『スーパーマリオ64』のピーチ城の中庭にある、かすれて読めない石碑。あの文字が「Eternal Star / We hope so」だった可能性が高い——という研究が公開され、話題になっています。


Sponsored Link

あの石碑、覚えていますか?

場所は、テレサのホラーハウスへ行く途中にある、テレサたちが集まる中庭。星を抱いた像の台座に、2行の文字が刻まれています。

テクスチャの解像度が低すぎて、文字はほぼ潰れている状態。そこから「L is Real 2401」と読めるのではないか、つまりルイージが隠されているのでは…という噂が生まれ、何年も多くのプレイヤーが城を探し回りました。たぶん、ゲーム史に残る都市伝説のひとつだと思います。

「読む」のではなく「作り直す」

今回研究を公開したのは、mochi64(Mochi64)氏。Game*Sparkのインタビューによると、石碑全体はわずか32×32ピクセルで、文字の高さは3〜5ピクセルしかないそうです。

そこで同氏は、候補の文字を当時のフォントで入力し、当時の制作工程と同じように縮小・加工して、実際のテクスチャと何ピクセル違うかを比べるという方法をとりました。アップスケーラーで“推測して補完する”のではなく、作り直して答え合わせをするイメージですね。

  • 「Lternal」のような意味のない語も含む123万7,405通りの候補から「Eternal」が1位
  • 2行目は約1万7,700語の英単語からブラインド探索し、「We hope so」が浮上
  • 「Eternal Star」の不一致スコアは789点、「L is real 2401」は2,031点で約2.6倍悪い
  • 最も一致したフォントはAdobeのPalatino Bold Italic

AIについては「道具を作る手助けをしただけで、碑文を読んだわけではない」とのこと。解析プログラムとデータも公開されていて、誰でも再現できるようにしているそうです。

ただし「確定」ではない

一方で、AUTOMATONは「怪しさもすごい」とかなり慎重に伝えています。最初のフォント選びや画像処理の設定が「もしEternal Starと書かれていたら」という仮定のもとで最適化されている点、そもそも実際の石碑がそういう工程で作られたのか確認されていない点などが指摘されていて、コミュニティにも「元画像の情報量が少なすぎて特定できないのでは」という懐疑的な声があるとのこと。

mochi64氏自身も、「so」の部分は確度が低く「or」「us」「he」も近い結果になると認めていて、確定させるには縮小前の元画像か、描いたアーティストの証言が必要だと話しています。任天堂からの新たな声明は出ていません。

個人的な感想

「L is Real 2401」は、当時の子供たちにとってほとんど本気の情報でした。自分も友だちと「中庭で何かすればルイージが出てくる」みたいな根拠のない話を延々していた気がします…w

だから「Eternal Star(永遠の星) / We hope so(そうであってほしい)」が答えだとしたら、なんというか、ちょっと泣けるんですよね。30年経ってもみんながこのゲームを遊んで、石碑の文字を気にしている。mochi64氏も言っていましたが、ある意味でその願いは叶ったのかもしれません。

それにしても、オリジナルの64版はニンテンドウ64で発売され、既に発売から30年以上が経っている作品。

それにもかかわらず、今もなおこのゲームが世界中の有志にプレイされ、未だ解明されていな謎の研究や、あるいは様々なプレイ方法などについて考察などが行われているのを見ると、偉大なる3Dアクションの金字塔タイトルとして愛されているこの作品の存在に敬意を払わざるを得ないです。

メガバイト換算で8MBしかない、このソフトに詰め込まれたものを求道していく姿勢は、もはや学問とかそんなレベルに達しているような気がしますね。

まとめ

『スーパーマリオ64』中庭の石碑は「Eternal Star / We hope so」が最も一致する、という研究が公開されました。「L is Real 2401」より大幅に一致度が高いものの、仮定に依存した部分もあり、正解として確定したわけではありません。

にほんブログ村 ゲームブログ 任天堂へ
にほんブログ村