岐阜にあるゲームディベロッパーである日本一ソフトウェア


日本一ソフトウェアロゴ


日本のサードの中では、大手未満中堅以上と言った位置に存在する

ディベロッパーで、新規IPをかなり開発するメーカーである。


スイッチが発売するまでは、主にPSで作品をメインに展開してきた

会社であるが、スイッチのロンチに日本一ソフトウェアの

看板タイトルの現時点での最新作である

魔界戦記ディスガイア5を最後発マルチの

完全版仕様として発売し、特に海外で大きな反響を得るに至った。

その結果、最終的な売上は最後発マルチであるにも関わらず

一番売上を伸ばすこととなった。



この結果に日本一ソフトウェアとしても、満足したのか

日本一ソフトウェアの動向が明らかに変わった。

特に今年は、従来どおりにPSにソフトを出しながらも

スイッチにも同発マルチを行い、過去のソフトをスイッチに

どんどん移植するといった展開や、挙げ句のはてには

ファルコムのゲームであるイース8をスイッチ版の開発を行う

ディベロッパー兼パブリッシャーとして発売することも

日本一ソフトウェア側から、ファルコムに働きかけて実現している。



そんな日本一ソフトウェアの現時点での最新作は

先月末にPS4とスイッチのマルチで発売された

嘘つき姫と盲目王子である。



週販的には、そこまで大きく売れたタイトルではないが

値段が高いということを考慮しなければ、なかなか良いゲームであると好評を得ている。

この嘘つき姫と盲目王子の売上について、あの経済研究所がレポートを簡単に書いており

どうやら、若干数ではあるがスイッチ版のほうが売れている感触を会社側は抱いているようだ。


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エース経済研究所・安田氏「『嘘つき姫と盲目王子』は既にDL含むと3万本以上の売上。会社としてはスイッチ版のほうが若干売れているとの感触」

今回の報告は、日本一ソフトウェアが自社で行ったわけではなく

投資関連のレポートを定期的に発行しているエース経済研究所である。

ゲーム関連の記事を書く、安田氏が在籍する会社である。


そのエース経済研究所が、投資家向けに発行しているレポートの中で

日本一ソフトウェアを注目銘柄として挙げており

その中で、嘘つき姫と盲目王子の売上について、簡単に触れている箇所が確認できる。


出典:http://www.ace-sec.co.jp/daily/report.pdf


特に機種の指定はないので、この書き方だとマルチ合算での販売数が

DL含んで3万ということだろう。ランキングには発売週のみランクインしており

その時は、PS4とスイッチのマルチ合算で大体1万2千本程度だったので

DL版がかなり売れているということにはなるのだろう。

パッケージ版の数は殆ど同等だったが、実はスイッチ版のほうが出荷が少なかったようで

大手の家電量販店などでは品切れがところどころで確認されていたようで

出荷さえ同等であれば、スイッチ版がPS4版より更に売れていたということにもなるのだろう。

全体的な比較では、スイッチ版のほうが若干反応が良いという発言があるが

スイッチは各サードが証言しているように、リピートが小売から

多くかけられている現象もあるので、品切れの分も相まって、最終的には

スイッチ版のほうが結構多く売り上げることにもなりそうだ。

その具体的な数字は、一般に出ることは無いが、当然日本一ソフトウェアとしては

把握しているので、今後この結果などで、ますますスイッチへの注力も強くなる可能性が高い。

国内の普及台数には、まだ200万台ほどの差があるPS4とスイッチだが

既に市場は、スイッチのほうが売れるゲーム市場に染まりつつある。

発売から1年半も経たずにこんな状況が訪れるとは、発売前は誰も予想が出来なかったであろう。


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