毎週更新の週販記事。今年度よりメディアクリエイトが情報を公開しなくなったため

新たにファミ通のデータを使っての更新となる。

ファミ通はまず水曜日の22時に、TOP10とハードの販売台数を速報として

発表し、次の日の木曜日にTOP30のソフトランキングを公開している。


スイッチ2週目でもあり、増税前の最後の週となった先週の結果は

ロトエディションという特別デザインの本体同梱版が発売された、ノーマルのスイッチが

11万台以上売り上げるという、この時期としては凄まじい売上を記録した。

Liteも8万台以上を売り上げ、合算で19.6万台という数字が出ている。


ただ、今回は増税前の駆け込み需要という側面も強かったはずで

今週からどうなるかは正直読めないところではある。

ニンテンドースイッチはLiteと合算で940万台を越えたが、ポケモンが出る前に

国内1000万台を越えられるかどうかといったところだろうか。


ソフトは2年以上の後発完全版でありながらも、ドラクエ11Sが30.3万本売り上げた結果が出ている。

その他にも、話題の新作がPS4・スイッチ共に多く発売されており、TOP10ランキングのうち

7本は新作という久々に景気のよい感じのランキングとなっていた。

10位のマリメ2ですら、14000本ほどと、数字が大きかったので、先週のTOP30の下限は

だいぶ上がっていると思われる。固定の本数を売っていつも、同じような位置にランクインしている

マリオデやスタアラはランクインは厳しいと思われるが、結果はどうなっただろうか?


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【ファミ通】2019年9月23日~2019年9月29日のソフトランキングTOP30

本日ファミ通で更新された、先週のソフトランキングTOP30は以下となる。

なお、ファミ通はURLを同じもので更新するため、3週ほどするとこのランキングは参照できなくなる。









出典:ゲーム販売本数ランキング 集計期間:2019年9月23日~2019年9月29日


まずはTOP10の消化率から見ていくと、DQ11Sは50~60%程度の消化率のようだ。

となると、大体の出荷数は50万本という予測が立てられるが、任天堂ハードは

PSよりは初動型ではないので、なんだかんだで初回出荷分は捌けるのではないだろうか。

また、ライザのアトリエがPS4版・スイッチ版共に消化率が高くなっている。

スイッチ版も小売での品切れ報告があったが、その報告に見合った売れ方と言ったところ。

イースIXもこの消化率であれば、初回出荷分は普通に捌けるであろう。

FIFA20のPS4版は若干、在庫がダブついているとも取れる。


11位以下の結果はやはりというか、今週は数字が底上げされていて

30位でも3703本という数字で、全体的にソフトが売れた週となった。

太鼓・マリオデ・スタアラ・のび牧などの常連組は一気にランク外へ。

ただ、これらのタイトルはおそらく数字は大きく変わっていないと思われるので

TOP30の下限が低くなれば、またランキングに戻ってくるであろうと思われる。


30位以内に新作ソフトがかなりランクイン。ニンジャボックスは6000本ほど。

スイッチ版DbDが、1万本弱となかなかの健闘。ニンジャボックスは消化率は高くはないが

過剰出荷を行っているわけでもないようなので、値崩れすること無く初回分は捌けるだろう。

白き鋼鉄のX THE OUT OF GUNVOLTは、スイッチ版のほうが売れている。

また、乙女ゲーで人気が高い薄桜鬼が5000本近く売り上げており、消化率も良い結果となっている。

メーカー側が想定する売り上げに近くなってきたとも言えるのだろう。確実に乙女ゲーユーザーは

スイッチに移動を開始しているということが類推できる結果になっている。


任天堂の定番が、上位に押し出される形で下の方にいるが

スプラトゥーン2は23位と、20位圏外になったが、ブレスオブザワイルドは

7000本近くをまたも売り上げ、19位と20位圏内に踏みとどまっている。

この驚異の粘り腰はすごい。ブレスオブザワイルドはまだまだ伸びしろがあるということなのだろうか。

続編が出た時に、このブレスオブザワイルドがまたしても売れる未来が見えるというもの。

余談だが、スイッチ版のブレスオブザワイルドだけで、DQ11のPS4版の累計売上を実はさり気なく抜いている。

日本ではイマイチ波に乗り切れなかったゼルダは、IP誕生から33年経ってまだまだ成長を続けているということなのだろう。

全くもって末恐ろしいIPである。


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