日本の数あるゲームデベロッパーの中でも、特に数奇な変遷を

たどっている会社で、現在はアラブの石油王に株式の半分以上を買われる予定となっている

会社となる新日本企画ことSNK


古くからアーケード業界にゲームをリリースしていた会社であるが

特に存在感が増したのが、カプコンがそのブームを作り出した2D格闘ゲーブームの頃であった。

その頃に、カプコンと競うように多数の格闘ゲームをリリースしており

新作がアーケードで稼働すると、多くの人だかりが出来る会社となり

特に多くの人気キャラクターが作り出され、今でもそのキャラたちは一定の知名度を持っている。

しかし1990年代の終わりから徐々に経営状態が悪化し、最終的にSNKは2001年に倒産。

一時は会社自体が潰れたものの、その後韓国企業に権利を買われ、名前は残ることとなった。

その後、ゲームを幾つも出していたが、今度は中国企業に買われ、最終的に今の

アラブの石油王に買収という、まさに二転三転の激動の会社となっている。


国内外に多くのファンを持っていることでも有名で、特にKOFシリーズなどは

日本よりも中国などで人気が高いとされる。スマホアプリなどもあり、まさに全盛期に

生み出したIPが、今のSNKを支えているという状況になっている。


そのSNKが、かつて全盛期にリリースしていた2D格闘ゲームシリーズに

餓狼伝説シリーズがある。

スト2のあとに発売されたタイトルで、スト2には無い2ラインでの戦いや(初代は任意のライン移動は出来ないが)

キャラ数が少ないながらも、主人公のテリー・ボガード、弟のアンディ・ボガード、更には

ムエタイチャンピオンのジョー東の3人の主人公が、ギースを倒すというスト2よりも

ストーリー性の強い格闘ゲームとしてリリースされた。

2以降はプレイアブルキャラクターを増やし、3作目の餓狼伝説スペシャルにおいては

総勢15人のキャラクターが使えるなど、今でも対戦格闘ゲームツールとして

活発なコミュニティがあるなど、今でもその人気は高い作品となっている。

また近年では、スマブラSPにテリー・ボガードがDLCファイターとして追加されるなど

任天堂ゲーム好きにも、おなじみのキャラになっている可能性がある。


個人的にも餓狼伝説シリーズにはかなりの思い入れがあり、特に前述の

餓狼伝説SPECIALは同時期のスパ2やスパ2Xよりもずっとプレイしているゲームである。

というか、管理人のスイッチのゲームのプレイ時間でダントツのスプラ2についで

2番めにプレイ時間が多いタイトル(アケアカネオジオガロスペ)だったりする。

その餓狼伝説シリーズは、1999年に稼働した餓狼 MARK OF THE WOLVES(以下MOW)が

最後の作品となっており、それからシリーズの新作は一切出ていない。

管理人もこの最後のタイトルについては、当時ゲーセンで相当プレイしており

テリー・ボガードを始め、ギースの息子であるロック・ハワードなど後にも活躍できるようなキャラが登場していた。

MOWについては、続編の制作の話もあったが、制作をする前にSNKが倒産したことから

立ち消えとなり、結局MOW以降22年間今の所新作は出ていない状態となっている。

テリーがスマブラSPに参戦した今となっては、餓狼伝説自体もある程度また知名度を

上げたのではないかと思っているが、最終作・MOWの続編のコンセプトアートが

海外のゲームデベロッパーによって独自制作されているのが公開されている。


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『ベア・ナックルIV』の開発チームが餓狼MOWの独自の続編コンセプトアートを公開!

MOWは当時のスト3を真似たと思われるジャストガード(ブロッキングに対するモノだが難易度はブロッキングより低い)

というシステムや、特定の必殺技のモーションをキャンセルできるブレーキングシステムなど

なかなかおもしろいゲームシステムを取り入れていた。ガロスペほどではないものの

一部に根強いファンがおり、ゲームとしても評価がされているタイトルとなる。

管理人も当時のアーケードで結構な頻度でやっていたゲームで、続編がほしいと思っている

タイトルの一つであるが、海外のゲーム開発社…具体的にはスイッチでもリリースされている

セガのベルトスクロールアクションゲームシリーズであるベア・ナックル

最新作・IVを制作したLizardcube独自制作

MOWの続編コンセプトアートを制作し公開しているのが話題になっている。

昨年リリースされ高評価を得た『ベア・ナックルIV(Streets of Rage 4)』の開発元Lizardcubeが、SNKの対戦格闘ゲーム『餓狼 MARK OF THE WOLVES』の続編のコンセプトアートを独自に制作。その過程を収めたタイムラプス動画とともに披露しました。

『餓狼 MARK OF THE WOLVES』は1999年にアーケードで登場し、その後さまざまな機種に移植された作品。続編の開発も進められていたものの旧SNKの倒産によりキャンセルされてしまい、その後再開すること無く現在に至ります。今回制作されたコンセプトアートで描かれているBoss Furというキャラクターは、公式の続編に登場予定であったキャラクターとのことです(実際の名前はドルビック・ボーン)。

今後の計画は不明ですが、実際に続編の登場を望むファンは多いのではないでしょうか。


なかなか手間のかかったコンセプトアートである。

コレ自体が、続編を示唆するというものではないが実際に

実績のあるディベロッパーがこのようなコンセプトアートを制作していると

やはり今後なにかあるのでは…?という一縷の望みを抱かずにも居られない。

実際に続編を作りたいという話は、かつての製作者などから聞こえてきてはいるタイトルなので

20数年ぶりの奇跡が起こることを、ほんの少しだけ期待したいと思う。


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