任天堂から、5つの特許侵害を理由に44億円の賠償金請求と

主力タイトルである白猫プロジェクトの配信停止を要求する

訴訟を起こされてしまったコロプラ


【こりゃアカン】白猫プロジェクトなどを運営するコロプラ、任天堂から特許侵害で訴えられる!


基本的に、海外の特許ゴロに狙われる任天堂は、訴訟を起こされることはあっても

自分から仕掛けるということは殆ど無い。任天堂が訴訟を自ら仕掛ける時は

自身の防衛と言った立場での訴訟が殆どで、直近だとマリカーの裁判や(係争中)

マジコンの訴訟(任天堂が勝訴)といった例ぐらいしか無い。


その任天堂が、ソシャゲメインとは言え、同業他社となるコロプラを訴えたのは大きな話題となった。

様々な推測が各種サイトで論じられているが、現時点で確定した話ではないので、このブログで

紹介することはしない。各自で検索して頂ければ、多数の推測の記事を見つけることが出来るだろう。


任天堂の法務部は、最強法務部とも一般的に言われており

もちろん、全戦全勝ではないが、大体の訴訟で…特許ゴロが起こした裁判でさえも

完全に敗訴したということは殆ど無い。特許ゴロの裁判は大体勝訴になっているし

他の不利と思われた裁判でも、勝訴していることで有名である。

特に自分から仕掛ける場合は、きっちりと足場・地固めをした上で訴訟を行うことがほとんどであり

生半可な弁護士では、太刀打ち出来ない法務部である。


コロプラは今回の訴訟の件で、最初こそ自分たちに特許侵害はないと

強気の姿勢にでていたが、何やらどんどん雲行きが怪しくなっているようだ。


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泥棒とらえて縄をなう…弁護士を今更急募。そして、最新の公式リリースではかなり弱気な一面が垣間見える文章に…。

コロプラは任天堂に訴えられたことを、自身の公式サイトでリリースして

ユーザーに知らせた。任天堂は、今回の訴訟に関して特にリリースを出していない。

その最初のリリース内容は、以下のようなものであった。

いつも白猫プロジェクトをお楽しみいただきありがとうございます。
本日1月10日(水)、株式会社コロプラ(以下、「コロプラ」)は任天堂株式会社(以下、「任天堂」)より特許権侵害に関する訴訟提起を受けた旨を発表しました。

コロプラとしては、任天堂の主張は不当であり、特許侵害の事実は一切無いものと考えております。今後、コロプラの見解の正当性を裁判等において明らかにしてまいります。

このたびは多大なるご心配をおかけし、誠に申し訳ございません。いつも応援していただいているユーザーの皆さまのことを第一に、今後もより一層サービスの向上に努めてまいります。引き続き、安心して白猫プロジェクトをお楽しみいただけましたら幸いです。

最初のリリース文である、引用の文ではコロプラ側は絶対の自身を持っているように見える。

あの任天堂法務部相手でも、引かないと言ったところが見える。


しかし、この強気な文章の裏側で、何故かコロプラは現在

知的財産に関する訴訟に強い弁護士を今更募集しているのである。

ネットの求人サイトに、その求人は今も掲載されている。

知財~東証一部上場企業にて調査/権利化/渉外など知財全般を担当~

□■東証一部上場、国内外へ事業を展開する同社にて調査/権利化/渉外など知財全般を担当□■

■業務概要:
特許調査、権利化業務、係争に関わる渉外業務など、知財全般に関わるポジションになります。

■業務詳細:
(1)国内/海外における特許の権利化業務
(2)サービスのリリースにおけるクリアランス調査
(3)業界の動向や競合他社の特許出願状況、係争などに関する情報収集
(4)特許に関連する係争事項への対応

泥棒とらえて縄をなうというのは、まさにこういうことなのだろう。

顧問弁護士が居たようだが、逃げたという説もあり、その理由が任天堂との交渉が上手くできなかったからでは?

といった推測も流れているが、あながち的を外していないように思う。

いずれにせよ、任天堂法務部相手にこの給料で、今更弁護士を雇おうとしているのは

何もかも手遅れという印象を受ける。そして、昨日コロプラから新たにこの件で

リリースされたニュースは、更に不安を煽るような内容になっている。

いつも白猫プロジェクトをお楽しみいただき、ありがとうございます。

このたびの訴訟提起により、皆さまには多大なるご心配をおかけしております。現在、白猫プロジェクトに対する多くの応援メッセージをいただいており、運営一同感謝の思いでいっぱいです。深く御礼申し上げます。あわせて不安の声もいただいているので、改めてお知らせをさせていただきます。

今回の件が影響し、白猫プロジェクトのサービスが終了するということは断じてございません。コロプラとしては、特許侵害の事実は一切ないものと確信しておりますが、訴訟がたとえどのような結果になっても仕様変更等を通じて、サービスを継続してまいります。今後もお客様のことを第一に全力で開発・改善に努めてまいりますので、変わらぬご支援のほど、何卒よろしくお願いいたします。

侵害の事実がないと確信しているのであれば、仕様変更の可能性について触れる必要はないのでは…?

と、個人的には感じるがどうだろうか?確信しているのに仕様変更の可能性…まさに一行で矛盾している物言いである。

その前に出したリリースでは、負けるかもしれないと感じているような素振りは微塵も見えないだけに

その次のソースで、既に弱気な姿勢が垣間見えるのは、流石に呆れるしか無い。

この裁判の行方はどうなるだろうか?任天堂がいつもの強さを発揮するのであれば

コロプラが完膚無きまでに叩き潰される未来しか、今のところ見えないが…。


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