マリオカート8 デラックス
17503本(累計363万8441本)/任天堂/2017年4月28日

6位(初登場) PS4 魔界戦記ディスガイア6
15761本(累計15761本)/日本一ソフトウェア/2021年1月28日

7位(前回5位) Switch 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL
11220本(累計413万3863本)/任天堂/2018年12月7日

8位(前回6位) Switch Minecraft
10546本(累計179万7233本)/日本マイクロソフト/2018年6月21日

9位(前回7位) Switch 世界のアソビ大全51
10411本(累計62万3205本)/任天堂/2020年6月5日

10位(前回8位) Switch スプラトゥーン2
9514本(累計376万2719本)/任天堂/2017年7月21日

中略

※本ランキングの推定販売本数は、パッケージソフトおよびダウンロードカード、本体プリインストール版を合算したものです。

ハード推定販売台数
Switch/87463台(累計1496万4665台)
Switch Lite/26707台(累計325万1098台)
PS5/23619台(累計26万9576台)
PS5 デジタル・エディション/2329台(累計57994台)
Xbox Series X/562台(累計26128台)
Xbox Series S/537台(累計7222台)
PS4/3854台(累計775万544台)
PS4 Pro/19台(累計157万5600台)
Newニンテンドー2DS LL/588台(累計115万3594台)

というわけで、ニンテンドースイッチの205週目はノーマルスイッチが87,463台

Liteが26,707台を売り上げ、前週からの累計売上台数は合算で18,215,763台となった。

スイッチはまたしても6桁販売で、この時期の売上としては驚異的。ソフトもそれに合わせて売れているので

気は早いが4Q決算でも、エグい決算を見せてくれるのではないだろうか。マリオカラーの本体と

モンハンRISE本体で、一体数字をどこまで積み上げられるだろうか。

PS5は久々に売れたな…とは思う結果だが、あくまで今までの結果との対比であって

発売からまだ3ヶ月も経っていないハードがこれでは…という相変わらずの売上である。

先週は秋葉原のヨドバシカメラでPS5がゲリラ販売されたが、転売ヤーと思われるような

人々が店頭に殺到し、最終的に警察沙汰になると言ったこともあった。

そんなことがあったので、ある程度出荷があったのは間違いないだろうが

それがあったにしては、やはり寂しい売上なのは否めない。


ソフトは桃鉄が記録を更に伸ばす11週連続TOPを圧倒的な安定感でキープ。

日本一の新作ディスガイア6も、スイッチ版・PS4版が揃ってTOP10圏内に

ランクインしており、合算で3.9万本ほど販売をしている。

日本一の稼ぎ頭のタイトルであるが、最終的にどこまで売上を伸ばすだろうか。

こちらもやはりスイッチ版のほうが売れているのは笑うしか無い。

いくら本体の普及台数差がえげつないことになっていようと、今までずっと

PSメインで展開してきたタイトルがこの有様ではといったところ。


バディミッション BONDだが、まさかのTOP10圏外。やはり新規ADVは今のご時世は辛いか…。

もっとも、定価が高く任天堂タイトルなのでカタログチケット対象になっていたタイトルであるということと

DL版でも特定の手続きを行うと、確かポストカードセット?が任天堂より貰えると言ったこともあって

DL版がそれなりに売れているのでは?とも思っていたりする。

今年に発売が延期になっている、ファミ探リメイクの売上の試金石な結果となるのかもしれない。

ADV自体は、確かに主要なジャンルからは今は外れているが任天堂としてはある程度の

復権を狙っているのかもしれない。ジャンルのバリエーションを増やすことはソフト資産の

厚みの底上げにつながるのは間違いなく、こういった実験作も出せるのが任天堂の強みとも言える。


最近TOP10の常連にアソビ大全51が安定的に顔を出すようになった。

任天堂の決算でDL版も含めれば、すでに国内ミリオンを突破しているこのタイトルも

今後の任天堂の定番で息の長い売れ方をしていくのではないだろうか。


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