『Marvel’s Spider-Man』シリーズを手がけたインソムニアック・ゲームズの新作、『Marvel’s Wolverine(マーベル ウルヴァリン)』がついに発売されます。
先に要点を言うと、本作はPS5専用、CEROレーティング「Z」(18才以上のみ対象)の大人向けアクションです。
発売日は2026年9月15日(火)。スパイダーマンとは打って変わって、爪と怒りで戦う生々しい近接アクションになっています。
この記事では、「どんなゲームなのか」「スパイダーマンと何が違うのか」「限定版や予約特典はどうなっているか」を、発売前情報として整理します。
当ブログは任天堂の話題が中心ですが、これはPS5では今年屈指の大型タイトルなので取り上げます。
Sponsored Link
そもそもウルヴァリンって誰?
「名前は聞くけど詳しくは知らない」という人向けに、簡単に説明します。
ウルヴァリンは、アメコミ「X-MEN」を代表する人気キャラクターです。
生まれつき特殊な能力を持つ「ミュータント」のひとりで、本名はローガン。
実写映画『X-MEN』シリーズでヒュー・ジャックマンさんが長年演じたことで、日本でも広く知られています。
能力の柱は3つ。手の甲から飛び出す3本の鋭い爪、どんな深手もみるみる治る驚異的な治癒能力、そして骨格そのものに埋め込まれた超硬度の金属「アダマンチウム」。
不死身に近いタフさと、獣のような気性の荒さをあわせ持つ、無骨なアンチヒーローです。
治癒能力のせいで老いにくく、実は100年以上生きている——という設定もあり、「長く生きすぎた男の孤独」がしばしば物語の軸になります。
今回のゲームも、その陰のある人物像を前提に作られています。
『Marvel’s Wolverine』はどんなゲーム?
本作は、そのウルヴァリン(ローガン)を主人公にした一人用のアクションアドベンチャーです。
手の甲から飛び出す3本の爪、どんな傷もすぐ治る治癒能力、不死身の金属「アダマンチウム」といった彼の特徴が、そのままゲームシステムに落とし込まれています。
開発は、PS5で高い評価を得た『Marvel’s Spider-Man』『Marvel’s Spider-Man 2』のインソムニアック・ゲームズです。
原作コミックや映画の特定のエピソードをなぞるのではなく、ゲームオリジナルの物語が描かれます。
舞台はローガンゆかりのカナダ、そして日本、さらにマーベル世界の犯罪都市として知られる島国マドリプールなど。
戦闘は、爪を振るう接近戦が主軸です。相手の攻撃で深手を負っても治癒能力で回復しながら、怒りを力に変えて食らいついていく——「不死身だが痛みは感じる」というウルヴァリンらしさを、システムで表現しているのが売りです。
『Marvel’s Spider-Man』と何が違う?
同じインソムニアック製、同じ「Marvel’s ○○」シリーズですが、方向性はかなり異なります。
- 作風……スパイダーマンが広いニューヨークを自由に飛び回るオープンワールド寄りだったのに対し、本作はストーリー体験を重視した、より一本道に近い構成と説明されています。
- 年齢レーティング……スパイダーマンがCERO「C」(15才以上)だったのに対し、本作はCERO「Z」(18才以上のみ対象)。流血や暴力表現が踏み込んだものになります。
- 移動……ウェブスイングのような爽快な移動アクションではなく、地に足のついた探索が中心です。
要するに、「明るいヒーローもの」から「暗く重い大人向けドラマ」へと、はっきり舵を切った作品です。
スパイダーマンのノリを期待すると面食らうかもしれません。
先行プレイの評判は?
発売前の試遊レビューはいくつか公開されています。
電ファミニコゲーマーの先行プレイレビューは、見出しからして「期待通りの近接戦闘アクション」。爪をたたき込む手ごたえと、ダメージを負いながら前に出る攻めの戦い方が好感触だったとされています。
PlayStation.Blogのハンズオンプレビューでも、マドリプールでの探索と、爪と怒りを使い分ける戦闘についてポジティブに触れられています。
まだ製品版の総合評価は出ていませんが、少なくとも「戦闘の気持ちよさ」については前評判が良い、という状況です。
限定版・予約特典はどうなっている?
現時点で分かっている範囲を整理します。
- デジタルデラックス・エディション……希望小売価格9,980円(税込)。限定スーツや爪、追加のテクニックポイントなどが付属します。
- 予約・早期購入特典……クラシック・ブラウンスーツの早期アンロック、「鏡の爪」の早期アンロック、テクニックポイント+1、PlayStationアバター4種。
- 「Marvel’s Wolverine」仕様の限定PS5……本体カラーを黄色基調にした「Battle Yellow Limited Edition」のPS5デジタル・エディションが、9月15日に同時発売。価格は96,980円で、おそろいのDualSenseワイヤレスコントローラーとゲーム本編のプロダクトコードが同梱されます。
「ニューゲーム+」も搭載され、クリア後にやり込む前提の作りにもなっているようです。
PS5を持っていない人はどうすればいい?
