ニンテンドースイッチの最初に行われた2017年1月のプレゼンテーションの場において
制作が発表され、最終的に2018年7月に発売された古き良きJRPGを
今の技術で再現したタイトルであるスクエニの『オクトパストラベラー』。
スクエニの浅野智也氏が率いるチームがメインに開発を担当したタイトルで
ディベロッパーにはアクワイアが関わっている。HD-2Dという3Dの表現を
2Dのように見せる独特の技術が使われており、敵や背景の描き込みが素晴らしいタイトルとなっていた。
8人のそれぞれの癖のある主人公のオムニバスストーリーという、かつてスクエニが
SFCの頃に発売したロマンシングサガやライブ・ア・ライブを彷彿とさせるシナリオシステムを採用しており
8人…つまりOctoの主人公が、それぞれの道…すなわちPathを行くという王道のJRPGとなっている。
シナリオは8人分で若干薄めではあるものの、戦略性の高いバトルや西木康智氏による
ゲーム音楽を強く意識したメロディアスな楽曲群が非常に高い評価を得ており
国内だけでなく、海外でも多くのファンを獲得したタイトルとなっている。
管理人も久々にJRPGの良さを体感したタイトルで、以下のエントリーで
拙いレビューなども書いている。またサントラも購入済み。
【物欲魔人】『オクトパストラベラー』のサントラを購入しました!
作りとしてアラが見えるところもあったものの、総じて満足度が高かった一作で
個人的にスイッチでのおすすめソフトとして未体験者には勧めたいゲームとなっている。
このタイトルは、当ブログでも記事にしたが全世界で100万本以上を新規IPで
JRPGというジャンルでありながら、記録したことが既に発表されている。
【発売三週間足らずで…】『オクトパストラベラー』の全世界出荷+DL数が100万本に到達!
昨年3月には150万本出荷を全世界で到達したことが発表されていた本作だが
あれから1年。更に売上を伸ばし、次の大台に到達した模様である!
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欧州任天堂が『オクトパストラベラー』の全世界出荷+DL販売数が200万本を突破したことを報告!期間限定半額セールも開催へ!
3DSのブレイブリーデフォルトに続き、またも任天堂ハードにてヒット作を
作り出すことに成功した、スクエニの浅野チーム。
スイッチでの好調から、Steamにも発売され、更にスマホ版が現在製作中の
オクトパストラベラーだが、最初の発売であるスイッチにおいて、全世界の
累計出荷数とDL販売数が200万本に到達したことが報告されている!
To celebrate 2 million copies sold, OCTOPATH TRAVELER is 50% off until 02/04!
Begin your journey: https://t.co/62obNacJ9k pic.twitter.com/RnUb2FVR7Y
— Nintendo of Europe (@NintendoEurope) March 18, 2020
面白いのはこのツイート主が欧州任天堂であるということ。
つまり、海外でパブリッシャーとなった任天堂が把握している数字での200万ということで
Steam版の数字は入っていないであろうということ。Steam版の売上はスクエニが把握していると思われるが
その数字も合わせれば、新規IPとしては大成功と言って良い売れ行きになっているのは間違いない。
またスイッチではソフトを買ってくれる層が多く、良いソフトであれば水面下でジワジワ売れるであろうことが
やはり、明らかになったとも言えるのではないだろうか。
200万本到達を記念して、日本も含めてDL版が半額での販売が4月2日まで行われるとのこと。
プレイしたことがない人でRPG好きな人には、ぜひこの機会にプレイをおすすめしたい所。
ブレイブリーデフォルトに続き、またしてもヒット作を生み出した浅野チームは
現在スイッチ独占となるブレイブリーデフォルトIIの開発に着手している状況である。
この勢いのまま、ブレイブリーデフォルトIIも名作になることを期待したい。
これは本当に、大金星と言っていいのではと思います。 国内売り上げから推計すると、海外ではドラクエ11(S含む)とほぼ同規模の売上ですから………いやー、凄い。 画作り・中身共に「日本ならではのセンス」の塊のようなゲームが、こうして世界で受け入れられるのは嬉しい限りです。(アストラルチェインも似たケースかも。半端に海外大作の真似をするより、得意なことをやった方が結局有効なんでしょう)
あと、HD-2Dは本当に素晴らしい手法だと感じます。このやり方で、蘇生できるスーファミ時代の名作とか一杯ありそうなんですけど………(個人的にはタクティクスオウガをぜひお願いしたい! HD-2D+PSP版のシナリオ+SFC版のシステムの正統進化、が実現すれば最強のゲームになるのになあ)
大金星…という言い方が正しいのかはわかりませんが(笑)
本当に売れましたよねぇ。新規IPでの200万本は相当な実績です。
やはり、JRPGが全盛期だった頃のタイトルを彷彿とさせるような
アートデザインが国内外問わず刺さったんじゃないかなぁと思います。
よく日本のゲームは日本人向けに作るのが、海外の人に刺さるという
話を聴きますが、まさにこれはそうだったのではないかと思いますね。
HD-2Dでのリマスターは確かに実現したら嬉しいですね!
ドットがやばいぐらい美しくなる1994年辺りからのスクエニのゲームとか
この技術で再現したら相当惹かれる世界観になりそうですよね。