(この記事はコメントの情報から作成しています。情報提供ありがとうございました。)

PCゲームメーカーとして、存在感が大きく、かつては某大手匿名掲示板に

葉鍵板という専用の板まであった、鍵のほうの会社であるKey


そこまでゲームのリリース数は多くはないものの、PCゲームのメーカーとしては

存在感が大きい会社の一つであり、今現在もゲームをPCに出しているメーカーとなっている。

かつては18禁ゲームを、他の一般的な美少女を扱うPCゲームメーカーと同じで

発売していたが、今現在はPCで美少女系ADVでありながら全年齢向けのタイトルをリリースしている。


その特徴は、普通のPC美少女系ADVとは違って、いわゆる泣きゲーをメインにしているということが挙げられる。

一作のボリュームが凄く、セリフも全て聴いてプレイするとなるとそこらの凡百の

RPGなんかよりもそのプレイ時間が長くなるようなタイトルが多い。

また近年ではリリースしたタイトルが、かなりの確率でアニメ化などもされており

PCの元はアダルトゲームメーカーでありながら、その知名度は相当高い部類のメーカーとなっている。


今までそのタイトルは、PS関連のハードに多く移植されており、もともとが全年齢の

タイトルであることも多いことから、家庭用移植についても無理が無い範囲で出来るのがKeyの強みである。

しかし、カプコンばりに各ハードでのマルチ展開が多く、PSハードほぼ全部で出ていると言った

タイトルも多く、PSを所持しているユーザーは特段、移植時に買う動機づけは薄いと言える。


一方で任天堂ハードには、Wii Uまでは全くKeyのタイトルは出ていなかった。

しかし、スイッチがあまりにもこの手のノベルゲーと相性が良いのと

PS自体の国内市場も小さくなってきているため、Key…というよりは、家庭用にKey系のタイトルを移植している

プロトタイプが積極的にスイッチにKeyのソフトを移植している。

今まで移植されてきたのは、CLANNAD、リトルバスターズ、サマーポケッツなど。

サマーポケッツはなんとPS系には移植されておらず、家庭用ハードではスイッチ独占になっている。

またアッパーバージョン的なものが、この先スイッチでも発売予定となっている。

またCLANNADについては派生作の智代アフターや、つい最近に光見守る坂道でも

発売されており、完全にプロトタイプもPS一辺倒だった今までから舵取りの方向を変えて

スイッチにどんどん移植を行っている状況になっている。


さて、Keyといえば、その知名度を一段と引き上げた作品にAIRがある。

その前のKanonがKeyの人気上昇の下地を作り、このAIRがKeyの地位を確立したタイトルであるのは間違いない。

当ブログでは、非常に初期にAIR鬱なる症状の記事を書いたことがあるわけだが

当時のネットで大きく話題になり、このAIR鬱を実際に発症している人をリアルタイムで

ゲーム好きコミュニティで見るぐらいに、このタイトルは様々な影響を与えた。

プロトタイプが家庭用にKey系のタイトルを出すときに、AIRも相当様々な機種に移植されていたので

今のプロトタイプであれば、スイッチにAIRやKanonを持ってくる時がいつか来るだろう…

と、予想していた人は多いと思うが、その予想がついに現実になることが発表されている。


Sponsored Link

『AIR』がスイッチに発売決定!

Keyの出世作『AIR』が発売されたのは、今から21年前の2000年のことである。

最初は18禁描写のあるPCゲームとして発売されたが、前述の通りこのゲームは

泣きゲーの要素のほうが非常に強い作品で、アレ的なシーンはどちらかというと

蛇足とも言えるような形になっている。18禁ゲームでアレのほうが蛇足扱いというのも

すごい話ではあるが、実際に2001年に同じPCでその18禁要素を抜いた全年齢版が発売されている。

同じ2001年に家庭用のドリームキャストに移植が行われ(もちろん全年齢版になる)

更にはPS2、その後PSP・PSVitaと、まさにPS関連メインで展開されてきたこのタイトルが

ついにスイッチに移植が決定したことを、プロトタイプが公式に発表している。



AIRの季節は夏ということで、これからの季節に合うゲームとして発売が決定したということだろうか。

絵柄のクセは強いが、間違いなく泣きゲーというジャンルに相応しい展開を見せるタイトル。

この手のゲームと相性抜群のスイッチで、新たにAIRに触れる層も出てくるのかなと思う。

そしてこのAIRが来たということは…今年の冬にはKanonが来る可能性も?

いずれも、PCゲーでありながら一時代を作ったタイトルであるのは間違いないので、この手のジャンル自体が

人を選ぶものではあるものの、未体験で興味を持った人がいればぜひプレイしてみていただきたい一作である。


にほんブログ村 ゲームブログへ
にほんブログ村