日本の玩具会社として、今や押しも押されもせぬ大企業となっているバンダイ

現在は、ゲーム業界ではナムコと合併し、バンダイナムコゲームスとしてパブリシングと

ゲームの開発を手掛ける和サードの大手の一つであり、特に自社が展開する関連のIPタイトル…

ドラゴンボールやガンダム、仮面ライダーなどの子供層への訴求力が強いタイトルを持っている。


玩具の老舗の会社ということもあって(流石に任天堂の歴史には遠く及ばないが)

特にニンテンドースイッチでは、自社の長く続くナムコ側のIPである太鼓の達人シリーズや

最近ではアーケードの移植的タイトル釣りスピリッツがニンテンドースイッチで

ロングヒットタイトルとなっており、そろそろパッケージだけで国内の売上が

ハーフミリオンを突破目前という状況になっている。コエテクと並んで

スイッチでは最も成功しているサードの一つであり、太鼓や釣りスピリッツ以外でも

ニンジャボックスのような意欲的な新規IPも発売している(ニンジャボックスの売上は芳しくなかったが)

またゲーム開発でも、任天堂の中核タイトルの開発…例えばマリオカートやスマブラSPにも

関わっていることが広く知られており、まさに和サードではスイッチの恩恵を大きく受けている。


そんなスイッチで存在感を放っているバンナムだが、バンダイの頃からファミコンという

ハードに多数のキャラゲー(ク◯ゲーも多かったのだが)をリリースしており

任天堂とは古くから付き合いのある会社となっている。某縁日のような

品質に問題のあるタイトルもそれなりに見受けられるものの、任天堂ハードでの

実績は優秀なほうで、まさに玩具メーカーとしての矜持もあるのだろうと思われるリリース状況となっている。


そんなバンダイだが、かつて体感ゲームとしていち早くタイトルを発売していたことは

今の若い世代は知らない人のほうが多いだろう。そのタイトルは1986年に専用のマット式コントローラーを

使って遊ぶタイトルとして発売されたファミリートレーナーである。



ファミコンに接続できる専用マットコントローラーを使って、実際に運動するかのごとく

遊べる体感ゲームとして発売され、いくつか対応タイトルが発売された。

(余談だが、ゲーム部分の制作は今は亡きヒューマンが行っていた)

今でこそ体感ゲームというのは、多数あり、特にWii Fitやリングフィットなどの

爆売れしたタイトルを持つ任天堂が、この手のゲームにも強いイメージがあるが

ゲーム業界の先駆けは、当時のバンダイのファミリートレーナーだったと言って良い。


当時はまだゲームに理解が一般的に少なかったことと、日本の住宅事情では

やはり振動・騒音が相当なものになったことで普及はそこまでしなかった。

変わり種のタイトルとして、名前を知っている人はおそらく多いはずだが

実際にプレイした人は意外に少なかったのではないかと思われるタイトルである。


このファミリートレーナーは、2008年にWiiで同じ名前のやはり専用マットコントローラー付きの

タイトルとして1と2が発売されている。22年ぶりの新作となった1は全世界でミリオン。

2も60万本売れるというタイトルとなったが、それ以降やはりこのタイトルの続編は出ていなかった。

しかしこの度、ファミコン版からは34年ぶり。Wii版からは11年ぶりとなる

このファミリートレーナーの新作がまさかの復活でスイッチに年末で出ることが発表されている!


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元祖体感ゲーム『ファミリートレーナー』新作がニンテンドースイッチで12月17日に発売決定!

ファミコン世代であれば、まず大体の人が知っていると思われるファミリートレーナー。

今や体感ゲームの元祖として、その存在はほぼ忘れ去られたものであるが

2009年にWiiで発売された、ファミリートレーナー2以来、実に11年ぶりに

ファミリートレーナー新作がスイッチに12月17日に発売されることが発表された!

今までのファミコン、Wii版はマット型のコントローラーを使って遊んでいたが

今回発売されるファミリートレーナーは、リングフィットアドベンチャーで

初めてお披露目された周辺コントローラー?になるレッグバンド

使用した体感ゲームになるということが発表された!

 バンダイナムコエンターテインメントは、Nintendo Switch用全身体験型アスレチックゲーム「ファミリートレーナー」を12月17日に発売する。価格はパッケージ版が4,980円(税別)でダウンロード版が3,980円(税別)。

 本作は走る・振る・ジャンプするなど全身を使ったアクションが楽しめるタイトル。SwitchのJoy-Conに搭載された機能を活かした15のアトラクションが用意された。「トロッコアドベンチャー」や「カヌー川下り」など迫力満点のアクティビティが家の中で楽しめるようになっている。

 家族で楽しめるゲームモードはもちろんのこと、運動不足解消トレーニングも収録しており、「上半身トレーニング」や「1日5分の簡単トレーニング」など多くのメニューが取り揃えられた。

 なお、本作のプレイには「レッグバンド」が必要となり、ダウンロード版にはレッグバンドが付属しないため、別途購入する必要がある。また「ふたりであそぶ」モードではレッグバンドが2つ必要になる。レッグバンド単品の販売も後日予定されている。


というわけで、まさかのファミリートレーナー新作である。

PVを見る限り、グラフィックなどに力は入っていないように見え

かなり低予算に見えるタイトルである。しかし、レッグバンドを使っての

全身運動がキモになるわけで、その部分の出来が良ければ

パーティー用タイトルの需要は満たせるだろう。ジョイコンとレッグバンドの使用で

専用マットが今回は付属していないこともあり、かなり敷居が低くなっている。

15種のアスレチックは数としては少ないほうにはなるだろうが、その分値段が抑えられており

リングフィットを持っていればレッグバンドも必要がないので、DL版を購入するのがお得と言える。

決して大きく売れるタイトルではないと思うが、パーティー用タイトルの需要が強いスイッチで

もっとも売れる年末商戦での発売、専用マット不要で値段も手頃なことを考えると

思いの外売れる可能性はあるかもしれないタイトルとなっている。

11年ぶりに復活したファミリートレーナー。一体どれだけ売れるだろうか?


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