コーエーテクモゲームスが、PS2の頃から三国志や

日本の戦国時代をモチーフとして、武将たちの生き様を描く

アクションゲームシリーズである無双シリーズ





PS2の頃の光栄(当時はまだテクモと合併はしていなかった)は

今までは硬派なSLGシリーズを出していた光栄ブランドのイメージチェンジが行われ

真・三國無双はPS2の処理能力を活かして、3D空間にワラワラと現れる雑魚を

バッタバッタとなぎ倒す爽快感が、当時ブームとなり、真・三國無双3に至っては

国内販売数がミリオンを超えるなど、全盛期は人気シリーズの一つであった。




しかし、シリーズを出しているうちに、ユーザーも流石にマンネリ感をいだきはじめ

三国志や戦国時代以外の、アニメ・漫画とのコラボ無双というのが取り入れられた。

北斗の拳やワンピース、ガンダムなど様々な作品と節操なくコラボを重ねており

一時期は、本家の三國無双・戦国無双とコラボ無双をプラスすると、毎月

何かしらの無双シリーズが販売されるという無双無双状態になってしまった。

ちなみに、任天堂関連でゼルダ無双も販売されている。こちらはなかなか評判はいいが。



ゲーム機が次世代に進んでも、やることは基本的に変わらない

無双シリーズは、流石にユーザーからも飽きられており、シリーズは出るものの

ここ数年は売上が振るわない状況である。


無双シリーズは、例えば今まで、箱庭的なフィールドを用意して

例えば三国志であるならば、○○の戦いといった、ステージクリア型の

ゲームシステムを取っていたが、次に出る最新作では、流行に乗った?のか

オープンワールドを取り入れることをコーエーテクモゲームスが既に発表している。

その詳細がかなりの部分で明らかになったようだ。


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無双シリーズをどのようにオープンワールドに落とし込むのか?経験者ほどわからない…。

今回の無双のオープンワールド要素についてまとめた記事は以下引用になる。

『真・三國無双8』について

シリーズ初のオープンワールドを採用した本作では、敵を遠くから狙撃する、鉤縄を使って敵城内に侵入するなど、様々なアクションが可能になるとのこと。また、攻撃アクションの仕組みが一新されるほか、新武将の追加も行われます。

周倉に加えて、新たに「程普」が参戦決定。武器は双矛。

時間や天候がリアルタイムで変化。なお、夜や雨天時は視界悪化により敵から発見されにくくなる。

周囲の状況によってコンボが変化する「ステートコンボ」システム搭載。コンボの起点となるトリガー攻撃、敵の状態に応じて変化する連続攻撃のフロー攻撃、コンボを締めくくる強力なフィニッシュ攻撃の3つで構成されている。

川を泳ぐ、鉤爪を使って山や城壁を登る、油壺による大炎上攻撃。

どのキャラでも弓による遠隔攻撃が可能。

ステージ制を撤廃。中国大陸を再現したオープンフィールド上で、時代に応じた戦いが常に各地で発生している。

「黄巾の乱」の時代に、張角がいる場所に行くと黄巾党との戦いが発生。なお、南蛮を訪れると、張角の噂話が聞けたりする。張角を倒すと反董卓の時代に進み、マップ上で起きていることが時代にあわせてガラリと変化する。

マップ各地で任務が発生し、その中には「主要任務」というものが存在。これをクリアすると歴史が大きく進むが、難易度が高い。ただし、主要任務に紐づく別任務をクリアすることで難易度を下げることが可能。

ストーリーは武将ごとに用意するが、歴史を変えるような分岐は存在しない。

趙雲でプレイすると趙雲が活躍した時代、王元姫でプレイすると王元姫が活躍した時代をプレイできる。

操作武将の切り替えは検討中。

長江や黄河を泳いでみたら5分もかかっため、瞬時に移動できる船着き場を作ったりしている。

登場する都市は10以上。加えて、汎用的な都市や村も用意。

陸の移動は馬がメイン。ファストトラベルの導入も予定している。

武将の制作過程を一新し、PS4用に制作している。

弓を使った野生動物の狩りや、異民族との戦いなどの任務も用意。

開発状況は40%。発売は少なくとも寒くなってから。

というわけで、新要素についてのかなりの部分が見えてきている形だが

個人的にはあまりしっくり来ないというのも事実である。


無双シリーズをプレイしたことがある人は、大体感じたことがあると思うのが

一度とある場所の敵を殲滅した後に、別の交戦が発生した場所に移動するのが思いの外ダルいということ。

敵を何も考えず、ひたすら倒すのが無双の楽しさの一つであると思うが

敵を求めて移動する時間が長くなり、何もしていない時間も結構あるのがネックである。

3DSで出た戦国無双クロニクルなどは、タッチパネルを使って、複数武将を切り替えるといった

新たなシステムを導入したことで、評価が高いが、据置では基本的にそれは難しい。

オープンワールド化したところで、果たして今までのような無双シリーズで得られる快感が再現できるだろうか。


また今までに無い要素は、逆に無双の爽快感を削ぐことにもならないかどうかも気になる。

マンネリ感が否めないシリーズだっただけに、大きなテコ入れを図る事自体は良いことだと思うが

果たして、これはナンバリングタイトルでやるべきものだろうか。

外伝的なもので、一度試作をしてみる必要があったのではないかとも思う。

今までの無双好きには敬遠され、新規層も入ってくるような敷居の低さも無いような感じを受ける。

もちろん、蓋を開けたら良いゲームになっている可能性もあるのだが、今までのコエテクの

ゲーム開発の状況を見ると、不安の方が先立つという人も多いのではないだろうか。


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