1ソニーがゲーム業界に参入した際にリリースをした

ゲームハードであるプレイステーション


そのプレイステーションは、今から24年前の1994年12月3日に発売された。

セガサターンから少しだけ遅れてリリースされて、64でもROMカセット方式を採用していた

任天堂に対して、セガサターンとプレイステーションはCD媒体のソフトを発売することになり

この頃は、FF7の発売などもあって、日本のゲーム業界の勢力図が大幅に変わった時代でもあった。

ゲーム業界は、その後しばらくは右肩上がりの上昇を見せる時期に突入する。


その任天堂を一時期はまくったプレイステーションのインパクトは凄まじく

そのことがあってか、現時点でもソニーはゲーム機の名前に一貫してPS

文字を必ず入れるようにしている。ナンバリングで進んでいる据え置き機も

毎回名前が変わる任天堂とは違って、イメージ戦略としては成功しているのは間違いない。


そのプレイステーションが、今年の12月3日…つまり、PS生誕24周年に(なぜ25周年にしなかったのか…)

発売したのが、手のひらサイズの初代PSであるPSクラシックである。



正直、任天堂が既に2016年と2017年に発売していた、ミニFCやミニSFCの

二番煎じ(ネーミングの基本まで一緒)と誰もが思っただろうが

ソニーによると、ミニFCより前に計画がされていたということ。あっ…(察し


まぁその辺りのことは置いておいて、今から24年前、ゲーム業界の勢力図を

大きく変えたプレイステーションに思い入れがある人も多い…だろう。

そのPSクラシックの販売台数がメディアクリエイトのコラムにより明らかにされた…が…。


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PSクラシックは約12万台を売り上げる!ファミコンミニジャンプと大差ない数字に…

任天堂が既に発売している、ミニFCとミニSFCについては

発売時にかなり話題になったのはゲーム好きであれば、覚えている人も多いのではないだろうか。

特に最初は限定のファンアイテムとして、特に台数も生産していなかったミニFCについては

任天堂も予想もしなかった大反響により、しばらく入手困難な時期が続いた。

結局、もともとはファンアイテムのため、数量限定で作る予定だった当初の予定を変更して

かなり時間はかかったものの、今年に再生産を行うことが決定され、今では通販サイトなどで

買うこと自体は、容易に出来るようになった。まさにヒット商品になったというわけだ。



ほしいユーザーに行き届かなかった、ミニFCの前例を反省して、去年に発売された

ミニSFCについては、その生産台数を相当多くすることが明言されており

実際に、最初の予約時にこそ、圧倒的人気で予約がすぐに終わってしまったものの

その後、割とすぐに普通にゲームショップで買えるようになっていた。



それぞれの初週の販売台数は、ゲーム週販を出しているメディアクリエイトなどから

その台数が公表されており、ミニFCの時は初週26万台、そしてミニSFCは

およそ37万台とすさまじいヒットとなった。

過去のハードを手のひらサイズにして、発売しただけの商品ではあるのだが、ファミコンやスーファミに

どれだけ思い入れを持っている人が多かったかということを、改めて知らしめる反響となっている。

その2つの合計で、任天堂の公式発表で既に全世界1000万台出荷しているのが確定している。


【売れすぎw】ニンテンドークラシックミニのファミコンとスーパーファミコンが合算累計出荷数で全世界1000万台に到達!


PSクラシックについても、ある程度そういったファン需要を見込んでの

販売になるため、混乱が予想されると思ったのか、SCEは当初、PS+加入者限定での

先行予約を行い、特別感を出していたが、その後小売で予約出来るようになってからは

圧倒的人気で予約も瞬殺!…ということもなく、普通に予約が発売日まで出来ていたようだ。

発売日についても、小売が賑わうかと思いきや、普通に当日買える報告も随所で上がっていたようで

どうにもSCEの思惑とユーザー側での反応の薄さに乖離があったように思われた。

そのPSクラシックだが、今週の週販で4gamerのメディクリ発表、ファミ通、そして電撃オンラインの集計いずれでも

その販売台数は公表が無かった。ミニファミコンやスーファミのときは集計値を出していたのが

今回は出していなかったのが、不自然にも思えたが、その販売台数は本日更新された

メディアクリエイトの本体での更新で明らかになったようだ。以下引用。

 ソフトの総販売本数は173.1万本。「スマブラ」最新作の発売により、前週比は344.55%と3倍以上に増加している。同様にハードもSwitchを中心に大きく伸びており、総販売台数は37.3万台(前週比242.79%)となった。その他にも「プレイステーション クラシック」が12.0万台を販売するなど、ゲーム市場全体が活況を呈している。

※管理人注 メディアクリエイトは同じURLで更新をかけるため、来週には内容は変わる。

というわけで、PSクラシックは初週12万台の売上になったということ!

SIEの売上の目標がわからないので、これぐらいが妥当なのだろうか…。数字としては先行で出ている

ミニFC・ミニSFCの初週と比べると、かなり落ちる数字であるのは否めない。

ちなみに、比較対象として少し前に出たファミコンミニのジャンプバージョンが11.1万台を初週に記録している。


【朗報】メディクリ「『ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ 週刊少年ジャンプ創刊50周年記念バージョン』が11.1万台を販売」


正直これと大差ないようでは…。ジャンプミニと違って、年末の商戦期に出ていることからも

もう少し売れると思っていたが…。ついでにいうと、ファンアイテムとしてツボを抑えていた

ミニFCやミニSFCと違って、今回のPSクラシック自体は国内外で様々な仕様により酷評されている。

入力遅延やグラフィックについての言及は、まぁ致し方ないかもしれないが、一番まずいのは

動かしているツールがオープンソースのエミュレーターということで、SIEがこのPSクラシック専用に

作ったようなエンジンではないということ。ミニFCなどの場合は現代のテレビで昔のブラウン管の質感を出せるような

お遊び的なモードもあったりで、それ用に作っていることが判明しているが、PSクラシックはオープンソースを利用しているということ。

この辺りが、ファンアイテムとしての製品でありながら、手を抜いているということがあからさまに分かる部分になっていて

SIEの姿勢に対する批判はかなり手厳しいものとなっている。個人的な考えとしても、ファンアイテムこそ

力を入れて作るべきだと思っていて、今回のPSクラシックのやり方は正直評価する気になれないというところが本音。

もっとも、管理人がそんなことを言わなくても市場の反応は当たり前の反応になっていて、PSクラシックは

ミニFCやミニSFCのような一つのムーブメントを作ることは出来ないだろう。最終的な売上は任天堂と違って

公表されることは無いと思うが、せいぜい全世界で200万台程度ではないだろうか。


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