元カプコンの主要スタッフが多く在籍するディベロッパーで

最近はテンセントとの資本提携なども発表し、ホットな話題がここのところ付きない

国内の有力ディベロッパーの一つであるプラチナゲームズ


【大きな動き】プラチナゲームズがテンセントと資本提携することを発表!


1年に大体1~2タイトルのゲームを様々なプラットフォームにリリースしており

特にアクションゲームの評価が非常に高いディベロッパーで、海外でも大きく評価されている。

特に代表作で、現在はスイッチ独占で開発が進められているベヨネッタ3

最近同じく任天堂パブリッシャーでスイッチ独占で発売されたアストラルチェイン

昨年の第3四半期までで、全世界ミリオンセラーを達成するなど好評である。



そんなプラチナゲームズは、今年の年明け早々、大きな発表がいくつかある…

といった発言を、社長が行っていることを当ブログでは記事にした。


【ニンダイフラグ?】プラチナゲームズ「新年早々幾つかのビッグニュースをお届けできることと思います」


大手のゲームメディアのゲーム会社の主要人物に聞く

年頭所感において、プラチナゲームズの佐藤社長がこう発言していた。

そのビッグニュースの一つが、先に述べたテンセントとの資本提携なのかな…と

思っていたが、どうやらこれからビッグニュースはいくつか明かされていくようだ。

その一つである、Wii Uで発売されたとあるタイトルのリマスター版の制作が正式に決定したとのこと!


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『The Wonderful 101: Remastered』がキックスターターで目標に到達しSwitch・PS4・PCのマルチで発売することが決定!

プラチナゲームズの最近の大きな仕事は、先にも述べたように

昨年の8月に発売された、任天堂パブリッシャーで発売された完全新規IPタイトルであった

アストラルチェインである。先にも述べたようにこのソフトは既に全世界でミリオンセラーとなっている。

任天堂とプラチナゲームズの関係は良好で、今現在制作が進められているベヨネッタ3も

元は初代がセガで発売されたあと、2は任天堂がお金を出すことによってWii U独占発売になったという前歴がある。


そんな任天堂がプラチナゲームズ制作のタイトルとして独占したタイトルが

Wii Uで発売されたThe Wonderful 101である。



プラチナゲームズで特にアクが強い人物とされる、神谷英樹氏がメインで関わったタイトルであり

様々な要素をこれでもか!と詰め込んだゲーム内容は、アクが強いながらも熱狂的な

固定ファンを生み出しているタイトルであり、全体的な評価は割と分かれるタイトルではあるものの

好きな人は好き、というスタンスを地で行くタイトルとなっている。


残念ながら、売れ行き的にはその癖のあるゲームデザインと

そして何より、普及があまり進まなかったWii Uでの発売ということで

あまり振るわずに終了したのだが、このタイトルについては神谷氏も

相当強い思い入れがあるようで、事あるごとにこのタイトルが

再度作られるようなことを匂わせる言動が、ちょくちょくプラチナゲームズ、あるいは

海外のゲームメディアなどから出てきていた。最近も意味深な以下のツイートを行っていた。



右側に置かれたスイッチ。そして、後ろのパソコンモニターの1:01の時間表示。

そして極めつけは、日付が10月1日になっているということで、どう考えても

The Wonderful 101を匂わせていた状況であった。そしてその答え合わせが以下の引用である。

 すでにお伝えしているとおり,プラチナゲームズは本日(2020年2月4日)より,Kickstarterを通じて「The Wonderful 101」のリマスタープロジェクトを開始している。目標金額は542万5000円に設定されていたが,わずか数時間で,その15倍以上となる9000万円を到達し,今もなおカウンターは勢いよく回り続けている。

 「The Wonderful 101」は,任天堂が2013年8月にWii U向けに発売したアクションゲームで,宇宙より襲来した侵略者から地球を守るべく立ち上がった,100人のヒーローからなる特務戦闘兵団,「ワンダフル・ワンダブルオー」の戦いが描かれる。

 今回のKickstarterプロジェクトでは,Nintendo Switch版の制作をスタートラインとし,2750万円でSteam,5500万円でPlayStation 4向けにもリリースすることがストレッチゴールとして明示されていたが,そのラインはすでに超えており,新要素となる「Time Attack」(1億1000万円)や2D横スクロールアドベンチャー「Luka’s First Mission」(1億6500万円)の実現も十分に考えられるところまで来ている。なお,バッカーに向けた最短の発送日は2020年4月とのこと。

 クラウドファンディングは2020年3月7日まで実施される予定だ。日本語で作られた専用のプロジェクトページも用意されているので,興味のある人はチェックしておこう。

キックスターターへの導線となっている日本語での出資概要ページはこちら


というわけで、ユーザーからの出資を募るクラウンドファンディングで既に

設定された5つのストレッチゴールのうち、3段階目までの出資が集まり

スイッチ・PS4・PCでこのThe Wonderful 101: Remastered

制作されリリースされることが決定となったということ!


