…こいつぁ驚いた…(誰かのセリフ
1997年に、当時ときメモが切り開いた美少女系SLGの中で、パラメーター管理などのゲームというよりは
一枚絵とノベルを読ませる作品を主流にするきっかけの一つとなった伝説的作品である
ToHeart(通称:東鳩)のリメイクが、今現在作られ6月26日に発売することが
発表されておりましたが、そのPVが上記動画ということになります。
元々はアダルトゲームで、当時のLeafが出していたゲームでしたが、PSに全年齢版として
移植されたことで、より人気に火がついたといったところで、当時は上記スラングの
東鳩という表現が、特に2ちゃん界隈でよく見た記憶があります。
人気キャラであるマルチのAA(アスキーアート)を結構いろんな板で目にしましたね。
オリジナルも、PS版も当時はサウンドノベルといった趣で一枚絵を要所要所で変化させる
手法を取っていた本作ですが、このリメイクは完全に3DCGアニメーションと言った表現になっています。
需要がどうなるかは別として、正直、ここまで力を入れて開発費は大丈夫なのか…と良い意味でアクアプラスが心配になるタイトル。
理由としては、このタイトルはスイッチとSteamで発売(まさかのPS発売なし)となっていますが
DL版での販売価格は、2800円。そしてスイッチのみにあるパッケージ版は通常版では3980円。
そして、今までBlu-ray化されていないオリジナルアニメの全13話を2枚で収録したものがセットで付く
プレミアムエディションですら、税込みで10700円と、昨今のアニメ円盤の収録話数と
価格の比率を知っている人からすれば、まさに破格というレベル(ただし相当コアなファン向け)での販売というのがあります。
かつて、ゲハではネタ的にPSに最後まで忠誠を誓っていたゲーム会社として、その他の同系列に挙げられる
メーカーがスイッチ発売以降、スイッチに続々移動していくのを横目に、最後までPS至上主義を掲げたアクアプラスが
この手のタイトルでPS未選定で、CSではスイッチオンリーになっているタイトルに
ここまで力を入れてくるとは、数年前では予想だにしなかったことですね。
(なにせアクアプラスがスイッチに出したゲームの最初は、うたわれるもののドカポンコラボだったので…)
アクアプラスは、2023年にCRESTに子会社化され、その際にCRESTの代表取締役である
三上政高氏がアクアプラスの代表取締役にも就任していますが、そこからだいぶ方針が変わったようにも見えますね。
ボイスについてもオリジナルと新録の両方が選べるとのことで、コアなファンを狙っているでしょうが
開発費もかかっていることが示唆されている本作、果たして結果はどうなるでしょうか。
ToHeart も ときメモ もPSと非常に縁の深いタイトルなのに(前者は元々PS向けに企画されたそうですし、後者はPSで大メジャータイトルになりました)、家庭用はスイッチオンリーという方針が、如実に今のゲーム事情を反映してると思います。
ちなみに今回の発売に合わせて
https://www.youtube.com/watch?v=EBrjSgCAKA0
というイベントが開かれたのですが、当時ラジオをやっていた声優さんは当然として、なかなか大胆なゲストの顔ぶれには少し驚きました(何が大胆かはご想像にお任せしますが。ゲストの名前は、ご家族の前でくれぐれも動画検索されませんように←)。 35分00秒あたりから、ゲストのお一人が、当時自分がはまっていたキャラの特長を完全にシンクロするかのように的確に発言してくれたことに、個人的にちょっと感動しました。