毎週更新の週販記事。メディアクリエイトが情報を公開しなくなったため
新たにファミ通のデータを使っての更新となる。
ファミ通はまず水曜日の22時に、TOP10とハードの販売台数を速報として
発表し、次の日の木曜日にTOP30のソフトランキングを公開している。
今はコロナの影響で金曜日更新となっている。
いよいよ、先週のランキングはスイッチの最後の週(実際にソフトはまだまだ出るので最後ではないが)の
ランキングとなり、これからは徐々にスイッチ2に移行していくということになる。
昨日の速報では、エルデンリング ナイトレインのPS5版が1位となり、マルチ合算で5.1万本ということで
流石にスイッチ最後の週は、PS5ソフトが一位とはなったが、それでもその売上の少なさは微妙である。
スイッチが移行期間で、ソフトも絞られる状況の中ぐらいは、PS5が本来であれば主役になるべきだろうが
既に国内一強となってしまったスイッチの前には、PS5はこれぐらいの反撃をするのがやっとというのもあるだろう。
来週からは、スイッチ2ソフトが大量に入ってくる(なにせロンチだけで21本。パッケージ発売はおそらく14本)ので
ランキングはそれらのソフトに乗っ取られる状況となるのは間違いないので。
先週の結果は、新作ソフトの消化率を見るぐらいが見どころかと思うが、見出しの後で結果を確認していきたいと思う。
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【ファミ通】2025年05月26日~2025年06月01日のソフトランキングTOP30
本日ファミ通で更新された、先週のソフトランキングTOP30は以下となる。
なお、ファミ通はURLを同じもので更新するため、3週ほどするとこのランキングは参照できなくなる。
出典:ゲームソフト販売本数ランキング 集計期間:2025年05月26日~2025年06月01日
まずは恒例の消化率から。
1位と3位になったエルデンリング ナイトレインはいずれも80~100%。
この消化率は一般的には、店頭で品切れしていて買えないことがある消化率。
出荷本数が需要より少なかった可能性はあり、もう少し多く出荷していれば売上が
上がっていた可能性があるが、小売もPS系のソフトの売れなさを知っているので
そこまでリスクを取れなかったという可能性はある。
そうだった場合は、エルデンリングというヒットタイトルの名前を冠したタイトルですら
そういう扱い(宮崎氏は関わってないようだが…)というのがまた哀しいかなといったところではある。
8位に入った乙女ゲー・BYAKKO ~四神部隊炎恋記~は60~80%で乙女ゲーの平均と言ったところ。
11位以下の新作は結構ランクインしており、まず13位にランクインしたものとして
スチーム・ハーツ & アドヴァンスト ヴァリアブル・ジオ サターントリビュートを確認。
消化率は60~80%というところで投げ売りがもしかしたら一部で発生する可能性はあるかもしれない。
セガサターンの時に発売されたタイトルのリマスター的タイトルで、相変わらず
シティコネクションが選ぶタイトルの謎さ加減を感じるタイトルであったので
個人的に、これだけ売れているのは結構驚いた次第。
ヴァリアブル・ジオは当時実機で持っていたが、格ゲーというジャンルで見れば
お世辞にも出来が良いとは言えないタイトルなので…。
スチームハーツは未プレイなので何とも言えないが、どちらがユーザーの琴線に触れたのかは若干気になるところではある。
14位には、シリーズ完結となる3が発売されたことで、歴代シリーズの詰め合わせとして発売となった
CC2の戦場のフーガ1・2・3トリロジーボックスがランクイン。
またそれぞれのソフトは単品でもパッケージ版が同日発売となっていて
3が19位、1が29位にそれぞれランクインとなっている。2はランク圏外。
ただ、3単品以外消化率はかなり厳しい状況(2はランクインすらしていないので緑だろう…)で
こちらは3単品以外は、ほぼ確実に投げ売りが発生しそうである。
元々CC2が若手に開発経験を積ませるためという位置づけで開発された
インディーズ規模のタイトルとなっているが、3まで出ているということは
売上はともかく、一定のユーザーはついていたのだろうと思われる(シリーズ累計50万本とか?)
それでも、パッケージ版をこのタイミングで出して結果はあまり宜しく無いのは当然かとも思う。
20位にはコンパイルハートが初となる死にゲーTPSとして発売したタイトル
スカーレットサルベーションがランクインしていて、消化率は60~80%となっている。
こんな時期でもなければランクインもしないだろうが、消化率から見る限り一定の結果は残しているのかもしれない。
21位には、まさかの26年ぶりの新作というSONIC WINGS REUNIONがランクイン。
ただ、消化率は緑でこちらも結構厳しい結果と言えるのだろう。
元々はビデオシステムがアーケード向けに発売していたタイトルで、2と3はNEOGEOで稼働していたことと
ボムがまさかの敵を止めるという現役アイドルパイロットという異色のキャラである
真尾まおといった名物(もはや看板)キャラクターもいて、未だそのキャラが前面に押し出されるのは
ランキングの話とは別に、令和の今の時代ですごいなと思ったのは個人的な感想である。
PS5ソフトの中で、数少ない継続的に売れていそうなソフトが突発的にランクインしている。
2が今月末に出る予定のデス・ストランディングは理由が、若干あるとして
その他のアストロボットやグランツーリスモ7がランクインしているのはアマゾンなどで値引き販売があったからだろうか。
スイッチ2が発売される前週ということもあるだろうが、こういう時に任天堂のように
長期的に売れるタイトルがほとんど無いことは、当然ながらマイナスでしかない。
新作のランクインが多く見どころのあるランキングとはなったが、やはり数字自体は寂しげ。
いよいよ、来週からはスイッチ2のソフトがランクインしてくるわけで、まずは大注目が
マリオカートワールドがいったいどれくらい売り上げるかということ。
他のソフトの結果も含め、来週は個人的な更新が忙しいランキングとなりそうだ。