毎週更新の週販記事。メディアクリエイトが情報を公開しなくなったため
新たにファミ通のデータを使っての更新となる。
ファミ通はまず水曜日の22時に、TOP10とハードの販売台数を速報として
発表し、次の日の木曜日にTOP30のソフトランキングを公開している。
今はコロナの影響で金曜日更新となっている。
昨日のTOP30では、鬼滅の刃のスイッチ版が後発マルチでありながら
先行して発売されたPS4版の初週の売上に迫るほどの勢いで売れて1位を獲得していた。
後発マルチでそこまで評判が芳しくないことが、既に知れ渡っているゲームにも関わらず
これだけ売れたということは、同発で発売していればもっと売れていた可能性が高かったというのは間違いないだろう。
マリオストライカーズは3.2万本程度と、マリオシリーズとしては寂しい数字の立ち上がり。
ただ、元々シリーズ的に大きく売れるタイトルではないので、消化率を見て判断をしたいと思う。
TOP11以降には、おそらくクアリーもランクインしていると思われるが結果はどうなっただろうか?
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【ファミ通】2022年6月6日~2022年6月12日のソフトランキングTOP30
本日ファミ通で更新された、先週のソフトランキングTOP30は以下となる。
なお、ファミ通はURLを同じもので更新するため、3週ほどするとこのランキングは参照できなくなる。
出典:ゲームソフト販売本数ランキング 集計期間:2022年6月6日~2022年6月12日
まずは消化率。鬼滅・マリオストライカーズともに、消化率は抑えめ。
鬼滅はこの感じだと20万本近く出荷していると思われる状況になっている。
マリオストライカーズは10万本ぐらいだろうが、やはりゲームタイトル的に
出荷は抑えられているというのがわかる結果にはなっている。
鬼滅はこの後初回出荷分を果たして売り切れるかといったところだが…。
小売では若干投げ売られる可能性があるような推移ではないだろうか。
11位以下を見ると、まずはやはりというか、Take2のクアリーがPS4・PS5版両方がランクインしている。
とはいっても、本数はかなり寂しいという所と、消化率を見る限り、PS5版の出荷はそんなに多くないということで
小売・メーカーともにPS5はまだまだという判断を下しているのは間違いない状況である。
また乙女ゲーのKLAP!!が19位に入っており、クアリーPS4版より一つ順位が上なのがまた面白い。
消化率はいつもの乙女ゲーといったところで、市場が完全にできあがっている。
同じ女性向けの刀剣乱舞無双が、密かにランクギリギリのところに入ってくることが時折あり
いつの間にやらパッケージだけで売上が14万本まで到達している。
初週は10万本くらいだったはずなので、そこからまたジワ売れで数字を伸ばしているということになる。
決してパイが大きい市場ではないが、やはり堅実な売れ方を見せる市場であり
この市場で安定した売上を出せている、アイディアファクトリー(オトメイト)は完全に勝ち組だろう。
五等分の花嫁は、2機種ともにTOP30圏内に踏みとどまったが来週にはランク圏外だろう。
しかし現時点で、その売上の差は2.5倍近くに広がっており、この手のゲームもこれだけ
差がつくようになったのだなと、色々と思うことがある。
またパワプロもついにPS4版がランク圏外に。
スイッチ版が20万本にランクインしている間に到達できそうなところを見ると
このタイトルも完全にスイッチに軸足が移ったのだなといろいろと感慨深い。