インターネットという技術が一般的に広まって、だいたい20年ほどになる。
もちろん、それ以前からインターネットという仕組みは存在していたが
最初はごくごく一部のマニア向けのサービスから歴史は始まった。
Windows95が発売された時に、日本でも一時的なブームが起き
それまで、一部のコアユーザーが所持していただけに過ぎなかった
パソコンが一般的に普及するきっかけを作った。
一般家庭にパソコンが普及し始めるに連れて、インターネットが家庭で出来る環境が
当たり前のように提供され始めた。最初は電話回線を使って56kbpsとか、今の回線から比べると
あまりに貧弱な回線だったが、それでもインターネットで世界中のWEBサイトから情報を引き出せるのは
そういった体験をしたことがなかった人たちにとっては、あまりにも刺激的すぎた。管理人も、そんな体験をした一人である。
日本でのインターネットの普及においてはガラケーという言葉が生まれるきっかけの一つにもなった
通信が出来る携帯電話が、世界初でドコモから発売され(iモード)、そこから日本での
インターネットは一般化したように個人的に思っている。
一般化が進んだ後の、通信の高速化は実に手早かったもので
電話回線から程なくして、ISDN、ADSLとステップアップしていき
現在は光回線が主流になっている。管理人もひかり回線だ。
定額で高速通信が出来ることが売りの光回線だが、ここ最近の
光回線は何やら雲行きが怪しくなってきているようなのだ。
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大容量通信が当たり前となり、光回線の通信量が増大。支えるのが困難な状況に。
初めに断っておくと、文系人間の管理人は、こういった通信の方式や
回線の速度などについての、用語などに疎く具体的に語れる知識は殆ど無い。
なので、まずは以下のリンク先の記事を読んでいただきたい。
「遅くて使いものにならない」という光回線への声、定額制も限界か
出典:「遅くて使いものにならない」という光回線への声、定額制も限界かより
自分の分かる範囲で記事を噛み砕くと、要は近年のYoutubeやNetflexなどの高画質映像サービスが
増えたことにより、回線のトラフィックが増加。高速通信を売りにしている光回線が遅くなる事態が発生している。
今後も、4Kや8Kの高画質動画配信に対応するサービスが増えることから、現時点でもトラフィックが
前年比で大幅に増加する状況が、毎年続いていることから、コストがかさみ、現在のような
定額制サービスを維持するのが難しくなる可能性が高いという話である。
当然、コスト増に対応するには料金の値上げまたは
トラフィックを落とすための従量制の導入といった
対応が考えられているということ。幾らサービスが向上しようとも光回線の
回線の太さには限界がある。遅かれ早かれ、この問題に直面することは間違いなかったはずだが
その問題発生が今起こっているということである。
従量制と言うのは、要は現在の携帯の通信プランをイメージするとわかりやすい。
月額●GB使ったら、月が変わるまで速度規制。元の速度に戻すためには
追加料金を支払わねばならない…という料金体系になるということ。
現在は殆どのサービスがインターネットを介して行われているので
相当な影響が出るのは間違いなく、当然オンラインサービスでネット対戦したり
追加コンテンツなどをネットで配信するのが、当たり前になっている今のゲーム業界もその例外ではないということ。
特に任天堂機は、本体容量が少なめな分、まだマシだが
PSやXbox関連では、最近ではディスクメディア自体が、飾りになっているようなタイトルも多く存在し
ソフトの容量が数十GBというのが当たり前の世界になっている。
そして、ソフトだけならまだしも、追加でギガバイトクラスのパッチを配信する例も珍しくない。
こうなってくると、従量制ではギガパッチ自体が非常に大きな存在となってくる。
下手をすれば、ゲームを始めたはいいが、後にギガパッチが必要になって
その時に従量制で速度規制になっていた場合に、何十時間もパッチを落とすだけでかかるとか
ゲーマーにとっては苦行でしかないことも起こりうる。
実際に、従量制が採用されるかは現時点では当然断言できないが、ネットの通信量は
今後増えていくのは間違いなく、何か革新的な技術が出ない限りは、その解決も容易に行えるものではないだろう。
もし、この記事通り今後従量制がインターネットにも適用されるようになった場合
ギガパッチ自体を出すことが、ソフトの評判を大きく下げる要因になることは想像に難くない。
どのハードも影響を受ける話ではあるが、こうなってくると小粒で楽しめるタイトルを
気軽に楽しめるスイッチ、その中でゼノブレイド2すら容量を13GBに押さえてくるような任天堂ソフトは
そういった面でユーザーからの支持を受ける可能性がある。HDにインストール不要の
カードリッジ方式もこの場合有利に働く。もし、この従量制が実現してしまった場合
グラフィックが美麗なせいで、容量がバカデカくなってしまったソフトは、批判を受ける可能性もある。
グラフィック至上主義に、もしかしたら一石が投じられるかもしれない。
もちろん、一番いいのは今までの定額制が維持されることだが、それは難しい話だろう。
私としては基本的にGCくらいのグラフィックで十分なんですけどね
追加パッチもさすがに100Gパッチとかは無理ですね
私の家では一週間かかるのでは…
自分もまずはゲームの面白さを優先する派なので、グラフィックは二の次ですね。
もっとも、グラフィック至上主義が主流であれば、懐ゲーが売れるはずがないので
やはり、こういう考え方のゲーマーも多いのではないかと。
今のギガパッチはほんと、馬鹿でかいのも多いですからね。
海外ではどういう事情かわかりませんが、洋ゲーのAAAタイトルなんかは考えてほしいものです。