以前のタイトルと同じように、本日ゲリラ的にニンテンドーe-shopで配信が開始された
彩京のSTGであるゼロガンナー2。
出典：https://ec.nintendo.com/JP/ja/titles/70010000004289
開発自体は、昨年のTGSが終わった後から、ゼロディブ社長ブログで
発売を告知しており、その時は近日中という記載だけがあったことから
すぐに出ると思われたが、実際は近日中は4ヶ月ほど経ったあとのことだったようだ。
ファンとしては多少やきもきさせられたが、ゲリラ的な配信で
無事発売されて、心待ちにしていたユーザーとしては一安心といったところだろうか。
近日中がかなり遅れてしまったゼロガンナー2だが、どうやら止むに止まれぬ事情があったようだ。
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発売から数十年。資料が殆どなく、ほぼイチから作り直したとのこと。
今回のゼロガンナー2のゲリラ配信と、開発秘話について
ゼロディブの社長ブログが、久々に更新された上でその中身について語っている。
ゼロディブの社長によると、今回の移植に当たって、殆ど資料が無く
流用できるデータを使った以外は、ほぼイチから作り直していることが明らかにされた。
そして、そして・・・１月１８日、本日ですが、
「ZERO GUNNER 2-」を配信させていただきます！こちらのタイトルですがね、
「２」の後ろに「―（マイナス）」をつけさせていただいております。その理由なんですが・・・
これも開発裏話になるんですがね・・・
とにかく、「ZERO GUNNER 2」オリジナルは本当によくできたゲームです。
その名作を今回、NintendoSwitchへ移植することになり、弊社開発陣、非常に頑張ってくれました。
ですが、やはり、オリジナルが出てからすでに数十年・・・
どうしても当時のデータや、資料など見つからないものも多くありました。そこで、開発側としては、いろいろなものを参考に今回のタイトル用に全部作り直すことになりました。
そうなんです・・・
今回の「ZERO GUNNER 2-」完全に一から作り直しております。
（あ、データとか使えそうなものは使っておりますよ。）こういう試みは、昨年出しました「ガンバリッチ」でも実はやっているんですが、さらにコアなファンがいらっしゃる今回の作品、同じタイトルをつける訳にはいかない、さらにはオリジナルに敬意を払う意味でも、「―（マイナス）」をつけさせていただきました。
ですので、オリジナルとの比較をしていただき、ご厳しいご意見もあるかと思いますが・・・ぜひぜひ、今回のNintendo Switchバージョンも楽しんでいただければと思います！
ゼロガンナー2は、当時のデータが殆ど無かったため、ほぼイチから作り直した…
そのために、近日中に配信としながらも、リリースに手間取ったしまった…ということなのだろう。
こういったことを正直に書くことには、個人的には好感が持てるし
マイナスをあえて付けたところに、ゲームへのリスペクトが感じられる。
つまり、今回のゼロガンナー2については完全な移植というわけにはいかなかったということだが
それでも、プレイした人からは概ね好評になっているようだ。
ゼロガンナー2が家庭用で出来るのは、このスイッチ版が出るまでは
ドリームキャストで発売されたものしか無く、そのドリームキャスト版は
現在プレミア価格になっている。それが多少の欠けがあるとはいえ
864円で出来ることは、ユーザーとしてはありがたいし、ゼロディブも
真摯な開発で、できるだけ魅力を損なわないように移植したという開発秘話は素直に評価したい。
ゼロディブは、以前は相当酷いゲーム開発を行っており、その悪名を知るユーザーからは
信頼度は無きに等しい状況であったが、このスイッチで彩京復活をやりだしてからは
その移植作業を評価する向きが高まっている。ゼロディブの開発力が上がったというよりは
ニンテンドースイッチが開発しやすいゲーム機である…というところが真相ではないかとも思うが
いずれにせよ、こうやって信頼を積み重ねたメーカーが、今後のスイッチ市場で成功するための
秘訣ということにもなるのだろう。フライハイワークスが完全な信頼を勝ち取ったように
ゼロディブも、この彩京復活プロジェクトを契機として、いいゲームを作ってくれる
メーカーになってほしいと心から思う。来週にはストライカー1945 IIも配信されるのでこちらも、要注目である。
