今現在、主にPS関連で主力タイトルを定期的にリリースしている会社である

日本ファルコム



すでにPCゲームの頃から数えると、30年以上ゲームを開発し供給している

老舗のゲーム会社の一つになるが、決して会社の規模は大きいわけではなく

大手のメーカーに比べると、中小とも言えるような、比較的小規模な会社でもある。

ただ、割と堅実的な商売をしており、それなりの売上で黒字となっており

経営状態は良好な会社といったイメージがある。


ファルコム信者とも言われるような、熱烈な固定ファン層を持つ会社であり

ゲームを発売すれば、出来いかんに関わらず一定の数を売ることが出来るブランド力があるが

最近は、それもやや下火になってきていて、新作の売上はかつての全盛期と比べると

だいぶ落ちている(もっとも、これは国内のメーカーの殆どがそうではあるが)状況である。

ほぼPS関連のみで商売を行ってきた結果、新規のファンがあまり入ってきていない状況にも見受けられる。


そのファルコムについては、このブログでも何度か記事を書いた。


【どうぞどうぞ】ファルコム社長「スイッチは成功しているがファルコムのゲームを遊ぶユーザーがいる保証はない。引き続きPSにゲームを出していく」


この記事では、スイッチが上り調子になりつつある時でも、スイッチには

まだまだ自社タイトルのファンになると思われるユーザーの数がわからないので

冒険できないと言った体で、ニンテンドースイッチにはあまり乗り気でないことを社長が語っていた。


しかし、今年に入って、日本一ソフトウェアの新川社長の働きかけに寄って

自社パブではないものの、看板タイトルの一つであるイースシリーズの最新作である

イース8をスイッチに移植し、発売するという決断をした。


【頑な】イース8がスイッチに発売することについて、日本一・新川社長✕ファルコム・近藤社長の対談が公開される!


そして、一番直近で行われた、決算の説明会では、今後はスイッチも含めた

マルチプラットフォームでのゲーム販売戦略を強化していくことを明らかにした。


【遂に陥落】ファルコム「ニンテンドースイッチ・スマホ・PCなど積極的にマルチプラットフォームを展開することで、収益を安定させていきます。」


たった半年の間で、態度が激変している状態であるが、今後もスイッチに対して

ファルコムはゲームを出していくことに前向きで行くようだ。しかしその言い分はといえば…。


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ファルコム社長「任天堂には仲良くしていただきたい」

ファルコムが任天堂嫌いという説については、当然ながらファルコムから直接的な発言があったというわけではない。

しかし、例えば自社パブでは意地でも出さない(ように見える)ゲームの販売姿勢や(自社パブで出しているのはSFCの2タイトルのみ)

幾つかの言動が積み重なって、ゲハ民などからファルコムは任天堂が嫌いと言ったことがどこからともなく囁かれるようになった。

先に貼った記事でも、ニンテンドースイッチがすでに好調で、各社がスイッチに舵を切り始めたタイミングだったにも関わらず

自社タイトルを買うようなファンは任天堂ハードにはそこまで居ないだろうという推測の元

暫くは任天堂ハードに参入しないと思われる素振りを見せていたが、イース8であっさり陥落している。

もっとも、イース8も自社パブではなく日本一ソフトウェアがパブリッシャーとはなっているが。

経営姿勢については、部外者があれこれ言うことではないことと理解はしているが、それにしても

最近のファルコムについては、あちらこちらにフラフラとしている印象が拭えない。

そんなファルコムの社長らが、電ファミニコゲーマーのインタビューに答えており以下のような発言を行っている。

──PSPでゲームを出すときに、プラットフォーム選びは悩みませんでしたか?

近藤氏:
 当時はニンテンドーDSがすごく流行っていたから、各社は皆DSに流れて行ってましたね。ただ、DSで売れているゲームのラインナップを見ていくと、ウチの製品がそこに入れるイメージがちょっと想像しにくかった。やっぱりファミリー向けや低年齢向けを中心としたものがヒットしていましたから。

 最終的にPSPを選んだのは、ユーザー層がファルコムファンとカブっていると判断したからです。このあたりから「ファルコムは任天堂嫌いだ」なんて言われてしまうんですけれど(笑)。

加藤氏:
 そうだよね、主に某掲示板で(笑)。

近藤氏:
 僕らは別に嫌いどころか、むしろ仲良くしていただきたいと常々思っているのに(笑)。
 DSが流行っていた頃、前社長の山崎と京都にご挨拶に伺っていますから。そのときに、開発を了承していただいたりもしたんですけれどね。

近藤氏:
 結果としては、僕らは「良かったな」と思っています。ただ、京都に行ったときはコマンドRPGタイプの『イース』の企画書を新たに書いて持って行ったんですよ。それが実現できなかったのは残念でしたけれど……。
 そこまでやっているのに何で「ファルコムが嫌ってる」って言われなきゃいけないの? という(笑)。

加藤氏:
 そうそう(笑)。

近藤氏:
 この前も『イースVIII』のNintendo Switch版の発表の前に、ネットでプチ炎上したんですよ。パブリッシャーの日本一ソフトウェアさんに任天堂の担当の方から電話がかかってきて「大丈夫ですか?」とか。「ファルコムさんのほうも大丈夫ですか?」とか。ウチは何とも思っていないですけれど。

ファルコムのゲームは、正直そこまで思い入れが無いので、個人的にソフトの発売についてはどうでもいいところはあるが

この発言は何を今更…という感覚が個人的には否めない。

ファルコムはゲハっぽい発言を公式が行っていたこともあった。以下のツイートなどはその例の一つ。



記事内の談話も、所詮はファルコム側が言っているのに過ぎないことではないので

意地の悪い言い方であることは、重々承知だが、この話も本当なの?と言いたくなるような話ではある。

なんというか、全体的に上から目線というか、そんな雰囲気を感じるインタビューではある。


もちろん、様々なゲームが出ることはユーザーにとって望ましいことであるから

ファルコム自体が、スイッチにゲームを出すこと自体は歓迎したいと思うが

管理人よりも、マイナスイメージをファルコムに持っている人も居ることは事実。

このインタビューが口だけにならないように、ファルコムはゲームをリリースするという

ごくごく当たり前の姿勢で、このインタビューが本心であることを証明してほしい。


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