先にも述べた通り、このタイトルは任天堂がWii Uでパブリッシャーとなり

独占ソフトとして発売されたソフトである。他のメーカーならともかく

ファーストである任天堂から発売されたタイトルが、他のプラットフォームで

マルチで出ること自体が超異例とも言えるが、その販売方法については任天堂の許諾を

きちんと得て行っていることが、他のメディアの関係者インタビューで明らかになっている(当たり前の話ではあるが)

ーー今日は「重大発表」があると伺ったのですが……。

稲葉敦志氏(以下、敬称略)2013年にWii Uで私と神谷がプロデュースした『The Wonderful 101』というタイトルを任天堂さんからリリースしました。かなり多くの要素を盛り込んだ斬新なタイトルだったんですが、皆さんもご存知の通り、正直なところセールスは伸び悩んで悔いが残っていて、なんとか新しいプラットフォームでもう一度この作品を世に出せないかと考えていました。とはいえ、『The Wonderful 101』は任天堂さんがパブリッシングしているタイトルなので、言わずもがな任天堂以外のプラットフォームで出すことは難しいと思っていたんです。

でも、私と神谷が、世界各地のイベントで「『The Wonderful 101』出したい!」と何年も言い続けたのが実ったのか、任天堂さんから「プラチナゲームズさんがご自身で責任をもってパブリッシングされるのであればいいですよ」という回答をいただきました。任天堂さんのご厚意によって、プラチナゲームズがパブリッシングをすることが許可されたのですが、僕らも自分たちでパブリッシングをしたことはないので、どうやってやろうかな……ということを考えていたんです。色々と選択肢があるなかで検討を重ね、今回はクラウドファンディングでリリースを目指すのが一番いいんじゃないかという結論になりました。先ほど発表したKickstarterで『The Wonderful 101: Remastered』キャンペーンをやって、ストレッチゴールを達成すれば他のプラットフォームでのリリースを行うことも任天堂さんにご了承いただきました。任天堂パブリッシングの『The Wonderful 101』がPS4やSteamでリリースできる……かはユーザーの皆さんのご支援にかかっています。

神谷英樹氏(以下、敬称略)実現したら異例中の異例ですね。『The Wonderful 101: Remastered』のクラウドファンディングが成功すればですが、他のプラットフォームでの展開もできるので、ゲーム史上稀なことが起こると思いますね。

中略
ーー今後、他のタイトルでも同じ動きがあるのでしょうか?

神谷よく誤解されるのですが、プラチナゲームズはパブリッシャーさんから資金を得て世界観やキャラクターを作ってゲームを開発しているので、販売に関する権利は僕らにない場合が多いんです。『ベヨネッタ』も非常に評価をいただいてうれしいのですが、パブリッシングする権利はセガさんにありますから、我々ができることはそれほどありません。なので『The Wonderful 101: Remastered』は本当に異例で、だからこそユーザーさんの協力を得て実現させようと思いました。

ーー任天堂さんとの交渉も異例のことで大変だったのでは?

稲葉いろいろな事情を加味した上で、最終的に許諾してくれた任天堂さんの懐の広さには感謝しています。プラチナゲームズがずっと任天堂さんとお付き合いして関係値が深かったからというのも大きいです。任天堂さんも超異例だと思いますが、ゲーム業界全体でも超異例だと思いますね。

神谷ストレッチゴール達成できたら、プレイステーションや他のハードで『The Wonderful 101: Remastered』を起動できるわけですし、タイトル画面に任天堂のマークが表示されますからね。僕的にゲーム業界の2大偉業になると思いますね(笑)。

任天堂からの条件で、プラチナゲームズが自社パブを出来るのであれば

他のプラットフォームにもリリースしていいという正式な許諾が出ているとのこと。

これは確かに神谷氏が言う通り、異例中の異例と言って間違いない。

特にPS4のタイトルに、任天堂のロゴ(あるいは社名だけ?)が出るゲームなど

後にも先にもこのゲームだけになるであろうからだ。

ちなみに、今回はテンセントは関わっていないようで、それがキックスターターを選んだ理由でもあるようだ。


かなり大きなニュースが突如として発表されたが、それとは別に

プラチナゲームズがPlatinum4という謎のサイトをオープンしたようだ。



何かと慌ただしく動き始めたプラチナゲームズ。

そろそろニンテンドーダイレクトが開催されるのも間違いないであろうし

また何か新たなニュース…そう、ベヨネッタ3の発売日など

新たな情報がまもなく展開されていく可能性は十分にあると言えよう。


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