【1つの歴史が終わる】Wii本体の修理受付が2020年3月31日到着分を以て終了に！

2006年12月2日に、任天堂の第6世代の据え置きゲームハードとして発売されたWii。

前世代のGC、前々世代のニンテンドウ64がライバルのPSに負け

その雪辱を誓うべく（任天堂的にはそう捉えては居ないだろうが）リリースされた

ハードであり、当時の岩田社長によりコアなユーザーに寄りすぎたゲーム業界において

ゲーム人口の拡大を目指すべく開発・発売されたハードであり、コントローラーデバイスに

直感的な操作を行うことが出来るWiiリモコン、組み合わせることにより快適な

操作性を実現できるWiiヌンチャク、そして後に拡張機能となるモーションプラスなどの展開。

またソフトも、直感的にプレイできるWii SportsやWii Fitなどのそれまでには

無かった新たなタイプのゲームを任天堂自身がリリースし、同時期の携帯機である

ニンテンドーDSとともに、世界中で爆発的なヒットを飛ばすこととなった。

岩田社長の目論見は見事に受け入れられ、Wiiは今までの任天堂の歴代ハードの中で

最高の全世界1億台以上を販売しているハードとなっている。

同じく1億5千万台以上を売ったDSと合わせて、任天堂の絶頂期のハードとなり

任天堂はこの時、会社の歴史史上最大の7万3000円ほどの株価をつけている。（2007年11月）

岩田社長が掲げたゲーム人口の拡大は、このWiiとDSで客観的に見れば十分に成し遂げられたと

言って問題はなく、この頃にゲーム人口を拡大したことによって今もCSゲーム業界が続いている原動力の一つになっている。

そのWiiは次世代機のWii Uが2012年に発売されるまで、他2社に比べて

SD機というスペック的には劣るものであったが、任天堂のソフト力と

他のゲームハードでは体験できないタイトルを多く発売したことから独自の路線でも十分に勝負になった。

そんな任天堂の一時代を築いたWiiだが、生産はWii Uが発売してから一年後の2013年に終了。

そして、このブログでも当時記事にしたがWiiのオンラインショッピングの新規購入も

既に去年の1月の段階で終了しており、今はDL専用ソフトを新規で購入することはできなくなっている。

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仕方ないこととはいえ、一時代を築いたWiiのメーカーサービスはどんどん縮小となっていた。

かつてWiiも楽しんだ世代としては複雑な心境であったが、発売から14年目となる今年

ついにその本体の修理受付も終了することが、任天堂より公式で発表された。

Wii本体の修理受付が2020年3月31日到着分を以て終了に！

任天堂の一時代を築いたWiiもついに、サービスとして完全終了…

という公式の発表が本日行われた。2019年の年度末…2020年3月31日までに

任天堂に到着した分を以て、Wiiの修理受付が完全終了することが告知されている。

平素は、弊社製品をご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。

このたび、2006年12月2日に発売しました「Wii本体」につきまして、修理に必要な部品の確保が困難なため、2020年3月31日（火）の弊社到着分をもちまして修理受付を終了させていただきます。

ご使用中のお客様にはご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解のほど、よろしくお願いいたします。

※
上記の期日前でも、修理に必要な部品の在庫がなくなった場合、修理をお受けできないことがございます。あらかじめご了承ください。

引用元: Wii本体の修理受付終了に関するお知らせ

引用には貼っていないが、周辺機器も部品の在庫がなくなり次第修理受付を終了するとのこと。

仕方ないこととはいえ、ついにWiiもその生涯を終えるのだと思うと寂しい気持ちがある。

部品がそのうち調達できなくなるのは、どの機械でも同じなので致し方ないが。

もっとも、WiiはWii Uとの互換があるので、まだしばらくは問題ないだろう。

一つ問題があるとすれば、Wiiが互換できていたGCが、いよいよ遊ぶ手段が厳しくなってくるということ。

今GCもWiiも安価で買うことは可能だが、将来を見越してGC本体などは調達しておくのがゲーム好きには最適解かもしれない。

岩田社長主導で任天堂復活の代表機となったWii。

岩田社長の大きな仕事が一つ終わることについて

今まで本当にお疲れ様…といいたい。

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