本作はPS5専用のファーストタイトルで、Nintendo SwitchやSwitch 2、前世代のPS4では遊べません。
「これのために本体を買うべきか」と考えている人向けに、現実的な線を書いておきます。
- すでにPS5がある……前評判どおりなら、この秋の目玉候補です。CERO Zが問題なければ買いでしょう。
- PS5購入を迷っている……本作単体のためだけに約7〜8万円出すのは重い判断です。『Marvel’s Spider-Man 2』やそのほかのPS5独占作もまとめて遊びたい、というなら本体購入の価値はあります。
- いずれ他機種でも出るのを待ちたい……インソムニアックのスパイダーマンは、発売から1〜2年後にPC版が出ています。同じ流れなら、PC版を待つ選択肢もありえます(あくまで過去の傾向で、公式発表ではありません)。
限定カラーPS5「Battle Yellow Limited Edition」は、本体をこれから買う予定でウルヴァリンが本命、という人にはちょうどよいセットです。ゲームのプロダクトコードも同梱なので、実質的にゲーム込みの本体パックになります。
考察:スパイダーマンの成功を、インソムニアックはどう次につなげるか
ここからは私見です。
インソムニアックにとって『Marvel’s Wolverine』は、かなり勝負のかかった一本だと思います。
『Marvel’s Spider-Man』シリーズは、PS4・PS5を代表するヒット作になりました。
爽快な移動、親しみやすいヒーロー、映画のような演出。「間違いのない大作」の型を完成させたスタジオです。
その次に選んだのが、正反対の性格を持つウルヴァリンだった。
明るさを封印し、CERO Zの暴力表現に踏み込み、移動の爽快感も手放す。成功パターンをあえて崩す挑戦です。
うまくいけば、「インソムニアックはスパイダーマンだけの会社ではない」と証明できます。
逆に、スパイダーマンのファンが求めていたものと違いすぎれば、離れてしまうリスクもあります。
この作品、実は正式発表よりずっと前から中身の一部が世に知られていました。
2023年末にインソムニアックがサイバー攻撃を受け、社内資料が大量に流出。その中に『Marvel’s Wolverine』の開発映像や計画が含まれていて、ファンの間で数年前から期待と不安が入り混じって語られてきた経緯があります。
つまり本作は、「不本意な形で存在だけ知られてしまったタイトルが、ようやく正式なお披露目にたどり着いた」という背景を持っています。
スタジオにとっては、その逆風をはね返せるかどうかも問われる一本です。
もうひとつ興味深いのは、日本やマドリプールという“和”に寄った舞台設定です。
ウルヴァリンは原作でも日本との縁が深いキャラクターで、サムライ的な精神性がたびたび描かれてきました。
西洋のスタジオが、その日本要素をどう料理してくるのか。ここは日本のプレイヤーとして素直に楽しみな部分です。
任天堂ハードで遊べないのは残念ですが、「特定のプラットフォームでしか味わえない体験」がまだ存在することは、業界全体で見れば健全なことだとも思います。
マルチ展開が当たり前になったいま、PS5がこの規模の独占大作を出せているのは、それ自体がひとつのニュースです。
まとめ
『Marvel’s Wolverine』は、2026年9月15日発売、PS5専用のアクションアドベンチャーです。
開発は『Marvel’s Spider-Man』シリーズのインソムニアック・ゲームズ。
CEROレーティングは「Z」で、爪を使った生々しい近接戦闘と、暗く重いオリジナルストーリーが特徴。
舞台にはカナダ、日本、マドリプールなどが登場します。
先行レビューでは戦闘の手ごたえが好評。デジタルデラックス(9,980円)や限定カラーPS5(96,980円)も同日展開されます。
よくある質問
『Marvel’s Wolverine』はNintendo SwitchやSwitch 2で遊べますか?
遊べません。本作はPS5専用ソフトとして発売されます。2026年9月時点で、他ハードへの展開は発表されていません。
『Marvel’s Spider-Man』をプレイしていないと話がわかりませんか?
いいえ。同じインソムニアックの「Marvel’s」シリーズですが、物語はゲームオリジナルで、ウルヴァリン単体で完結する構成です。スパイダーマン未プレイでも問題ありません。
子ども向けのゲームですか?
いいえ。CEROレーティングは「Z」(18才以上のみ対象)で、流血・暴力表現が強めの大人向けタイトルです。購入・プレイの際は年齢に注意してください。
【参考リンク】
・『Marvel’s Wolverine』試遊レビュー(PlayStation.Blog)
・PS5『Marvel’s Wolverine』先行プレイレビュー。期待通りの近接戦闘アクション(電ファミニコゲーマー)
・9月15日発売『Marvel’s Wolverine』ゲームの特徴を紹介する特別映像(Game*Spark)



