昨年の年末商戦真っ只中の12月20日に発売された

イマジニアのニンテンドースイッチ参入第二弾のソフトである

フィットネスを目的としたゲームであるFit Boxing



Wii時代、任天堂から発売されたWii FitがWiiの大成功の一端を

担ったことは周知の事実である。Wii UでもWii Fit Uが発売されていたが、Wii U自体が振るわなかったので

Wii Fit Uは残念ながらムーブメントを起こすには至らなかった。


もちろん、Wii UでのWii Fitは任天堂的にもWii Uを売る戦略があったのだとは思うが

Wii Fit Uは実を結ばなかった。そして、その次に出たスイッチでは現時点で

任天堂謹製のフィットネスゲームというのは、今の所発売されていない(ラボのロボキットが結構疲れるという意見があるが)


その隙間に入り込んできたのが、今回のイマジニアがリリースしたFit Boxingである。

もともとWiiで、シェイプボクシングというタイトルをリリースしていたイマジニアなので

今回のFit Boxingはゲームのノウハウ的に全くゼロではなかったと思われる。

発売直後こそ目立った売上ではなかったが、メディクリの週販ランキングで

初週ではなく、発売3週目に密かに20位にランクインするなど、ジワ売れの傾向を見せていたFit Boxing。

個人的に気づいたら相当な本数を売り上げていると言ったタイトルになるのではないかと

予想していたこのタイトルが、かなりのジワ売れを見せていて密かなブームが起きつつあるらしいとのこと!


Sponsored Link

Fit Boxingが記事更新時点でのアマゾンゲームランキングで、6位に位置づけていることが判明!イマジニアによればDL販売も好調と明らかにされる!

個人的に昨年の年末商戦で発売した商品の中で、ジワ売れしていくのではないか?

と、予想していたFit Boxing。実は発売から日を重ねるに連れて売上が上がってきているらしい。

この記事を更新している時点で、日本のAmazonのゲーム売れ筋ランキングを確認したところ

なんと、ゲーム全体のランキングで6位に浮上しているという人気っぷりを見せている!



そして売上は、発売週が年末商戦だったにも関わらず一番低く、今は右肩上がりに売上を伸ばしている状況である。

イマジニアの関係者によれば、DL版が相当売れているようである。以下、ねとらぼに更新された記事を引用。

年明け以降もツイート数は増加 「筋肉痛」「しんどい」などの声も
 「Fit Boxing」は、2本のJoy-Conを両手に握って遊ぶボクシング+エクササイズゲーム。音楽に合わせてジャブやストレート、フックなどを繰り出し、次々指示されるトレーニングメニューをこなしていきます。インストラクター役の声優が、早見沙織さん、中村悠一さん、上坂すみれさん、小清水亜美さん、田中敦子さん、大塚明夫さん――と非常に豪華なことでも話題になっているようです。

 発売されたのは12月20日。発売初週は2500本ほどのゆっくりとしたスタートでしたが、「楽しい」「声優が豪華」などネットで口コミが広がり、2週目、3週目も初週を上回るペースで販売。通常ゲームソフトは発売初週でほぼ売上が決まるとされており、2週目、3週目で売上が伸びるというのはかなり珍しいケースと言えます。

中略

―― 発売から約1カ月がたちましたが、売れ行きはいかがですか。

 おかげさまでご好評をいただいております。発売後から徐々に販売数が伸びていて、年末年始の商戦期を過ぎた今も、安定したセールスが続いています。

―― ダウンロード版はいかがですか?

 ダウンロード版も好調です。毎日少しづつ継続するゲーム性のためか、ダウンロード版の購入比率が非常に高くなっています。

―― こういう売れ方は当初から想定していましたか。

 Wiiの時代に「シェイプボクシング」という同様のシリーズを展開していたため、ある程度の想定はしていました。ただ、Switchではフィットネス・エクササイズジャンルのソフトが発売されていないので、正直なところ少し不安はありました。ハードが普及してマーケットが広がってきたこのタイミングで出せたのは良かったと思います。

―― なんとなくですが、ネット上の反応を見ていると、ニンテンドーDSで「脳トレ」が流行しはじめた時に近いような印象を受けます。

 そうなってくれると良いですね(笑)。ネット上ではポジティブな反響が多く、感謝のお便りも寄せられており、関係者一同、うれしく思っています。

―― 「Fit Boxing」がSwitchユーザーに受けたのはなぜだと思いますか。

 単純に、今のSwitch市場にエクササイズ系のゲームが他になかったというのは大きいかもしれません。また、収録しているコンテンツは、フィットボクシングジャパンという団体が、実際にスポーツジムで展開している本格的なボクシングプログラムなので、効果を実感いただけたのだと思います。

 あとTwitterでの反応を見ていると、声優さんに反応してくれている声が多かったですね。声優さんがゲーム中、マンツーマンで自分にずっと語りかけてくれる、というのが新鮮に感じられたのかもしれません。

というわけで、実際のゲームをしたユーザーからのレビューやツイッターでの口コミが好評で

存在感が徐々に高まっているとのこと。また、ボクシングプログラムも本格的な内容ということで

豪華声優を起用したインストラクターがモチベーションを上げてくれるということもあって

非常にポジティブな評価が集まっているとのこと。確かにこのソフトを体験した人で

後悔したというような声は今の所個人的にも見ていない状況である。


Amazonの商品ページのレビューも徐々に増えているが、現時点でも高評価を維持しており

ゲーマー層に向けたゲームとは違った売れ方を記録していると言える。実際そのことは上の引用記事内でも触れられている。

ゲームの開発費が高くなり、大手ではシリーズモノのゲームにどうしても比重が置かれる中

こういった隙間を狙って、しっかりとしたゲームを作ったことによって、Fit Boxingは成功を収めそうだ。

スイッチはゲーマー層だけでなく、ライト層も多く、良いゲームはユーザーが買ってくれる市場がある。

今後も第二・第三のFit Boxingが出てくる可能性は十分あると言え、インディーズだけではなく

大手サードでもチャンスが多くある、魅力的な市場になっていると言えよう。


にほんブログ村 ゲームブログへ
にほんブログ村