(この記事はタレコミから作成しています。情報提供ありがとうございました。)

現在、首都圏や関西の大都市圏などで見ることが出来る

公道を合法的に運転できるカートをレンタルしている業者がいくつかある。


その中の一つ、東京の秋葉原などを走れる公道カートを貸し出している会社である

株式会社マリカー


この会社はカートを外国人観光客に貸し出すなどと同時に

任天堂のマリオやディズニーなどといったコスプレ衣装を客に貸出ししていて

様々なゲームのキャラクター…特にマリオカート

任天堂にあるので、マリオファミリーのコスプレは非常に人気があった。


出典:ついにこの日が…「株式会社マリカー」が任天堂に訴えられるより


あまりにも堂々としているので、任天堂が公認のサービスかと思いきや

実は全くの無許可であり、再度の勧告に応じなかった株式会社マリカー相手に

裁判を起こし、現在は係争中である。株式会社マリカーは徹底抗戦の構えを見せている。


【徹底抗戦】任天堂に訴えられた株式会社マリカーが徹底抗戦の構えか?


日本の裁判は時間がかかり、また株式会社マリカーも争う姿勢を見せているので

この裁判の行方は、しばらくは結果がでないと思われるが

裁判の決着の前に、まず国が公道カートの規制に遂に動いたようである!


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国交省が公道カートに尾灯・シートベルの設置を義務付けるが…

著作権などの問題の前に、そもそも公道カートというものについて改めて触れておく。

まず、公道カート自体は日本では合法にはなっている。

もっとも、違法であれば当然そこで摘発されているので、当然ではあるのだが。

扱いとしては、原動機付き自転車…原付きと同じ扱いである。


それでは、なぜ公道カートが問題視されているかと言えば

車高が低く、運転席が露出しているということから、普通に危ないということが一番だろう。

特に車高の低さは、大型車が接近すると大型車の運転手からは死角になってしまう可能性が高く

運転するほうが気をつけないと、大きな事故が起こる可能性がある。

また、ヘルメットも要らずに乗れるので、やはり大きな事故があった時に命を落とす可能性も高いと言える。

結果、首都圏の路上で普通の自動車を運転している人にとっては、かなり邪魔な存在のようだ。

その公道カートに遂に国の…国交省が規制に乗り出したとのこと。

 外国人観光客らに人気の「公道カート」について、国土交通省は5日、シートベルトや尾灯などの装備を義務づけることを決めた。新車だけでなく、一部は使用中のカートにも義務づける。年度内に道路運送車両法に基づく安全基準を改正する

 公道カートは遊園地のゴーカートに似た形で、車体の安全基準を定める道路運送車両法上は「原動機付き自転車」扱いのため、シートベルトの装備は義務ではなかった。外国人旅行者らがゲームのキャラクターの格好で走行するなど人気だが、車高が低いため周囲の車から見えにくく、事故を不安視する声が出ていた。

 このため国交省はシートベルトのほか、周囲から視認しやすい高さ1メートルほどの構造にすることを求め、その上部に赤の尾灯をつけることも義務付ける。新車だけでなく既存車にも改修を求めていく。

 また新車に対する規制として、衣服などがタイヤに巻き込まれることを防ぐフェンダー▽頭部を衝撃から守るヘッドレスト▽衝突時に運転者の胸部を守るための衝撃吸収機能を備えたハンドルの装備を求める。

というわけで、国が遂に公道カートの更なる安全義務化を強めたことになる。

朗報かも知れないが、逆をいうとこの規制を守っていれば今まで通り走ってもいいということにもなる。

レンタルカート業者としては、既存のカートについても改修を行うのは当然コスト増になるが

一度改修さえ行ってしまえば、その後は通常通りの営業になる。

新車については、最初から基準を満たすようにすればいいのだから問題がない。

個人的には朗報とまでは言えないのではないかと思っている。


それに、この安全強化についても、尾灯はともかく、シートベルトの着用は

カート自体が横転するような大きな衝撃があった場合に、カートから投げ出されずに

車体の下敷きになる可能性もあるということだが…。なんとも心もとないものだと個人的には思うが果たして。


こんな中途半端な規制をやるぐらいであれば、もういっそのこと公道カートは

全面禁止にしてしまえばいいとも思うのだが、難しいのだろうか。

管理人は首都圏で車を運転することなど、一生涯無いだろうと思っているが

実際に首都圏で乗用車を運転している人に、この公道カートの存在は

どのように映っているのか、意見を聞いてみたいものだ。


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